真面目にこれからの日本と世界の動きを考える

楽観視して書くわけではないですが、日本という国が今後向き合うであろう課題のようなことを考えてみた。もちろんこのシナリオ通りに行くとは思わないが、私はそれなりに「無きにしも非ず」と思っている。

世界が疲弊している2020年、これからの世界はどのようになっていくのかが色々なところで騒がれだしています。それは、新型コロナウイルスの終息が少しずつ近づいているからだと思いたい。恐らくこの新型コロナウイルスの出来事は、大きな歴史の1ページとして刻まれ、それはまるで、『戦前、戦後』と言われているように、『コロナ前、コロナ後』と言われる。今でも時折ニュースでは、『アフターコロナ』なる言葉が飛び交うようになってきた。しかし “コロナ前” のような “元” に戻るとは到底思えない。

これだけ世界的に景気が停滞してしまうと、今度は回復するための競争が世界各国で巻き起こる。それは一足でも二足でも早く戻りたいところ。それに早い段階で気付いていたのは中国だと思う。中国は今回の一件について、少なからず責任を感じているはず(そうであって欲しい)。そしてこれまで輸出で荒稼ぎしていた中国は世界中で感染者が増え続ける限り、これまで通りでは無理だといち早く気付いた。多くの世界からの中国バッシングも考えられるし、後々、経済制裁もありうる。

そこで切り替えた。医療関係の物資を大量生産するようになる。これを今度は世界へ輸出することで悪くなっているイメージを回復する手に出た。しかし中国は失敗した。いや、途中までは良かった。だが、こともあろうか「人間の悪いクセ」が出てしまった。この世界が必要としている医療物資を自国の利益に変えようとしてしまった。もっと言うと、売る国を好き嫌いで選別しようとした。これにより中国は、世界中から不信感を持たれてしまうこととなった。

世界中で新型コロナウイルスと戦っている時に、孤立し始めているのが中国。こうなれば日本にとっては好都合と言えるが、必ずしもそれが全て良い方へ転がるとも思えない。

コロナ前の世界は、実は好景気だった。今だから言うのではなく、本当に景気が良かった。しかしコロナ後の世界ではいままで見ていなかった問題が顔を出してくる。その中でも物流の米国・中国・ロシアなどの大国が絡んだ大問題、”シーレーン”と呼ばれるものではないだろうか。簡単にいうと、「海上交通路」だ。この問題は、小学校時代の同級生が長栄海運(エバーグリーン)という中国の会社で働いているので、以前よりよく聞いた話。

今までヨーロッパからのルートはスエズ運河を通っていた。しかしこのルートは寄港国も多く、ウソではなく本当に海賊が出る。これに対してここ数年で現実味を帯びてきたのが北極海航路だ。経済紙などを読んでおられる方は時々この話題が出てくるので知っている人も多いかと思うが、この北極海航路はメリットが多い。寄港国が少なく海賊はいない。そして何より距離が約8,700キロも短縮される。燃料や時間、運賃、船員手当の節約を考えれば、経済的なメリットは相当なもの。そのうえ、環境汚染の軽減も無視できない。

※産経ニュース

この地図を見てわかると思うが、米国・中国・ロシアの利権問題がかなり出てくることが明白。

さて、その国々の昨今の動きを見てみるとこれまたわかりやすい。米国はグリーンランド(デンマーク領)の購入を模索している。中国とロシアは航路の出口であるウラジオストックの領有権で揉めている。そしてここで重要な場所が実は北海道の釧路であり、中国企業は既に都市買収を進めているということをご存じだろうか。

※「日本から一番近いヨーロッパ」と言われるウラジオストック

不思議に思ったかも知れないが、ウラジオストックが領有権で揉めているのにも訳がある。航路の出口になるのがウラジオストックではなくて、中国沿岸部になれば中国はさらなる国際開発が進む。ということは世界的に見て、領有権争いをしているややこしい場所に海外から開発しようとするのは避けるだろう。中国はしたたかに、固有の領土だと言って得意の領有権を主張し、ウラジオストックを “ややこしい地” に仕向けているという現状である。

