日々是、思ふ 其の壱

日々是、思ふ」は、オサーンがちょっと時計とは関係ないこと(時には関係あること)、思ったことを綴る時事的コラムです。社会派の一面を持つオサーンが関西代表としての発言をします。100人に1人でも共感してもらえれば本望です。
基本、「オサーンの愚痴の掃き溜め」である。

東京オリンピックでマラソンの開催を北海道で行うことの議論が話題になっている。正直言って、”東京“と銘打っている時点で、選手も想定しているはずであり、東京でするのが筋かと個人的には思うのだが、あのムキになっている都知事もみっともない。恐らく、利害関係が相当あるのでしょう。まぁそれは専門家に任せよう。

しかし競技について言いたいことがある。それはマイナー競技である「近代五種」という名のモノ。これは名前の通り「馬術」「ランニング」「フェンシング」「水泳」「射的」5種目を1人で行いタイムや勝敗を元に順位を決める”複合競技”である。

何で馬乗って鉄砲撃って泳いで走って突っ突き合うのか?もちろんテレビ中継なんかもない。言ってしまえば、人気がない。これこそ、改革する必要がある。

そもそも近代五種の歴史とは何か。

19世紀、ナポレオン時代のフランスで、敵陣を突っ切って自軍まで戦果を報告することを命令されたフランスの騎兵将校が、馬で敵陣に乗り込み(馬術)、途中の敵を銃と剣で討ち倒し(射撃・フェンシング)、川を泳いで渡り(水泳)、丘を越えて走りぬけた(ランニング / クロスカントリー)、という故事を元に、近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵が古代ギリシアで行われていた古代五種(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)になぞらえた近代五種として競技化を提案したのが始まりと言われる。1912年の第5回ストックホルムオリンピックにおいて種目に採用された。

Wikipediaより引用

とある。しかし今回の東京オリンピックでは正式種目であるが、練習環境が多岐に渡り整わないために競技人口が少なく、削減競技候補に何度もあげられているそうだ。これはオサーンがメスを入れるしかない。

調べてみると、近代五種のメダリストはほとんどがヨーロッパ人で占められている。これではアジアや南北アメリカでは人気が出るはずがない。人気を得るには、「地元密着型」が大きなポイントとなるに違いない。なので、5種のうち4種をランダムで選択し、残り1種は開催国が決めれるというのはどうか。馬術射的など、日本人は苦手である。

もともとつくられた経緯が、フランスの騎兵将校云々となっおり伝統があれば何でもいいのか。ならば、炊き立てのもち米を一人で餅つきして焼いて完食する速さを競う、とかでもいいのではないか。日本のモチを世界に普及するのに一役買える。

東京オリンピックでは、「馬術」「ランニング」「フェンシング」「水泳」「モチ」で競ってもらいたい。