時計のヘルプ Q&A その2

「よくある質問」形式のQ&Aです。高級時計を購入して使っていると、色々とトラブルがある。時計が好きで、いつもお洒落な高級時計をしている人にわからないことを聞くのもいいのだけれど、実際、本当にその人が時計のことを知っているのか?は、わからないです。時計が好きでも、ケアの方法を知らない人もたくさんいます。
高級時計をできるだけ良いコンディションで使いたい人の為の質問コーナーです。


自動巻きの問題 – 1

Q : 停止している自動巻きの時計を動かす方法

A : 2~3日時計を着けていなければ、パワーリザーブが切れてしまい時計が止まっているということは多々あります。そんな時、「時間の合っていない時計を腕に着けて自然とゼンマイが巻き上がるまで待つ」という人は少なく、手動で巻くのが一般的です。巻き方は、リューズを一度緩めた状態から時計回りに送るように巻くのが一般的です。30回程度巻くとあとは時間を合わせて装着すれば勝手に巻き上がると思います。注意する点は、手動で巻くのも「できるだけゆっくりと巻く」ことです。理由は、回転錘(かいてんおもり)の油を無駄遣いしてしまう恐れがあるからです。普段はゆっくりと回される部分を手動でブンブン回されることによって、無理な力が加わることとなり、負担が大きくなります。機能としては使える機能ですが、最小限に使用は抑えたい機能です。

自動巻きの問題 – 2

Q : 時計を動かすと音がする

A : 自動巻きの時計を少し振ると「シャー」と音がします。これは、内部にある”ローター”と呼ばれる部分が動いている為です。これが動くことによってゼンマイを巻き上げるので、「自動巻き」と呼ばれています。そのローターの大きさや重さによって音の大きさも変わります。特にシースルーバックを採用している時計は、見栄えもあり大型化していたりします。しかし、その重さ故、ズレなどのトラブルも起こります。音が気になる時は、一度見てもらう必要があります。

カレンダー機能

Q : 0時になっても「スパッ」と日付がきりかわらない

A : 案外、間違った認識をしている人がいますが、”デイトジャスト機能”とは、「0時丁度に時間が切り替わる」と思っている人がいるが、そうではない。”デイトジャスト機能”とは、「瞬時にカレンダーが変わる機能」であって、0時丁度ではない。そしてその猶予だが、0時前後10分ぐらいを目安にしてほしい。他には、ゆっくりとカレンダーが変わるものもあるので、途中は日付窓に斜めに日付が出ている時もあります。しかし、”デイトジャスト機能”の時計がゆっくりと変わるのは、恐らく歯車の欠けが考えられるので、修理が必要です。原因は、日付変更をやってはいけない時間帯に動かしたことによることが想定されます。一番不具合が起こりにくい時間帯の6時ごろに時間を進めてからカレンダーを調整するようにしましょう。

使用環境 – 3

Q : 極端な時刻の誤差が起こる

A : 仕事で時計を着けるのは日常ですね。しかし日常には時計にとって大変負担のかかる環境があります。それは、スマートフォンやパソコン、家庭なら電子レンジや冷蔵庫などです。そう、これらは電磁波を発しており、時計は磁気を帯びてしまいます。時計に磁気が溜まると一時的な”進み”や”遅れ”が発生します。酷くなると、完全に止まってしまうこともあります。磁気は溜まっていくもので、抜けることがありません。方位磁針を近づけると簡単に時期が帯びているか簡易的に判断できます。定期的に磁気抜きをしておくのも一つの手です。

クロノグラフの不具合

Q : ”0”にクロノグラフ針が戻らない

A : ロレックスではデイトナが有名なクロノグラフ時計ですが、実際にその機能を使うことって・・・皆無に等しいです。そんな人にはほとんど発生しない不具合ですが、クロノグラフの針がピシッと”0”になってないのは、気持ち悪いですね。この症状、実は針の緩みが発生している場合があります。クロノグラフを使用した時、リセットを何回か使用するかとは思うが、このリセットはかなりクロノグラフ針に負担をかけている。不必要な時は使用しない方が、良さそうですね。


今回は”Q&A”第二弾でした。何か一つでもお役に立てればと思います。高級時計を正しく使ってできるだけ維持費を安くできるようにしましょう。