【ロレックス】2021年新作発表 @ Watches & Wonders
- 2021.04.08
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ボンジュール、ムッシュ&マダム!
2021年は昨年と違って新作が予定通りに発表されました。まず初めに、こうやって楽しみに新作を待ち、何事もなく予定通りに新作を見ることができることに “ありがたさ” を感じました。2020年は新型コロナウイルスが猛威を奮い出し、世界中でロックダウン。新作発表を祝う状況ではなかった。そう考えると未だに大変な状況ではあるが、オンラインではあるものの予定通りに執り行われたことに感謝と喜びを感じ得ずにはいられません。
と、嬉しい楽しいロレックスの新作発表、最新モデルを見ていきたいと思います!
エクスプローラー Ref. 124270 / Ref. 124273
1953年に発表されたエクスプローラー。過酷な環境下に於いても使えるプロフェッショナルな時計を開発していたロレックス。探検家エドモンド・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイが、人類で初めてエベレスト登頂に成功という偉業を称え、満を持して登場したモデルです。なので、エクスプローラーでエベレストに登頂したわけではありませんが、ロレックスにとってはプロフェッショナルモデルのスタートを切った記念すべきモデルであるのは間違いありません。
Ref. 124270 SSモデル / Ref.124273 SS×YGモデル
2021年の大注目モデルなのは、このエクワン・コンビではないでしょうか。しかもケースサイズを36mmとサイズを3mmもダウンさせてきました。というよりも、元に戻した形となっています。細腕の私にはピッタリなサイズ感ですが、トレンドとの逆行を敢えて強硬するところは、ロレックスらしさだと私は感じます。
使われているムーブメントは、Cal.3230。昨年発表された新型ノンデイトサブマリーナに使用されているムーブメントです。
価格(税込み)
Ref. 124270 ¥ 676,500 (ステンレススチール)
Ref. 124273 ¥ 1,142,900(SS×イエローゴールド)
エクスプローラーII Ref. 226570
1971年に発表され、2021年は50周年。並行店での相場もかなり過熱気味に上昇し、このデザインが大きく変わるのではないかという予想が大方の見方だったと思います。それが何と、見た目は同じというこれもある意味サプライズ。これを良いように解釈するか、残念に思うかはそれぞれ違うと思いますが、ロレックスの目指す「極限での冒険家のための時計」としては、これが完成形と見ているのかも知れません。実用性を求めて、敢えてカラーダイヤルを採用しなかったのかと思います。セラミックではないベゼルを採用し続けるプロモデルがあってもいいのではないでしょうか。
Ref. 226570 SSモデル
先代モデルと比べての違いを探してみましたが、下の画像の部分ぐらいです。
左側が旧モデル Ref. 216570 で、右が新作 Ref.226570 です。黒文字盤に視認性を持たすことを考えてか、針の中心部を黒から針の色を単色にしています。
そして新たに搭載されたムーブメントは、GMTマスターIIでお馴染みの Cal.3285 です。これにより、パワーリザーブが70時間となり、より使いやすくなりました。
エクスプローラーIIは、今回の新作で期待が大きかったモデル。かなりの人が大幅な変更、ベゼルのセラミック化やジュビリーブレス化、グリーンダイヤル・ベゼルなどなど50周年という節目が大きく裏切る形と受け止める人が多いかも知れません。それもこれも、廃番に伴う大幅な価格上昇を期待しているのではなか、というのがチラホラ見え隠れします。しかし僕が期待するのは、
ショーケースの番人として常に鎮座するエクツーです!
価格(税込み)
Ref. 226570 ¥ 898,700
コスモグラフ デイトナ
今回のデイトナ、私の中では復活祭です。メテオ祭りです。イエローゴールド・ホワイトゴールド・エバーローズゴールドの無垢ケースモデル全てに、メテオライトダイヤルの設定が登場。
これまでは、Ref. 116509 にメテオライトの設定があったのみですが、ダイヤル交換が可能ではありましたが製造終了していました。それが今回、無垢ブレスレットモデル×3種だけではなく、オイスターフレックスモデル×3種の6種類が登場しました。最高じゃないですか⁉
Ref. 116508
イエローゴールド×メテオライトって、イメージが湧かなかったのですが、これはイケメン!
