日々是、思ふ 其の玖

「日々是、思ふ」は、オサーンがちょっと時計とは関係ないこと(時には関係あること)、思ったことを綴る時事的コラムです。社会派ハードボイルドとでも言うべきか。100人に1人でも共感してもらえれば本望です。
基本、「オサーンの愚痴の掃き溜め」である。

国際宇宙ステーション 全トイレが機能停止」というニュースを見た。一瞬、笑いそうになるが、笑い事ではない。尿は大切な水分だからだ。特殊な浄化装置を使い、飲料として再生される。地球の近所の宇宙空間には水場はない。

もちろん明日、明後日の飲水が無くなるわけではないだろうが、死活問題には変わりない。

幸いなことに一晩で不具合は解消されたようだが、これは今に起こったことではなく、過去にも数回発生している。今回は「オムツ」を使って1日で難を逃れたが、オムツの数にも限界がある。

どうやら宇宙船のトイレはロシア製アメリカ製のようだ。偏見で申し訳ないが、「それなら仕方ない」と思ってしまった。ここは日本の企業が入るべき所ではないだろうか。

 

それはそうと、尿は飲料になるがウ〇コはどうなるのかが気になる。調べてみると、基本的にトイレに小さな穴のあいた袋をセットし、尿は流れてウ〇コは回収し、アルミのゴミ箱のようなモノに入れる。そのアルミ缶に適量溜まったらゴミとして捨てるそうだ。

彼が持っているのが、「ウ〇コ缶」のようだ。

しかし更に気になる。その「ゴミを捨てる」というのは、どこに捨てるのだろうか?宇宙に投げ捨ては、人間として許せない。宇宙人に迷惑だからだ。

宇宙ステーションには、物資を供給する「プログレス補給船」というのがやって来るらしい。無人貨物輸送宇宙船という。世の中、知らないことだらけだ。その補給船が宇宙ステーションとドッキングし、物資を運び込めば、今度はゴミを補給船へ積込む。このゴミに、あの”ウ〇コ缶“も積み込まれる。蓋の締め方も気になるが、どういう作りなのかも気になる。

これが「プログレス補給船」らしい。

私はこれで、「ゴミを地球に持ち帰るんだ」と安心した。遠足で出たゴミは持ち帰る、キャンプで出たゴミは持ち帰る。基本中の基本であり、マナーであり、当然だ。特に日本人は、スポーツの国際大会で終了後にスタジアムの清掃をするぐらい、ゴミにはデリケートだ。

しかし驚いた。何と、このゴミを積んだ補給船は”船ごと捨ててしまう“という。許せない!宇宙にポイ捨ては、宇宙人に大迷惑だ。そう思ったのだが、どうやら地球に目掛けて捨てているという。それはそれで困る。空からウ〇コが降ってくる。天気予報も

晴れ時々くもり、ところによりウ〇コ

とか、逃げ場のない状況に外も出れない。

しかしそうなったことは一度もない。なぜだ?その答えは「大気圏」にあった。宇宙から地球に入る際、大気圏で大きな摩擦が起こる。この時に「補給船」もろともゴミは燃えつきるという。行きは燃えないのに帰りは燃えるというのは納得いかないが、そうらしい。

でもね、そんなこと言っても真実は隠されているのではないか?と疑ってしまう。本当だろうか?

昔から地球には隕石が落ちてきている。その隕石、燃え尽きなかったゴミなのではないか?紙類は燃えるだろうが、金属類は残ることも考えられる。怪しい。

 

俺のメテオライトウ〇コ缶かもしれない。

そしてこのメテオライトを見るたびに、ウ〇コ缶を持ったあのオヤジが脳裏をかすめる。