OMEGA のスピードマスターが前のまんまで新しい
- 2021.01.09
- オメガ 時計情報局 海外ブランド
- 3861, moonwatch, omega, speedmaster, stainless, オメガ, カノープスゴールド, ステンレススチール, スピードマスター, セドナゴールド, ムーンウォッチ
以前より噂されてはいましたが、オメガからスピードマスターの新作が発表されました。SNS界隈でも結構な賑わいをみせるほど、新作の情報が出回っていました。やっぱり、このスピードマスター ムーンウォッチって、根強い人気なんですね。今まで、ケースサイズや針の形状が変わったことがあるにせよ、基本的なデザインは同じ。もう完成されていたデザインなんでしょうね。
やっぱり、無駄をそぎ落とした派手さのないクロノグラフなんですが、そこが人気の一つだと思います。しかし私のような時計の見る目のそれほどない人間にとっては、正直言ってNASAが採用した第三世代と言われる Ref.ST105.003 と呼ばれるモデルからの違いがそれほどわからない。
ST105.003 / ST105.012
リュウズガードが付いたりしているが、中身も Cal.321 と非常に良いムーブメント。そして今回の新作とこれまでの現行モデル、Cal.1863 を搭載した 311.30.42.30.01.006 の画像を比較してみる。
どっちがどっちだかお分かりだろうか。当然、見分けるポイントとなる目安はある。しかしハッキリ言って同じと言ってもいい。とりあえず違いというと、
まずは黄色の四角く囲った部分。ミニッツトラックが “5刻み” と “3刻み” である。そして上の画像では見にくいた、赤丸の部分の “90” の上にあるドットの位置の違い。時計を見た時にわかる違いって、そこぐらいだろうか。私のようなものは、情報を知っているから違いがわかるが、パッと見は気付かない。
他は、ブレスレットが改良されている。クラスプの部分を見ると、
これまでのバックル部分は、何の変哲もない形をしている。それが新作になると、
少し変哲のある形になっています。というわけで、見た目の変更点はほとんどパッ見ではわかりません。少し、”いけず”をしてどっちが新作の画像なのかを言いませんでしたが、左が新作の 310.30.42.50.01.002 でした。これが悪いわけではなく、このデザインにオメガが自信を持っている証拠だと思っています。
今回の最大の変更は、やはりムーブメントとなります。 “新作” として出てくるのなら、スペックアップは必要です。というわけで、今回は中身が大幅に改良されている。
今回搭載されたのは、Cal.3861 です。前モデルに搭載されていた Cal.1861 との違いは、コーアクシャル エスケープメント搭載となったことではないでしょうか。これにより、15,000ガウスの耐磁性能を得た。フリースプラングテンプにシリコン製ヒゲゼンマイ。ロジウム仕上げが施され、ブリッジにストレートのジュネーブウェーブ装飾。と、メンテナンス性だけでなく、しっかりと魅せるムーブメントとしても考えられた。パワーリザーブは48時間から50時間に。えっ!50時間って、2時間しか・・・いや、そこは気にしないでおこう。
今回の新作も、SSモデルにはプラスチック(ヘサライトガラス)とサファイヤクリスタルの2種類をラインナップしている。前者はソリッドバックとなっており、後者はシースルーバック仕様となっている。また、プラ風防にはナイロンストラップ仕様が、サファイヤクリスタル風防にはレザーストラップ仕様がそれぞれあり、合計4モデルがステンレススチールモデルには用意されている。
そして今回、驚くことに金無垢モデルが登場しています(ブティック限定)!
恰好いいんです、コレ。18Kセドナ™ゴールドです。
そしてもうイッチョあります。それがコレ。
18Kカノープス™ゴールドという、ホワイトゴールドモデルです。インダイヤルもシルバーで、スッキリしたデザイン。ピンクゴールドやホワイトゴールドって素直に言わないオメガがいじらしい。
兎にも角にも、SSモデルも良いのですが個人的に金無垢モデルが実は突き刺さりました。また個別にご紹介できればと思います。
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