《ニュース》ロレックス、オメガを詰める

Market Info

海外のニュースサイトに掲載されていた情報です。当のブランドはどう思っているのかわかりませんが、一応ライバル関係と見るロレックスとオメガ。そのロレックスの子会社が、オメガの旗艦ブティックが入るジュネーブのビルを購入したと報じています。

この建物のある場所は、ジュネーブで最も高級なショッピングストリートとして有名な、ローヌ通りに位置しています。オメガの入っている建物は中央付近の赤のマーカー部です。

Google Mapで見てみると、このエリア一帯が、何かいい感じですね。

ジュネーブの土地登記に記載された情報によれば、マルコーニ・インベストメントSAはこの場所を1億2,000万スイスフラン(約200億円)で購入したと報じられています。現時点では、オメガが毎月ロレックス側に支払わなければならない賃料の具体的な金額は不明ですが、専門家はそれが「相当な額」であると述べています。この建物の維持および運営に関しては当然、ロレックスも一定の発言権を持つはずです。様々な条件があると思いますが、内容次第では既存のリース契約を解約することさえできるかもしれません。

この買収は、時計業界のビッグブランド間で行われている、顧客と優れた場所を巡る激しいバトルがあることを表している。時計界最大のコングロマリットであるスウォッチグループはオメガの親会社であると同時に、不動産投資家としても重要な存在です。実際、先月、スウォッチグループはロンドンの高級なニュー・ボンド・ストリートにある建物を9,000万スイスフラン(約150億円)で購入しています。

それにもかかわらず、投資銀行であるモルガン・スタンレーの推定によれば、2022年においてもロレックスは売上高103億ドル(約1兆5,000億円)でスイス最大のブランドとして位置づけられています。カルティエは推定売上高30億ドル(約4,520億円)で2番目に大きなブランドであり、オメガは売上高28億ドル(約4,220億円)で3番目です。これはつまり、ロレックスが多くの資金を持っていることで、何事も優位に進めることができることを意味しています。

具体例を挙げると、つい先日の2023年8月にロレックスは、スイス、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、デンマーク、オーストリアに100以上の店舗を所有する国際的な時計と宝飾品の小売業者であるブヘラー(Bucherer)の買収が合意に達したことを発表しました。ブヘラーは、一部の店舗でロンジン、ティソ、オメガなどのスウォッチグループのブランドも販売しています。したがって、今後さらなる、思わぬ出来事が起こる可能性がありますね。

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