潜る派?潜らない派? オススメ 高級ダイバーズウォッチ
- 2020.09.07
- その他 パネライ 海外ブランド
- bell&ross, mido, nomos, oceanstar, panerai, sabmarsible, オーシャンスター, サブマーシブル, ノモス, パネライ, ブルー, ベルアンドロス, ミドー
夏も終わろうとしていますが、まだまだ暑いですね。日本では夏から秋にかけてが、一番ダイビングに適している時期だと言われています。いや、私はダイビングは今まで一度しかしたことがございませんが、今や腕時計のダイバーズウォッチというのは、市民権を得たといっても過言ではないですよね。
私が初めて買った高級機械式時計、それはロレックスのサブマリーナ Ref.16610 でした。当時、40万円近くの大金を、手を震わせながら支払った記憶があります。ダイバーズウォッチに憧れていたわけではありませんが、アクティブなスポーツ系モデルを探していたら、自然とそうなったのだと思います。
今や、多くのブランドからダイバーズウォッチは登場し、群雄割拠の時代。高級ブランドのダイバーズウォッチは、そのブランドの象徴的なデザインが色濃く出ていることが多く、その上、プロが使えるほどの高性能なモデルが多く存在しています。
今回は、そんな今だからオススメの高性能高級ダイバーズウォッチをご紹介したいと思います。
Mido – ミドー –
あまり聞きなれないブランドかもしれませんが、スイスジュラ渓谷の麓、ル ロックルに本拠を置くミドーは、1918年に時計職人のジョージ シャレンによって設立されて以降、一貫して機械式時計の名品を作り続けてきました。
ミドーというブランドネームはスペイン語で「Yo mido」- 私は計測する – という意味から名づけられているそうです。「時代を超えることが真に優れたデザインの証」という信念に基づき、いたずらにトレンドを追わない洗練された外観にまとめ上げるのもミドーの伝統です。過剰な主張を控えたデザインは、高品質な素材使いや巧みなフィニッシュワークを際立たせています。現行の主要コレクションに見られるアイコン的なディテールは、時の試練を経てもモニュメントとしての荘厳な輝きを失わない世界各地の有名建築物からインスパイアされたものです。
名門時計ブランドを数多く擁するスウォッチグループの一員である現在では、70か国、2700の正規店舗で展開しています。リーズナブルな価格で高級時計の入門ブランドとしても、ミドーはオススメです。
そんな中からオススメダイバーズウォッチはこちら。
オーシャンスター 200
M026.430.11.041.00
20気圧防水と80時間というロングパワーリザーブを備え持つオーシャンスター200。ダイヤルはダイバーズウォッチの王道カラーであるブルーを採用。視認性も良く、時分針を見ると肉抜きされており、スケルトン化されています。細かいオシャレが憎いです!
このオーシャンスターというモデルシリーズのコンセプトは、
ジブラルタル海峡を望む灯台のように、信頼できるパートナーとして、海を制覇する人々を支え、導きます。
ということです。”ジブラルタル海峡を望む灯台” の信頼性を私はそれほど知りませんが、そう言うのなら、かなりの信頼性なんでしょう。恐らく本格的な性能を持つ機械式のダイバーズウォッチでは、1、2を争うリーズナブルなモデルです。
お世辞抜きで恰好良く、コスパはズバ抜けていると思います。
Bell & Ross – ベル & ロス –
フランスに本社のあるブランドで、航空計器にインスパイアされたモデルが多くあります。最高の信頼性を要求するプロフェッショナルのために考案された Bell & Ross の時計は、「視認性」「機能性」「高精度」「防水性」という4つの基本原則に基づいてデザインされています。そのため、どんなディテールにもそれぞれの意味があり、機能があるといいます。その技術は、無駄のないラインや各部の完璧なプロポーション、時を超えたエレガントなスタイルによく現れています。Bell & Ross の特徴は、やはりそのケース形状。ミリタリータイプの正方形のケースは、無駄のない優れた着け心地。
そんなBell & Ross から、オススメのダイバーズウォッチはこちら。
インストゥルメント BR 03-92 ダイバー フル ラム
BR0392-D-C5-CE/SRB