日本についてはどうかというと、この北極海航路が現実になると、このシーレーンの『扉』になることが決定する。ということは、このルートに関わる全ての国が日本と仲良くなりたいのは当然。殿様とまではいかないが、日本に対してはどの国もニコニコ外交をしてくる。これをいかに上手く関係性を保つかが日本の発展に大きく繋がる。

逆にいうと、これは大変難しい。米国・中国・ロシアの関係が拗れると、日本がどの国と仲良くするかでその対立先の国との関係が悪くなる。まるで戦国時代の様相と同じ。黒田官兵衛のように、先を素早く見据える “千里眼” が必要とされる。

こう考えると、中国が一番怖い。世界から孤立しつつあるのが顕著だからだ。これまで間覚ましい発展を遂げて経済的な力だけで孤立を感じさせなかった。『コロナ後』の中国がどうなるか・・・中国は日本に急接近することも考えられる。現に、数年前から中国と仲良くしている国って、実は日本ってことも意外と知られていない。中国の一番の仲良しと言っても言い過ぎではない。日本がどう思っているかは別だが。しかしSNSなどで、今回のコロナ関係の原因が中国にあるように仕向ける投稿もチラホラ目にするようになってきた。本当か捏造かはわからないが、今の技術だとナンボでも “でっち上げ” なんてできてしまう。米国のト〇ンプならやりかねないとも思う。そうなれば、ますます中国は日本にスリスルするに違いない。中国にとって日本という国は生命線だと言える。

日本は “アジアのスイス” となって、中立性をいかに保つかが大切になってくる。欧米も結局のところ中国には大企業が進出しているので、関係性は切ることができない。中国が倒れると、その国々にも多大な影響がでるのは明白。しかし中国との “かけひき” をするのに、日本の役割が大きなポイントとなる。この大国達とのバランスを取るのは、相当難しいと思う。しかし上手くすれば日本の得る恩恵は凄まじいものとなる。八方美人は嫌われる。嫌われない八方美人になる必要がある。難しい・・・

※釧路港

では北極海航路で割を食う国はどこか。それは英国。北極海航路が現実になると、英国は東南アジアやオーストラリアがメインとなる。投資の方向も、東南アジアへ大きく傾くと思われる。インドネシア辺りは、日本と同じ『扉』の役目となる。

 

これらはあくまでも予想でしたが、その動きは様々なところで目にする。現実味があるということです。

一つ目は、北極海航路は元々分厚い氷のために、専用の船(耐氷船)や船を通すための船(砕氷船)を使用する必要があり、ロシア政府にそれらの利用料金を支払うというコストがかかりました。しかし地球温暖化の影響で、一般商船が通れるように。その結果、北極海航路のメリットの方が大きいという動き。→MS&AD Insurance Group Holdings, Inc.

 

二つ目は、北極近郊の領有権争いが激化していること。元々こんな地、どこも必要がなかったが、今や上記したように米国はグリーンランドを買おうとしている。目的はそういうことでしょう。→BBC

三つ目は、北極海航路に反対する大企業が手を組みだしていること。北極海航路だとデメリットがあると感じた企業は、『地球環境保護』を盾に “北極海航路反対同盟” を作り出している。例えばナイキ。そして友達の勤務している長栄海運やH&M、Gap,Inc.なども。企業イメージと目に見えないメリットが反対することによってあるのだろう。北極海航路によって躍進する企業があるから、こうした反対が起こるのでしょう。→Arctic Today

 

結論としては、シーレーンの航路となり『扉』となる場所は大きく儲かるんです。日本が上手に舵取りさえすれば・・・どんどん日本への投資が行われると経済が活性化され給料が上がり、ロレックスをドンドン買える好景気へと、、、、ここは、あのいつも険しい表情をしている中国の華春瑩報道官と仲良くセルフィーが撮れる河野大臣が、才能を発揮してくれるだろう。

※河野外相と中国外務省の華春瑩副報道局長

国民皆富豪時代がやってくるぞ! あぁ、いい夢を見た。

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