MING 17.09

とにかく人気が凄い。ブランドHPでの直接販売を実施しているMING(ミン)ですが、受付開始時間にアクセスしても瞬時にして “SOLD OUT” となってしまう状況です。

今回、あらたにリリースした MING 17.09 は、なんせお手頃価格。これまでのモデルは価格レンジが30万円辺りから高いモデルでも100万円強価格と(当然好き嫌いはあるでしょうが)高いデザイン性で、マイクロブランドでありながら一気に大人気ブランドへと駆け上がっています。

様々なタイプのモデルがありますが、一目見て MING とわかるこのデザイン。もう立派に市民権を得たといっても過言ではないでしょう。

こちらのダイバーズモデルMING 18.01 H41は、ツイッターでフォローさせていただいているドミノマシンさん、改めdoMINGmachineさんから画像をお借りしました。日本でも数少ないMINGホルダーの一人で、MINGに関しての情報をたくさん頂いております。にしても、自撮り写真が凄まじいほどプロ級の腕前。

そして今回の MING 17.09 は、価格が何と1,950スイスフラン≒23万円

MING 17.09 ブルーダイヤル

エントリーモデルとしての立ち位置なのでしょうが、MINGの良さを十分味わえること間違いなしです。

MING 17.09 バーガンディーダイヤル

このMING のエントリーモデルは “17.XXシリーズ” としてMINGの顔でもあります。MINGが世に最初に出たのが “17.01” 、2017年に発表されました。

MING 17.01

これはグレード5チタンを使ったケースでダイヤルカラーがブルーアンスラサイト(無煙炭)といわれるグレー各150本限定約10万円弱でリリース。その後、GMT機能付きの “17.03” が、

MING 17.03 GMT

そして2019年には “17.06” がお目見えし、”17.06 Copper” は、この年の GPHG(ジュネーブウォッチグランプリ) ‘Horological Revelation’ 賞を受賞しました。

MING 17.06 Copper

やはりGPHGの結果により世界的な認知度が一気に上昇し、新興ブランドとして猛威を奮うようになります。元々生産数が各モデル少ロットということもあり、どれも入手困難。再生産も基本的に「なし」となっている為、どのモデルもレア度が高いブランドとしても認知されるようになります。

今回リリースされる 17.09 ですが、4月14日各75本ほど「(正規での)MING購入履歴者のみ」の先行予約販売が行われました。当然私は対象外。

そして翌日、各150本限定一般予約販売が行われ、一瞬で売り切れ。ここは私も参加をしたものの、残念な結果に終わりました。これでMING予約販売チャレンジ通算3連敗です。しかし今回はやってくれました。最終チャンスをまたもや翌日16日に開催。その条件が、下の画像の赤で囲った通り「10分間限定予約受付」です。

 

これは「(キャンセルなどの)返金なし」という条件で「約10万円半額)前払い制」となっていますが、この「10分以内の予約は受け付ける」という今まで弾き飛ばされていた者にとっては、願ってもないパターンを取り入れてくれました。これは当然私も参加。しかし訳あって購入に至らず、今は少しグレてます。アメックスでは決済ができませんのでご注意ください。

さて、このモデルについて見ていきたいと思います。

ダイヤルは中央がギョーシェ彫りクルー・ド・パリです。これだけでゾクゾクします。そして外周がブラッシュ仕上げのツーピース構造となっております。

スーパールミノバが発光すると、ダイヤルから針やマーカーが一段と浮かんでいるように見えますね。

ケース幅38mmで、厚さは10mmステンレス製となっています。コストを考えると、中途半端に簡素なムーブメントが見えるシースルーバックにするよりも、シンプルな仕様でいいと思います。

ムーブメントはキャリバー 330.M1セリタSW330-2をベースにシュワルツ・エチエンヌによって時針単独での調整ができるようにモディファイされているようです。

良いですね。落ち着いたカラーのバーガンディーと鮮やかなブルー。どちらも魅力的です。買えなかったのが悔やまれます。

ケース径 38mm
ケース厚 10mm
ラグ幅 43.9mm
ケース素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント Cal.330.M1
パワーリザーブ 42時間
振動数 28,800振動/時
ストラップ ジャン・ルソー製
価格 1950スイスフラン