スクエアシャイプのケースが特徴的なインストゥルメントというラインから、爽やかなミントブルーのダイヤルがひと際目を引く インストゥルメント BR 03-92 ダイバー フル ラム というモデルのご紹介です。実はこのダイヤル、グリーンのスーパールミノバ® C5 を一面にコーティングする一方、スケルトン仕様のメタル製アプライドインデックスとベゼルの数字にはグリーンのスーパールミノバ® C3 を注入。
この極めて発光性の強いグリーンの光は非常に長い持続性を闇で保ち、完全な暗闇でも持続性ある視認性を発揮します。
最も強く、持続力の高い革新的な光のおかげで、25㎝ 離れた暗闇の中でも判読可能。グリーンの文字盤にグリーンの表示というコントラストで描き出されます。
ダイヤル全体が発光するという、極めて視認性が高い本格派ダイバーズウォッチです。
NOMOS Glashütte – ノモス グラスヒュッテ –
“グラスヒュッテ” と聞くと、ドイツブランドだと時計好きの方ならわかると思います。ノモスの全ての時計は、バウハウスに範を取ったというきわめてシンプルで機能的なデザインをしている。一目見て、「ノモス」とわかるその特徴的な時計は、国際的なデザイン賞を受賞するなど、国内外で高い評価をうけています。
ノモスの代表的なモデルが「タンジェント」で、ラウンドケースに白銀仕上げのダイヤル、5つのアラビアインデックスというのが、アイコン的なモデルとなっています。そのタンジェントを進化させたスポーツモデルが「アホイ」です。
私がオススメする、ノモスらしいダイバーズウォッチはこちらです。
見た目にはダイバーズウォッチと思わない、いかにもノモスの時計と思わせるデザイン。しかしこれでいてしっかりと20気圧防水を兼ね備えた自社製キャリバー搭載のダイバーズウォッチです。ダイヤルカラーは、「深い大西洋の海のようにダークで秘密めいている。しかしそれはローズゴールドカラーの針のお陰で冷たくはない。」とノモスは言っています。
大きそうに見えるサイズですが、ケースサイズは40.3mmです。厚さも10.6mmなので、フィット感が優れているのも特徴的だと言えるモデルです。
回転ベゼルの付いた、「いかにもダイバーズ」というデザインが苦手な人には、かなりいいのではないでしょうか。
Panerai – パネライ –
30代、40代の男性に人気のブランド、パネライ。ジャニーズのアイドル達にも愛用者が多く、高級腕時計の「デカ厚ブーム」を牽引したブランドです。そのルックスは一目で “パネライ” とわかる大きくて武骨なリューズガード。可愛らしい大きくて丸いモデルがズラリとラインナップされていますが、実はどれも優れた性能をそれぞれ持っています。過酷な環境下でも耐えうる堅牢性を持っているモデルが多く、その中でもダイバーズカテゴリーである “サブマーシブル” は、1956年にパネライがエジプト海軍のために開発した、潜水特殊部隊用のダイバーズウォッチ「エジプシャン」をリバイバルしたシリーズです。元々、軍用時計を作っていたブランドだけあって、その性能は折り紙付き。そして47mmケースという大きさがネックだったサブマーシブルが、5mmのサイズダウンをしたモデルをリリースしたことにより、一気にファンが増えたといいます。
そのパネライ・サブマーシブルからオススメモデルはこちらです。
3日間のロングパワーリザーブを持つキャリバーOPXXXIVを搭載し、300mもの防水機能を兼ね備えた本格派ダイバーズウォッチ、サブマーシブル PAM00973です。パネライのサブマーシブルの中ではもっともスタンダードなモデルで、かなりの人気モデル。深海を想像させる真っ黒なダイヤルに、ホワイトのインデックスと針、そして海を想像させるブルーレターと秒針がアクセントとなって、ひと際時計を彩っています。
ダイビンググローブを着けたままでも操作性の良い逆回転防止ダイビングベゼルを装備、そして47mmだった時に比べて42mmになったことで高級感もあり、普段でも着けやすいデザインになっています。
パネライというブランドを知るうえで、一番最適なモデルではないでしょうか。
というわけで、今回は本格的に使える高級ダイバーズウォッチを特集してみました。普段の生活でも使えるデザインでありながらも、実際は凄いポテンシャルを持っている時計・・・「能ある鷹は爪を隠す」と言いますが、まさにその諺(ことわざ)が当てはまるモデル達ではないでしょうか。
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