【主文】 “ジュネーブ ウォッチ デイズ 2020” を開催する

COVID-19-新型コロナウイルス- のパンデミックを食い止めようと、その国、その地域がそれぞれの “” を講じています。それは世界的なイベントにも大きく影響し、私のような時計好きにとってはとても残念なお知らせが続いておりました。

ご存知の通り、2020年からはこれまで歩調を合わせることのなかった時計見本市である「SIHH(ジュネーブサロン)」と「バーゼルワールド」が、開催日程を同時期に行い、盛り上げようとした矢先の出来事である。(旧)SIHHは、「Watches & Wonders Geneva」とネーミングまで変えて、今回は一発目だったのにも関わらず、このような事態に陥ってしまいました。

細かくいうと、上に掲載した「Watches & Wonders Geneva」は、赤で囲ったように「CANSEL(中止)」となっており、「BASELWORLD」は、下の画像の「POSTPONED(延期)」という発表になっています。

しかしここで立ち上がったのが、Bvlgariブルガリ)の CEOであるジャン-クリストフ・ババン(Jean- Christophe Babin)。もともと「Watches & Wonders Geneva」の開催日程だった4月26日~29日に、「Geneva Watch Days 2020」というのを開催すると発表。

これは分散型の見本市ということで、スイスでは冒頭に述べたCOVID-19-新型コロナウイルス-の感染拡大を阻止すべく、1000人以上の集まるイベントを中止するようにしている為であります。

気になる会場ですが、ほとんどがジュネーブ市内にあるホテルでそれぞれのブランドがショールームを開催するという形らしく、一か所で開催できない為、苦肉の策ということなのでしょう。

今のところ参加予定ブランドとして、Breitling(ブライトリング)・ Bvlgari,(ブルガリ)・Gerald Genta(ジェラルド・ジェンタ)・ Girard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)・MB&F・Ulysse Nardin(ユリス・ナルダン)・De Bethune (ドゥ・ベトゥーン)・Urwerk(ウルベルク)となっています。

発起人であるジャン-クリストフ・ババンは、「柔軟で革新的なコンセプトで、業界に利益をもたらす集合的で前向きな取り組みです。」と、少しでも盛り上げようとしているようです。

他にも、Chopard(ショパール) H. Moser & Cie.(H.モーザー)にもラブコールを送っているようです。

 

というわけで、また違った形での見本市が開催されるということのようですが、こんな時は大人しくしておいた方がいいような気もします。店舗を持っていないブランドならともかく、そうでないブランドは自分の店でフェアを開催したら良いような・・・売り上げ至上主義のイメージが付いてしまわないかと余計な心配をしてしまいます。

でも、我らが愛する「ロレックスの新作発表の場」がどうなるのかが一番気になるところですね。