【激レア】ロレックス プラチナ製 エルプリメロ デイトナ with ステラダイヤル @ サザビーズ
- 2021.01.26
- ヴィンテ-ジ・ロレックス デイトナ ロレックス 時計情報局 海外ブランド
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ロレックスのコスモグラフ デイトナには様々な魅力が詰まっている。その人気はとどまるところを知らない。初期の頃の手巻きデイトナは1000万円を軽く越え、最新モデルは定価の2倍の市場価格。ステンレス製だけでなく、どの素材であっても品薄が(正規店では)続いてる状況です。
そんな通常の製品版としてリリースされたモデルでさえも、なかなか手に入れられないご時世なのに、何か特別な理由で製造された小ロットのモデルとなると、数億円は当たり前の世界。
そんな激レアピースがこの度、2021年4月にオークションハウス「サザビーズ」にて出品される見通しとなりました。
Ref. 16516 は、ロレックスが念願だった「自動巻きクロノグラフ」の初代モデル、Ref. 16520 のプラチナケース×レザーストラップバージョン。このプラチナ製エルプリメロ デイトナ(便宜上、プラプリデイトナと表記する)は、当時のロレックス最高責任者 パトリック・ハイニガー氏の要望によって5本ほど製造されたといいます。昨年、その一つがオークションに出され話題になったのは記憶に新しいと思います。
話が少し逸れますが、「2020年のロレックス新作モデルで “激アツ” なのは?」と考えたとき、発表当初と現在とは違いがある(と思う)。新作発表前は、プロフェッショナルモデルに注目されていた。でも結論から言うと、「まるでティファニー」と思わせるターコイズブルーにラッカーされたオイスターパーペチュアルではないでしょうか?それに引き上げられるように過去の “ステラダイヤル” と呼ばれるカラフルにラッカーされたダイヤルが海外のオークションでも大盛況。過去記事参照
今回、このタイミングでオークションに出品されるプラプリデイトナ、コレはヤヴァいヤツ!何てったって、素のまんまでも激レアなのに、激アツのステラダイヤル、しかもティファニーブルーですよ。こりゃ、「オーマイゴー!マンマ・ミーア!アイヤ〜!」と誰しも声を出してしまいます。
さてはて、このオークションハウス「サザビーズ」の凄いところは、この製造本数僅か5本のプラプリデイトナを今まで2本取り扱っているところ。その度に、落札最高額を更新しています。
まずは2018年、オークションにかけられたのは、イタリア最大の時計リテイラーであるミラノのGobbi(ゴッビ)家に贈られたマザーオブパール(MOP)のモデル。詳しくは過去記事参照
落札価格は US$871,000≒9,500万円(当時約1ドル=110円換算)でした。販売はされなかったモデルですが、仮に2000頃に正規で売られていたら高くても400万円〜500万円。20倍近く跳ねてますね。
そして2020年夏、オークションに出品されたのが深いブルーのラピスラズリをダイヤルに使った、これまた魅力的なモデル。過去記事参照
と、やはり普通じゃない特別仕様。こちらは US$3,270,000≒3億5,000万円(当時約1ドル=109円換算)での落札。もし500万円で売られていたなら、約70倍…こんな “皮算用” が大好きな私。たった1年でプラプリデイトナの希少性が一段と上がった感があります。この界隈では “コロナ不況” なんてものは皆無なのか。
そして今回出品されるのがこの激アツ・ティファニーブルーダイヤルといことで、落札レコードを更新する可能性が大いにあります。今流行の鬼滅の刃風に言うと、上弦の参ってとこですね。
このオークションは2021年4月なので、購入を希望される方はまだ間に合います。
いや、私が最終的に言いたいことはそうじゃない。このエルプリメロを搭載したステンレス製を始め、コンビ、無垢デイトナ達がさらに価値を高めるスパイスとして、オークション結果が楽しみなんです。大きなインパクトを出すと、必ずそれに付随するモノ達が引っ張られます。
何かのキッカケで相場がスカイロケットする前に、今一度、エルプリメロ デイトナに目を向けてはどうでしょうか?
え、僕?エルプリメロは一つも持ってませんよ。
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