Ref. 116509
ホワイトゴールドは、私の持っている旧デイトナメテオと比べてインデックスやインダイヤル、針の色など、いくつか違っています。私は新型の方が色のコントラストが効いていて恰好いいと思いますが、それぞれの良さがあります。
Ref. 116505 / Ref. 116515LN
エバーローズゴールドですが、若干見慣れない感覚があります。がしかし、実物を見ると惚れてしまうと思います。ご対面した時には、違和感なんか感じる余裕もなく、秒で決済していると思います。
価格(税込み)
Ref. 116505 メテオライト ¥ 4,627,700(ピンクゴールド)
Ref. 116508 メテオライト ¥ 4,339,500(イエローゴールド)
Ref. 116509 メテオライト ¥ 4,627,700(ホワイトゴールド)
Ref. 116515LN メテオライト ¥ 3,606,900(ピンクゴールド)
Ref. 116518LN メテオライト ¥ 3,473,800(イエローゴールド)
Ref. 116519LN メテオライト ¥ 3,606,900(ホワイトゴールド)
GMTマスターII
2018年に大きく話題となった復活SSペプシがジュビリーブレスレットとなり、翌年、バットマンもジュビリーブレスレットとなった。GMTマスターIIのステンレスモデルはジュビリー化へとシフトしたかにみえたのだが、今年、なんとオイスターブレスレットが再び登場。オイスターブレスとジュビリーブレスが並行してラインナップする状況となりました。
Ref. 126710BLRO オイスターブレスレット
特にペプシと呼ばれる青赤ベゼルは、セラクロムベゼルとなってからはホワイトゴールドのオイスターブレスレットしかなく、ステンレスモデル希望のオイスター派は唇を噛みしめて血を流しながら我慢するしかありませんでした。それがブレスレットを選べる状態となったのは喜ばしいことです。しかもオイスターブレスレットは若干安くなるので、100万円を切る価格となっているのも良いですね。
Ref. 126710BLNR
バットマンこと青黒ベゼルは、登場した時がこのセラクロムベゼル×オイスターブレスでした。それがジュビリーブレスに取り替えられる形で姿を消し、復活することとなりました。
ただ今回の変更で希望モデルが分散することで、「選択肢が増える=購入しやすくなる」とは思えませんが、並行店での価格が若干落ち着くかも知れないと思っています。正規店ではかなり買いづらい現状なので、そこに期待したいところです。
価格(税込み)
Ref. 126710BLRO ¥ 998,800(オイスターブレスレット)
Ref. 126710BLNR ¥ 998,800(オイスターブレスレット)
スカイドゥエラー Ref. 326934 / Ref. 326933
GMTマスターII同様、スカイドゥエラーもオイスターブレスレットとジュビリーブレスレットの選択が可能となりました。元々、オイスターブレスレットのみの展開だったスカイドゥエラーは今回、ジュビリーブレスレットの追加ということでGMTマスターIIとは逆パターンですね。
クラシックモデルとプロフェッショナルモデルの中間のような印象があるので、ジュビリーブレスは大アリですね。
当然、ステンレススチール×イエローゴールドのコンビモデルもジュビリーブレスレットの選択ができるようになっています。しかし無垢ケースのモデルは、オイスターブレスレットとオイスターフレックスのバリエーションとなっています。
価格はジュビリーブレスレットの方がステンレスモデルで22,000円、コンビモデルで66,000円ほど高く設定されています。
価格(税込み)
Ref. 326934 ¥ 1,586,200(ジュビリーブレスレット)
Ref. 326933 ¥ 1,930,500(ジュビリーブレスレット)
デイトジャスト36
デイトジャストの36mmというド定番サイズにのみ今回、新たなるダイヤルが登場しました。それがこちら。
ステンレスモデルでは、グリーン・パームモチーフダイヤルとブライトブルー・フルーテッドモチーフダイヤルが新規追加。他のダイヤル同様、ベゼルやブレスレットの組み合わせによって価格が変動しますので割愛しますが、面白いダイヤルが追加されたという印象です。しかしこれが爆発的な人気(昨年のオイスターパーペチュアルのような)になることはないかと思います。
ステンレススチール×イエローゴールドのコンビモデルには、同じデザインのゴールデンダイヤルが追加されました。
ステンレススチール×エバーローズゴールドのコンビモデルには、シルバーダイヤルが設定されています。ある一定の人気を持つダイヤルとなるでしょうが、個人的にはステンレススチールのグリーン・パームモチーフダイヤル一択です。
レディ デイトジャスト
その他、あまり取り上げることのないレディースモデルですが、かなりゴー☆ジャスなモデルが新しく登場しています。
Ref. 279458RBR
パヴェダイヤモンドダイヤルにパヴェダイヤモンドプレジデントブレスレットというスーパーゴージャスなモデルです。28mmのイエローゴールドケースで、ダイヤルには291個、ブレスレットには596個のブリリアントカットダイヤモンドがセッティングされています。価格は要問合せとなっています。
Ref. 279459RBR
こちらは、ホワイトゴールドを使っているので透明感のある仕上げとなっています。ちょっと縁がなさそうな両モデルですが、2021年の新作として発表されています。
というわけで、2021年のロレックスの新作は以上のようなラインナップが追加されることとなりました。私はロレックスだけでなく、多くの時計ブランドが好きです。ここでちょっと思ったことを書きます。
「ちょっとロレックス、手抜きしてないか?」
放っておいても売れるブランドと成りあがった今、それがちょっと見えてしまうのは私が期待し過ぎているからなのでしょうか?いや、目が肥えてしまったせいなのかも知れない。そうに違いない。ロレックスは悪くない。私のせいでしょう。
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