時計投資はロレックス or パテック?

新型コロナウイルスの世界的拡大を受け、2020年3月現在、世界情勢がとてつもなく不安定になっています。急激な円高が進み、株価の乱高下、経済界は大きな打撃を受けています。

不謹慎ではありますが、海外から時計を買うには、最高の状態が整いつつあります。逆に並行店での買取価格下落に伴い「売るタイミングを逸してしまった」という人も多いかと思います。

そんな時はしっかりホールド、また戻りますよ(楽観的です)。何せ、時計です。株やFXのように溶けてなくなることがありません。時計として本来の役目を失うことがないのです。

今回の内容ですが、「投資として買うなら、ロレックスかパテックか?」と言うことを考えたいと思います。

 

市場の比較

まず注意したいのが、両社の価格レンジです。パテック フィリップの価格を見ると、驚くほど高い価格設定となっています。しかし価格だけで推し量れるものではありません。

両社とも年間の製造本数は公表しておりませんが、2017年の資料から見るとパテック年間約58,000本に対し、ザックリではありますがロレックス約100万本の製造数だと言われています。

ここからわかることは、ブランドが目指す方向性であり、ターゲットとしている客層です。パテック フィリップだけでなく ‘雲上‘ と呼ばれるブランドは、排他的な市場だと言えます。高水準の資産のある人達にターゲットを絞ったブランドです。

一方ロレックスは、高級ブランドではありますが、一般の社会人が手に入れることのできる価格帯からラインナップされています。

しかしロレックスの販売戦略は巧みで、人気のプロフェッショナルモデルの製造数は極端に絞られています。このことから、常に需要が上回る市場が形成されています。

 

時計の比較

パテック フィリップ排他性は、時計の ‘作り‘ で理解できるのではないでしょうか。

高度な技術と手作業で作られるコンプリケーションウォッチ。最高級素材を惜しみなく使い作られるドレスウォッチ。これらの時計作りは多大な時間と労力が一つの時計に注がれています。

パーペチュアルカレンダーミニッツリピータートゥールビヨンムーンフェイズなどなど、高い技術を組込まれたモデルがパテック フィリップの中心的モデルであるため、ターゲットとしている客層が一般サラリーマンでないのが明白です。

ロレックスはどうでしょうか。シンプルな時計でもロレックス堅牢性を感じさせてくれるオイスターパーペチュアル。100万円を切る価格帯のステンレスモデルを数多く揃え、クロノグラフや深海まで通用するダイバーズウオッチGMT機能をシンプルに使えるモデルなど、実用性専門性を同時に兼ね備えたプロフェッショナルモデルが多く存在します。

金無垢のモデルなどは300万円を超えてきますが、人気のモデルはステンレススポーツモデルに集中しています。

このことから、ターゲットは若年層から富裕層まで幅広く捉えているのがロレックスだと言えます。

 

結論

パテック フィリップステンレススポーツモデルノーチラスアクアノートというモデルを作ってはいますが、ブランドの中心は複雑時計だと言えます。

ロレックスは「その道のプロ」が使える実用的専門的、堅牢性のあるモデルを全面に押し出しています。

私個人の印象は、パテック フィリップの方がハイクオリティな芸術性を持った時計という感じで、その時計単体の魅力で驚くほど大きな価格を後に生み出すのに対し、ロレックスポール・ニューマン個人所有など、「○○が使っていたという有名著名人の認知度での ‘億超え‘ があり、また市場への人気モデル供給量をコントロールして需要を供給より常に上回るような戦略がみられます。

パテック フィリップは、(工程的に)多く作れないから希少なのに対し、ロレックスはあえて人気モデルの製造量を増やさないで希少性を維持していると私は考えます。

私の経済力でパテック フィリップが買えるかと言えば、明らかに ‘NO‘ です。ということは必然的に私のフィールドはロレックスとなります。しかし私個人の経済力を無視して選ぶとすれば、パテック フィリップ を始めとする雲上ブランドを選びます。

買えないから、欲しいだけかも知れません・・・

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