【2022年新作】Swatch X Omega Bioceramic MoonSwatch コレクション

3月21日の日経新聞の朝刊、並びにその他新聞に一面広告を発見して「??」となった。

オメガスウォッチと何やら企んでやがる・・・多くの方が知っていると思いますが、オメガと言えば世界最大の時計製造グループ・スウォッチグループの核となるブランド。そのオメガとスウォッチとのコラボなの?ってなっていましたが、答えが数日前に発表されました。

バイオセラミックと書いてあるのですが、他の真面目な時計紹介されているHPで説明はされていますので詳細は割愛し、簡単にいうとセラミックブラスチックを混ぜた素材のようです。そして “ムーンウォッチ” ではなく “ムーンウォッチ” ということで、スウォッチのラインナップでリリースされるということがある程度わかります。

その上、広告にあるように11もの天体が物語っているように、11種類の時計が登場しました。それもすべて、オメガの代表モデルであるクロノグラフスピードマスター・ムーンウォッチ風というのに、ちょっとワクワクしてしまいました。

これは売れる!

日本での発売は東京渋谷店原宿店大阪心斎橋店三か所のみでの発売。これは全国のスウォッチファン、時計ファンは絶望ですね。地方のファンは完全に蚊帳の外です。そして案の定、発売日の3月26日の発売日には混乱を招いたようです。

もう、節操ないですね・・・ 泊まり込みで購入を画策された方々、ご苦労様でした。もうこうなることは、ある程度予想はできていたのですけど、残念です。

にしても、数多くの時計ブランドを統括するスウォッチグループスウォッチが、その中のブランドとコラボとは面白い企画です。

そんな話題が先行している時計ってどんなの?ってことなので、見ていきたいと思います。


 

11種類すべてがスピードマスターのルックスで、なかなかカジュアルで興味をそそります。それぞれ、MISSION TO THE ~(〇〇へのミッション)」というコンセプトでデザインされています。

 

Sun -太陽-

太陽を連想させるモデルがこちら。「太陽の表面はそんなじゃない!」とかいうどうでもいいツッコミは不必要。「どんなミッション、ここでするんだ?」という質問も受け付けません。金属ではない素材で独特のゴールドカラーは、嫌みのない色味だと思います。

 

水星を連想させるモデルがこちら。っぽいんですが、水星です。太陽に一番近い地球型惑星ということで、名前とは違って表面温度が200度近くあるようです。デザインは、スピードマスターそのものですね。

 

Venus -金星-

金星を連想させるモデルがこちら。なのに女性的なピンク・・・なんて思っちゃいますが、金星ヴィーナスと英語では言われるように、世界の神話などでも女性的な星として扱われています。太陽から2番目に近い地球型惑星ですが、二酸化炭素による温室効果で水星よりも高温だそうです。このピンク、可愛いですね。

 

Earth -地球-

地球を連想させるモデルがこちら。自然の豊かな地球ということで、をケースカラーに採用しているのだと思います。特に地球に関しては言うことはありませんが、ケースバックのバッテリー部分のデザインが地球は特に美しく感じます。

 

Moon -月-

を連想させるモデルがこちら。水星とよく似ているのですが、これぞ “ザ・ムーンウォッチ” というデザインですね。普段見慣れたオメガスピードマスター、落ち着いたデザインです。月は地球唯一の衛星で、人類が唯一降り立った地球以外の天体ですね。

 

Mars -火星-

火星を連想させるモデルがこちら。火星太陽から4番目に近い地球型惑星です。というイメージの通り、赤いケースで作られています。これ、オメガが以前作っていた アラスカ・プロジェクト というモデルで採用されていた針のデザインを使っているようです。

 

Jupiter -木星-

木星を連想させるモデルがこちら。太陽系の5番目にあたる木星型惑星(巨大ガス惑星)です。地球型と違い、地表のないガスでできた惑星です。そしてこのモデルはオメガスピードマスター・ウルトラマンと呼ばれたモデルで採用された針のデザインを採用されています。

 

Saturn -土星-

木星を連想させる、というか土星そのものが描かれたモデルがこちら。太陽から6番目の距離にある木星に次いで2番目に大きい木星型惑星です。6時位置土星のデザインが描かれていて、若干デザインがアンバランスな感じもしますが、僕は一番これが欲しいです。

 

Uranus -天王星-

天王星を連想させるモデルがこちら。天王星太陽から7番目に位置する天王星型惑星(巨大氷型惑星)です。正直言って、これから後に紹介する惑星には何のイメージも私は持っていませんが、今流行のターコイズブルーです。これも人気になりそうですね。ギリシア神話で空の神のようですが、よく知りません。

 

Neptune -海王星-

引き続きそれほど馴染みのない惑星の一つ、海王星を連想させるモデルがこちら。太陽系の8番目の天王星型惑星で当然太陽から遠いのでゲキサム、-200度程度と言われています。海王星トリトンという衛星があるので、なぜかそっちの方が馴染みがある。多分、「海のトリトン」ってアニメの影響だと思う。英語名、ネプチューンも芸人で耳馴染みはある。海の神ということで、それを連想させるブルーなんですね。

 

Pluto -冥王星-

最後は冥王星を連想させるモデルです。約15年前ぐらいまでは太陽系9番目の惑星という位置付けでしたが、外縁天体という “dwarf planet(準惑星)” 扱いになり「水金地火木土天海・・・」とリズムで覚えてた私達世代には煮え切らない “消化不良の元” のように思われる可哀そうな惑星です(個人の感想です)。でも時計のカラーデザインはなかなか良いと思います。

 

スペック

ケース バイオセラミック
サイズ(直径 x 厚み) 42mm x 13.25mm
防水 3気圧
機能 クオーツクロノグラフ
価格 3万3550円(税込み)
販売店(日本) 渋谷店・原宿店・心斎橋店(日本での販売延期)

というわけで、スウォッチ史上最大のブレイクモデルとなったこの THE BIOCERAMIC MOONSWATCH COLLECTION ですが、ヨーロッパ圏では予定通り発売されており、既に定価の10倍前後の価格が付いて転売されております。

今のところ方向性が検討中のようですが、あの混乱を考えるとオンラインショップ限定とかになるのでしょうか?一応、スウォッチグループジャパンインスタグラムでは「数量限定ではない」と明言しており、今後の生産量に期待ということでしょうか。

というわけで、みなさん、そんなにイライラせずに待ちましょう。