MING(ミン)ってブランド、オッソロしいほど恰好いい

ここ数年で大注目されている時計ブランドの一つ、MING(ミン)をご存じでしょうか?何となくこのブランド名から想像できるのは、アジア系の人名。そう、この名は世界的フォトグラファーである Ming Thein(ミン・シン)さんが中心となって、2017年に時計愛好家6人で立ち上げたマレーシア発の新興ブランドなのです。といっても、私はMing Theinさんというフォトグラファーのことは、恥ずかしながら存じておりませんでした。

下段中央がミン氏、そして Ming のチームメイト達

 

しかしこのブランドの時計は、その時計を一度目にすると、一目見てMingの時計」とわかるデザインです。流石、ゲージツ家が作り出したブランドだと感心します。しかも「一目見て」と言っても決して奇抜なデザインではなく、シンプルなデザインで、”Mingらしさ” を作り出しているところが凄いんです。

元々このMingの時計は大量生産していないということで、150本限定などの小ロット製造ということもあり、かなり入手が困難だったのですが、一躍世界中から注目を集めたのが、2019年のGPHGです。
ここで Ming 17.06 Copper というモデルが “Horological Revelation” という賞を受賞します。

Ming 17.06 Copper

世界の時計業界が注目するコンテストでの活躍は、否が応でも注目を浴びます。そして2019年にコンセプトウォッチとしてダイバーズモデルを10本ほどリリースしました。それがこちら。

Ming 18.01 ABYSS CONCEPT

もちろんすぐに完売し、人気の高さを感じさせました。そして2020年、そのコンセプトウォッチからとうとう製品化としてラインナップされたのです!もう、これは買うっきゃない!

Ming 18.01 H41

元々注目していたということもあり、時々 Ming のHPをチェックしていたのですが、これってロレックスでいう「タイミング」とはちょっと違う「タイミング」が必要なんです。ほんとうに数が少ないものをタイミングで得るのは、難しいんです。

このモデルは、ケース径40mm・厚12.9mmです。”なんちゃってダイバーズ“ではなく本格ダイバーズウォッチで、3,280ft(約1000m)の防水機能を持っています。最強です。

ムーブメントは、ETAのトップグレードであるETA 2824-2を搭載。このムーブメントにはデイトがあるのですが、そんなの「そんなのイラネー」ってことで、取っ払っています。その潔さも好きです。

で、私も「欲しいなぁ」なんて思っていたのですが、いつの間にやら発売されており、しっかりと機を逃してしまいました・・・
しかし先日、ご購入されたという方をツイッターで発見! 心の中で “500イイネ!“ぐらいのパワーを込め、それをワンクリックに集約して “イイネ!

よくよく考えてみると、いいね!じゃなくて、「いいなぁ!」ですよ。ズルイ、売ってる時に教えてよ!ホント、羨ましい限りです。これは時計好きには、垂涎モンですね。一応、このモデルに関しては限定数などはなさそうですが、製造数は決して多くはないでしょう。私を含めて欲しい人は、次回のリリースを待つしかない。8月から各国へのデリバリーは始まっているようですが、今回のオーダーでは2021年2月以降、順次デリバリーされるということなので、ツイート主のドミノマシンさんに私は注目しています。というより、ストーカー状態になっています(笑)

 

別のモデルになりますが、こちらは125本限定でリリースされた Ming 27.01 です。

Ming 27.01

どうですか?もちろん好みもあるでしょうが、本当に素敵な佇まい。無駄のないクラシカルなデザインでいながら、近未来的でもある。センスの塊のようなデザインです。売れるに決まってますよ、こんなの。

このモデルは、ケース径38mm・厚6.9mmなんです。細腕野郎の私には最適なんです。ムーブメントはETA 7001をベースに視覚的にも美しく仕上げられている手巻きモデルです。

 

ということで、今回は Ming というマレーシア発(製造拠点はスイス)のブランドをご紹介しました。このブランドの良い所は、(私好みの)圧倒的な機能美、そし何より優しい価格です。

ご紹介したダイバーズの Ming 18.01 なんか、40万円ぐらいです。2020年オサーンランキングNo.1 ブランドと言っても過言ではありません。

私も時々チェックしますが、もしどなたか発売している時を見かけたら、「おい、オサーン!今売ってるぞ、急げ!」って声掛けてください。