【高級時計】オーバーホールの時期を見極める

みなさん、今日もバッチリ高級時計ってますか?仕事や旅行、デート、コンパなどにアクセントとして”時計”を着けますよね。高級店のショップ店員は、「客の時計と靴をみる」なんて言います。高級な時計をしているだけで、少し背筋がピンと伸びるような、そんな感じさえします。

そんな身体の一部となってくれる時計の健康をチェックしてあげるのも、飼い主の役目です。日々のケアはもちろん、異常を感じたら修理をすることを考えないといけませんよね。では、どんな状況なら修理(オーバーホール)が必要なのでしょう?そんな疑問を解決していきましょう。

OHの時期を見極める

「ロレックス」を例にとってみますと、メーカー推奨期間は「3~4年に一度」と言われます。そのスパンで分解・掃除を行うことで、その時計のポテンシャルを長くフルに発揮できるということなんでしょうね。言わんとしていることは、十分わかります。しかしですよ。オーバーホール(これからはOHとする)には、数万円という料金が圧し掛かる。そもそも3年~4年とはなぜなのかというと、商売上の大人の理由ということが本音の部分でしょうね。建前上は、定期的な点検でしょう。しかしオサーンの経験則で言わせてもらうと、ちょっとそのスパンは短いような…時々使う時計であれば、5年に一度で十分かと思います。注意する点は、購入が並行店での中古品や個人売買での購入。前のオーナーがいつOHされたかをしっかりと確認する必要があるかと思う。時計が止まったり、日差が大きくなってからのOHという人もいるが、その時には修理代が大きくなることも覚悟しておく必要があります。その辺りは、自己責任となります。愛するモノなら、5年に一度ぐらいは、と思います。
ということで、時間軸をメインにOHの時期を見ていきます。


3~4年

高級メーカーが、推奨するOH時期がこれぐらいです。実はOHを受け付けるのも、ブランドにとっては立派な売上げです。こう書いてしまうと、「じゃぁ、こんなに早くOHには出さないでおこう」となってしまいますよね。しかし決してそう100%言えるわけではないです。なぜなら、人と同じで一つ一つの時計はそれぞれ違います。この「3~4年」というのは理にかなった期間でもあります。例えば新車を購入した時、3年で車検が来ます。ここれは誰もが疑問を抱かずに受けるはずです。実は時計も同じです。機械であるものの、一つ一つの時計は使用頻度、使用環境によってダメージの受け具合は様々です。時計は車と違い、故障により人命に影響を与えることがないので、軽視しがちなところがあります。しかし「人が作った機械」ということに、この2つは何ら違いはないのです。実は一番適したサイクルが、「3~4年」なんですね。懐との相談となるでしょうか、受けてみることのメリットは大いにあると思います。

5年

時計には数多くの部品が使われているのはご存知であると思いますが、一部の部品は5年ぐらいから経年劣化の症状が表れると言われています。金属同士が接触すると、金属疲労や摩耗が進みます。それを軽減させるために「油」が使われます。俗に「注油」というのですが、この「油」も酸化が進み劣化も起こります。そして一番懸念されるところが、ゴムパッキンです。ほとんどの時計が、防水性能を謳っています。しかしその防水性能を発揮するためには、なによりもこの「パッキン」ありきです。金属だけの密閉で浸水を防ぐのは”不可能”です。金属で蓋をしているその隙間を柔軟に埋めているこの部品の劣化が5年ぐらいで進むというとは、一番OHを必要とする時期なのではないかと思います。時計修理店にOHしてもらっても、「そうですね、また5年後ぐらいには」なんていうところも多いです。

8年~10年

修理やOHを受け付けてくれる時計屋さんに聞くと、この「8年~10年」の間に持ってくる人が多いみたいですね。また、時計ブランドや使用頻度によってダメージ具合が顕著に表れてくるのもこの「8年~10年」ぐらいのようです。親が使っていた時計であったり、中古で購入して数年使用したら狂いがでてきたのでOHに出す、といった具合での依頼があるらしいです。しかし、普段使いをしている時計でやはりメンテナンスなしで10年近く使い続けてると、OH時には恐らく交換部品が色々と出てくる可能性があります。反対に、観賞用など使用頻度が少ない場合は、内部のダメージがほとんどないと言うこともあるようです。どちらにしても、OHをしておく必要のある期間ですね。

10年以上

10年以上のノーメンテナンスは、かなりのリスクがあります。精密機器ということもあり、この状態で使い続けていると、必ずといっていいほど修理箇所が出てくると思います。堅牢な作りで名をはせるロレックスでさえも、油脂などの固着、サビなどがケース内部にある可能性が高いです。こうなると、OHというよりも修理ということとなり、出費が大きくなります。長く使いたい場合は、ここまで放置しないようにしたいですね。

まとめ

これまで長期間の使用に伴い発生するトラブルなどを取り上げてきましたが、今一度振り返ってみます。時計と言うのは、金属部品の組み合わせであり、それが接しながら動いています。固いモノ同士が接すると、必ず摩耗が起こります。それを軽減するために潤滑油を使います。しかし潤滑油も万能ではなく劣化を起こします。また、目に見えないような細かな塵などを油は取り込んでしまい、故障の原因となります。ほか、パッキンなどのゴム部品・プラスティック部品は経年劣化を起こしやすく、硬化したりすると防水性能を大きく低下させます。時計内部への浸水は致命傷となりますので、避けたいところですね。
やはりそう考えると、定期的なOHは重要ですね。