ネットで見つけたレアな時計 Part.4

最近は時計の仕様で大きく価格が変わっていますよね。製造年によって、若干違う書体になったり塗料が変わったり。人気のあるモノには、ディテールを追求する者がおり、その中での違いを見つけ出す。それが付加価値なんですね。

その昔、ロレックスサブマリーナ グリーンベゼル Ref.16610LV が並行店で5つほど横並びで売られていました。持ち金も少ない。この5つの中で下から二番目に安い、傷の少ない個体を買った。本当は、高年式の個体が欲しかった。でも財布との相談で妥協した。時が過ぎ、自分のその時買った個体が「Fat 4 / ビッグスイス」と騒がれ始めた。今では選ばなかった他の個体の価値はどうなったのかは、知る由もない。しかし運よく手にした自分の個体は、少なくとも”アタリ”だっただろうと思っている。これも自己満足の世界である。


オイスタークオーツ Ref.17000 ”OYSERQUARTZ”ダイヤル

ロレックス オイスタークオーツ Ref.17000 レアダイヤル

約25年という長きにわたり製造されていたロレックスクオーツ時計。ロレックスと言えば、古くは”手巻き”、そして現在は”自動巻き”しかない機械式時計ブランドのイメージがあります。しかしながら、かつて日本の時計ブランド「セイコー」が世界の時計業界を揺るがした”クオーツショック”の大きな波を受けて、電池式時計を制作しておりました。しかも約25年間という異例のロングセラーです。実際に売れていたかは不明ですが・・・
そんなオイスタークオーツの初期製造分に、レアなダイヤルが存在するようです。それは、6時位置の上方にプリントされている文字、”OYSTERQUARTZ”ですが、これはレアな表記であり、ほとんどが下の写真のようになっています。
左がレアな表記であるダイヤルで、右が一般的なダイヤルである。レアダイヤルは上2行・下1行であり、一般的なダイヤルは、上3行・下2行である。意外と大きな違いなんですね。しかし価格の方は、それほど上がっていません。と考えたら今がチャンスです。元々それほど人気のモデルではないので、こんなところからロレックスをコレクションしてはどうでしょう?


シードゥエラー Ref.16600 トリチウム夜光

ロレックス シードゥエラー Ref.16600 トリチウム

シードゥエラー3rdモデルとして誕生したのだが、この製造期間中にロレックスでは色々と仕様変更がなされた。最終品番がVシリアルということで、ケースの横穴がなくなっているのが高年式として人気があるのだが、実は途中で使用されている夜光塗料の変更があった。その前期生産分に使われていたのが放射性物質である”トリチウム”である。トリチウムは経年劣化で「焼け」と呼ばれる変色があり、コレクターには人気がある。ここ数年高年式モデル同様、このトリチウムダイヤルも価格が上昇しており、まだ価格が上がりきっていないであろう今が買えるチャンスなのかもしれない。


オメガ スピードマスター “ムーンウォッチ” アラスカプロジェクト

オメガ スピードマスター アラスカプロジェクト

すいません。実はこれがレアな時計なのかは知りません。しかし「限定モデル」ということもあり、あんまり目にしないモデルです。元々オメガ「限定モデル」とばかり作ってますが…
これは1970個制作されたモデルであり、この時計のコンセプトが好きなんです。宇宙で作業するクルーには過酷な条件があり、その条件に耐え得る時計をオメガは開発していました。そんなときに、1970年頃らしいですが、高温・低温に対するテストがアラスカで極秘に行われました。それが’アラスカプロジェクト’と呼ばれる試験でした。その時に作られたプロトタイプを記念して作られたのがこのモデルです。アルミダイキャストを装着したりと、なかなか’いかつい’パーツもセットで面白いです。
これが実際にテストされたプロトタイプの時計です。こういった特定の機能などに特化したモデル、好きです。


自己満足を満たすために、日々、レアな個体を探す。冒頭でも述べたように、昔はレアな個体という概念自体がなかったのかもしれない。今は「これ、レアなんです」と言われる。金額が上乗せ(付加価値)されている反面、ピンポイントでレアな個体を買える。そして資産のある者が買う。運だけの時代が良かったのかなぁ?でもそれだと、ここまでロレックスの人気も上昇しなかったのではないだろうか。