LAURENT FERRIER Grand Sport Tourbillon Ref.LCF041

実は今、「一番欲しいラグジュアリースポーツは?」と聞かれると、真っ先に頭に思い浮かぶのがこの時計、ローラン フェリエトゥールビヨン グランスポーツです。

2020年になり、ステンレスブレスレットモデルが登場しました。前年の2019年に発表されたのは、ブラウンダイアルブラウンラバーストラップモデル。一部、時計界隈で話題となりました。

トゥールビヨン” というだけでお分かりだと思いますが、1,000万円を超えてきます。しかも、その自慢したくなるトゥールビヨンの姿を表から見せずに、シースルーバックから拝めるようになっています。贅沢の極みです。

ところで、ローラン フェリエとは、どんなブランドなのか?

ローラン・フェリエ氏は1946年、スイス・ジュネーブ生まれ。ジュネーブの時計学校を1968年に卒業後、高級時計ブランドのパテック フィリップでムーブメントの設計などに携わりました。2008年、37年間勤めた同社を退社後、自らの名前を冠した時計ブランド「ローラン・フェリエ」を創設。初のコレクションを2010年のバーゼルワールドで発表すると同時に世界中の時計ファンや時計業界から注目を集めました。

Grand Prix d’Horlogerie de Geneve(GPHG)という毎年行われる高級時計のグランプリでも常連として名を連ね、1度だけではなく複数回受賞もしています。

写真の彼がローランフェリエ近〇春奈やKFCオジサンとは違います。この彼が、凄腕なんです。実は彼、元セミプロレーサーでした。子供の頃からレーシングドライバーに憧れ、世界三大レースの一つと言われるル・マン24時間耐久レース7度も出場しています。しかも1977年プロトタイプ2のカテゴリーで優勝、レースドライバー仲間であり実業家のフランソワ・セルヴァナン1979年クレイマー・レーシング・チームポルシェ935T に同乗してレースに参加し、見事3 位に入賞しました。その当時のレース仲間と2009年に設立したのが、ローランフェリエなのです。

そのブランド創業メンバーがともに戦ったル・マン24時間耐久レースへの出場40周年と、ブランド初のトゥールビヨンの誕生10周年を祝して2019年に作られたのが、冒頭で紹介したブラウンラバーストラップモデルであり、そして満を持して2020年にはダークブルーのグラデーションダイアル×ステンレスブレスレットモデルが発表されました。

REF: LCF 041.AC.G1GO(左) / REF: LCF 041.2.AC.C1GO(右)

でもね、「欲しい欲しい」と言ってますが、現実的ではないんです。なぜならトゥールビヨンを搭載しているんですよ。ステンレスケースを採用しているにもかかわらず、価格は約2,000万円です。限定モデルで各12本なんです。無理なんです、夢なんです。(少なくとも僕には・・・)

トゥールビヨンなしバージョンを是非とも作ってもらいたい。200万円ぐらいで・・・

このモデルに限らず、ローランフェリエの時計は凄く洗練されていて好感が持てます。彼が長年勤めていたパテックフィリップも好きです。でも少し捻ってローランフェリエもいいかも知れません。

ケース径 44mm
ケース素材 ステンレススチール
インデックス アプライド
夜光 オレンジのスーパールミノバ
防水性能 10気圧
キャリバー LF 619.01
機能  時、分、スモールセコンド、トゥールビヨン
パワーリザーブ 80時間
巻き上げ方式 手巻き
振動数 2万1600振動/時
石数 23
クロノメーター認定 ブザンソン天文台
限定数 各12本
価格 22,800,000 円(税抜)REF: LCF 041.AC.G1GO