実はあたな(オメガ)の事も好きだったんです

普段はロレックスだ、ランゲだ、パテックだのと騒いでおりますが、実は私、オメガも好きなんです。いや、隠してなんかいるつもりではなかったんですが、あまり登場する機会がないんですよね。

やっぱりロレックス同様、実用時計としては凄く優れているブランドなんです。現代を生き抜くには避けては通れない磁気、機械式時計の大敵である磁気を気にする必要のないコーアクシャル機構というものを取り入れたムーブメントを使ったモデルを最近は多くラインナップしています。しかも、マスターコーアクシャルというものまであります。
コーアクシャル1,000ガウス耐磁性能を持つのに対し、マスターコーアクシャル15,000ガウスもの耐磁性能を誇っています。ロレックス耐磁性能というと、ミルガウスを思い浮かべる方も多いかと思います。そのミルガウスは、名前の通り1,000ガウスという耐磁性能となっているので、コーアクシャルでも十分なのはよくわかると思います。

しかし私をはじめ、高級時計が好きで買う人達は、やはり40代~の人が多いかと思います。もちろん20代、30代の人もいますが、金銭的な問題がそうさせるのが現実ではないでしょうか。
この40代~は、身体が弱ってきます。そうなるとみんなピップエレキバンを使います。しかしよく「水と油」などと性質が合わないことを比喩して言いますが、私から言わせると、「ビップエレキバンと機械式時計」ですよ。ピップエレキバン80なら800ガウスですが、その他の商品となると、軒並み1,000ガウス以上です。そうりゃ、ミルガウスコーアクシャルも限界が見えてきます。まさに、「ビップエレキバンと機械式時計」です。
しかしそんな時、マスターコーアクシャルが活躍します。ピップエレキバンは使いたい放題使えるし、何なら超強力な磁力で身体の内部撮影をするMRIでも耐えうる耐磁性能を誇っています。うっかりピップエレキバンを時計に付けてしまっても心配のない、現代社会には最適なモデルを展開しているのが、実はオメガなんです。

コーアクシャルモデル<ピップエレキバン<マスターコーアクシャルモデルの図式が成り立つのも、オメガ

さて、人気モデルのダイバーズウォッチであるシーマスター、しかし、シーマスターと言っても何十種類とモデルは存在しています。中でも評判のいい最新モデルのシーマスター ダイバー300 は凄くよくできている。デザインに好き嫌いはもちろんあるでしょうが、時計としては、かなり良いと思います。

Seamaster Diver300 Omega Co-Axial Master Chronometer 42mm Ref.210.32.42.20.03.001

しかもこれだけではなく、「シーマスター=ジェームズ・ボンド」という、007オメガは切っても切り離せない仲。こちらの限定モデルなんかは、メチャクチャ良いと思います。

Seamaster Diver300 Omega Co-Axial Master Chronometer 42mm 007 Edition Ref.210.90.42.20.01.001

この限定モデルは、実店舗で拝見させていただきました。

ヴィンテージ感溢れるカラーデザインで人気が出そうだと思ったのですが、店員さん曰く、「結構好き嫌いがハッキリする印象です。」とおっしゃってました。遠回しに、若者向きではないようなニュアンスのことも言われてました。

でもね、実は一番私が素敵だなぁって思うシーマスターがこれなんです。

Seamaster Aqua Terra 150m GMT World Timer Master Ref.220.12.43.22.03.001

このワールドタイマー、超イケメンだと思うんです。それでいて、マスターコーアクシャルです。最高ですよ、これ。
オメガには、クラシックなモデル(ドレスウォッチ)もしっかり存在しています。De Villeデ・ヴィル)というラインがありますが、これにも多くのモデルが取り揃えられています。しかし私は手にしたことがありませんので、推せるモデルが正直ないんです。実はトゥールビヨンを搭載した1,000万円を超えるモデルも存在します。
そしてやはり私が好きなのはそう、スピードマスターです。クロノグラフはやっぱり “スポーツモデルの花形” ではないでしょうか。オメガスピードマスターと言えば派生モデルも多く存在し、宇宙へ行った時計として有名です。
Speedmaster Moonwatch Anniversary Limited Series Apollo 11 50th Anniversary Ref.310.20.42.50.01.001
このモデルは6,969本限定という少しエッチな想像すらさせる数で発売したモデルです。そこそこ数があるのでそれほどレアではありませんが、作りが細かくてとても気に入っているモデルです。しかもムーブメントは高耐磁性を誇るコーアクシャルです。
派生モデルではなく、スピードマスターは本流となる基幹モデルが王道だと思いますが、私にとっては若干地味に感じてしまうんです。
しかし、スピードマスター キャリバー321 には興味深々です。1965年の米国初の宇宙遊泳で着用されたモデルの復刻版。ちょっと価格が気になりますが、オメガの歴史的なモデルであることには間違いないと思います。発売されて間もないこともあり、市場への出回りが今のところ国内ではなかなかありません。全ての組み立て行程を一人の時計職人が行うということで、限定モデルではないにしろ出回りは少ないと思われます。注意する点は、「コーアクシャルではない」ということです。
Speedmaster Moonwatch Chronograph 39.7mm Calibre321 Ref.311.30.40.30.01.001
そうなれば当然、オリジナルの「第三世代」と呼ばれる月に降り立ったモデルも気になりますが、今私が欲しいと思っているモデルはこちら、ス⁠ピ⁠ードマスタ⁠ー CK2998 リミテッドエディション です。
Speedmaster Moonwatch Chronograph 39.7mm Ref.311.32.40.30.02.001
いや、「これに何か思い入れがある」とかではないんです。ただ単純に、「恰好いいクロノグラフだなぁ」と思うだけなのです。シンプルな白×黒パンダダイヤルに、赤のクロノグラフ針。ベゼルにはタキメーターではなく、パルスメーターが刻まれています。パルスメーターとは、脈拍を測定するのに使われるもので、ピップエレキバン世代にはうってつけのベゼルとなっています。しかし耐磁性能はありませんので、注意が必要です。
そしてセドナゴールドを使ったモデル Ref.311.63.40.30.02.001を先日拝見させていただきました。こちらはタキメーターが使われています。
しかし定価が198万円だっったかな?ちょっとお高いので流石に断念しました。でも最近は、ブラウンに惹かれるお年頃です。
まだまだ欲しいモデルはいっぱいあります。特にオメガ限定モデルを多く発表しています。元F1レーサーミハエル・シューマッハモデルなんかも、結構欲しいんですけどね。
どうしてもリセールを気にしてしまうと、ロレックスに比べると分が悪いオメガですが、魅力的なモデルがたくさんあって、しかも正規店での対応が良いところが多くて、実はオメガ、大好きなんです!