【新興勢力】アルゴン ウォッチズ “Argon Spaceone”

アルゴンウォッチズは、先月Kickstarterで発売された独立系の宇宙がテーマの腕時計ブランドであり、周期表の第18元素であるアルゴンガスにちなんで名付けられました。

アルゴンは、フランス・パリの独立時計師であるテオ・オフレNivada GrenchenVulcain Watchをフランスの時計の起業家であるギヨーム・ライデが創設したものであり、Spaceoneのローンチは成功が見えていますね。アルゴンはすぐに目標額の10万8401ドルを超え、今はすでに80万ドルを超えており、残り約20日で100万ドルを超える可能性があります。

Kickstarterで予約注文ができるSpaceoneの時計は5つのバリエーションがあります。

ステンレスの2モデル

チタン2モデルとカーボンモデル

“Spaceone” という名前が示すように、この時計はウルベルクやMB&Fのようなデザインを思わせる未来的なケースを特徴としています。Spaceoneはブラッシュド(艶消し)仕上げのステンレススチール、ポリッシュド仕上げのステンレススチール、ブラッシュド仕上げのチタン、ブルーチタン、またはランボルギーニや高級スポーツカーではお馴染みのフォージドカーボンのバリエーションがあります。ケースのサイズは51.67 mm x 42 mmで、ケースの厚さは12.6 mm、ラグ幅は22 mmです。ケースは30メートルの防水性能を持っています。

テオ・オフレの工房で開発されたジャンピングアワー機能は、時間ディスクを次の時間に徐々に到達するのではなく、デジタル表示の各時刻にジャンプさせるための9つのパーツで構成されています。ジャンピングアワー表示の左側には連続して回転する秒表示があり、右側には徐々に進む分ディスクがあります。市場にある一部の未来的な時計とは異なり、このディスプレイのシンプルさにより、一目で時刻を読むことが容易になっています。

Spaceoneの価格帯を考慮するとお察しの方も多いと思いますが、その動力源は当然ですが社外のベースムーブメント、スイス製のソプロード社製 caliber P024、デイト機能のないバージョンです。これは自動巻きの4Hzムーブメントであり、パワーリザーブは38時間です。

このモデルには、30グラムのFKMラバーストラップとメタルバックルが付属しています。また、ケース素材によって当然ですがケースの重量も違い、ステンレススチールモデルは90グラム、チタンモデルは60グラム、フォージドカーボンモデルは30グラムです。

すべての部品はスイスで製造され、組み立てはフランス。ステンレススチールモデルの価格は約1,600ドル(20万円ちょっと)から始まり、チタンやフォージドカーボンではそれぞれちょっと高くなります。価格は予約注文期間が2023年6月10日に終了した後に改定されます。

今や雲上ブランドとして時計界では立派な地位を築いているチャペックも、クラウドファンディングから復興したブランドです。それに続いて大きく羽ばたいても何ら不思議ではないと思います。なんせ、時計製造の技術が間違いのないオフレ氏と経営手腕のあるライデ氏のタッグ。青田刈りするなら、今のうちかも⁉です。ちなみによく似たAragon Watchという名前のブランドがあるので、お間違えのないように・・・