パテックフィリップ ノーチラス Ref. 5711/1A-010 ディスコンの先
- 2021.01.24
- パテック・フィリップ 時計情報局 海外ブランド
- 5711, nautilus, patekphilippe, ノーチラス, パテックフィリップ
先日、(我々にとって)突如として降って湧いたニュースがある。 パテックフィリップの最強モデルにして、ラグジュアリースポーツ界の頂点に君臨する ノーチラス5711 /1A-010 の製造終了のニュースを目にした。もちろん私は持ってない。既にお持ちの方、羨ましい限りです。
とか言いながら、製造終了は想定の範囲内の部分でもありました。驚いたことは、市場の反応の早さでした。
そのニュースが飛び込んで来るやいなや、市場は敏感に反応し、それまで800万円辺りをうろついていた市場価格が一気に1000万円オーバーに跳ね上がる始末。この調子だと、落ちる気配がない。上がる一方のように思う。ここで価格の変動グラフを見てみたいと思います。
参照:価格.com
約2年前からの価格推移となりますが、グラフが消える2019年初頭などは、600万円台だった。そこから半年も経たないうちに一時は1000万円にまで上昇。完全にバブル状態。2019年後半からは800万円~1000万円の価格帯を上下しますが、2020年に入り新型コロナウイルスの影響で世界的な高級時計相場が下落。そこでも強さをみせたのがこのノーチラス。大幅な下げ幅を見せることなく800万円台をキープする半年間だった。
それが2020年末あたりから再び上昇、900万円台辺りに上昇し、年明けに製造終了のニュースが。その一報を受け、素早く市場が反応。1000万円台に入った。
日本国内での流通量も以前までは一定量あったが、この製造終了のアナウンスと共にほとんど見なくなった。一気に日本国内の個体は買いさらわれたようです。そして海外に目を向けてみると、やはり軒並み1000万円台となっているが、今のところそれなりの数はまだ出ている。下の画像は、その一部です。
参照:Chrono24
それなりの数が出ていますが、これらも姿を消していくと思います。とはいうものの、3針ノーチラスすべてが製造終了したわけではありません。投資目的で購入するなら、もちろんSSモデルを買うのがセオリーです。しかし、
「俺はジェンタがデザインしたモデルを欲しいんだ!」
という、ジェンタ愛溢れる人にはまだチャンスはあります。それは、ピンクゴールドの Ref. 5711/1R-001 はまだ生きているようなんです。当然このピンクゴールドなら買いやすいってことは全くない。これでも相当入手困難。パテックフィリップの正規店でノーチラス・アクアノートを買うのは、今ではちょっとやそっとじゃ無理なんですよね・・・
それでも正規店なら定価6,798,000円です。考えてみると、並行店で価格が落ち着いている時でもSSノーチラスは800万円。それよりも尚、リーズナブルな価格です。しかもめっちゃお洒落代表ゴールドでお馴染み、ピンクゴールドです。加えて大人の魅力満載のブラウンダイヤル。
じゃ、3針SSノーチラスはもうなくなるのか・・・という疑問が湧く。確かな情報ではないが、私は信じている。新バージョンが登場する!と。2021年4月には、Watches & Wonders がデジタル開催されることになっているので、そこでパテックフィリップが新しいキャリバーを搭載した3針SSノーチラスを発表すると睨んでいる。ここではロレックス・パテックフィリップ・チューダー・シャネル・ランゲ&ゾーネなどが参加予定であるが、残念ながら会場を使用してのリアルイベントは中止が決定している。
「せっかく現地に行こうとおもっていたのにぃ~」
と、行くはずもないのに中止となれば強気な発言をする(やっぱり現地開催するとか言わないでね)。そんなことより、私は信じている。新しく、そしてスペックアップして、もっと洗練されて3針ノーチラスがそのタイミングで戻ってくると。
でもやっぱり思いませんか?3針ノーチラスの製造終了って、ある種、事件ですよね。このモデルのカリスマ性をディスコンというニュースを通じてビンビン感じました。
改めまして、既に持っておられる方々、おめでとうございます。
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