レアモンクエスト オンライン@CHRISTIE’S Watches Online: Dubai Edit
- 2020.11.01
- ヴィンテ-ジ・ロレックス パテック・フィリップ レアクエ ロレックス 時計情報局 海外ブランド
- オークション, クリスティーズ, デイトナビーチ, ノーチラス, パテックフィリップ, 手巻きデイトナ
日本時間の2020年10月29日に行われたクリスティーズのオークション「CHRISTIE’S Watches Online: Dubai Edit」に参加してみた。やはりレアモデルと言えば海外オークション。一攫千金を狙えるモデルも、こういったオークションで登場したりするものだ。
今回のオークションは新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインオークションという形が取られた。
とは言うものの、私のような “小物” が参加したところで話にならないし、門前払いで参加すらできないのではないかと思った。それはそれで、あっさりと諦めがつく。
いずれにせよ、クリスティーズのアカウントを持っていないので、開設しないことには始まらないということで、スタートラインを目指します。
「Create New Account」からアカウントの作成に入ります。
簡単なプロフィールと質問に答え、その後は免許証やIDの画像(写真)を送ります。
この辺りまで来ると、一応オークションに参加できるようだ。まだアカウント全ての項目が認証されていないが、これで突き進むのみ(後日、全て認証されました)。
今回のオークションは、中東向けに作られたモデルが中心となっています。UAE、オマーン、バーレーンなどの紋章がプリント、もしくはケースバックにエングレーヴされたモデルが多数。かなり興味があります。その他、なんの変哲もないレギュラーモデルの時計もありますが、そのほとんどがディスコンになっています。
前半戦の時計は、軽くスルーしていきます。そんな中、気になる時計が登場。
パテックフィリップ ノーチラスです。Ref.3700 は、「ジャンボ」と呼ばれるファーストモデルでかなり希少。もちろんステンレスモデルの方が今では人気ですが、コンビでもかなりレアです。考えは甘いですが、総額500万円ぐらいで落札できればラッキーです。箱もギャランティも付いていませんが、一応アーカイブスが付属しています。
ということで最初に参加した時の価格が約300万円強。意を決して350万円ぐらいで入札し、ドキドキを味わう。こういったオークションでは、かなりの手数料が落札者側にのしかかります。それも計算してからじゃないと、多額の出費になることも。
しかしそのドキドキも長くは続かず、更新される。ハッキリ言って、資産に余裕がある人間が参加するものなので、私は無理に決まっている。
入札価格が限界価格なんだから(笑)
オークションに参加して “競れない” のは非常に辛い(笑)手加減してくれてもいいのにな。たまには花を持たせてくれよ。
それでも懲りずに次に狙うは、今や高嶺の花。手巻きデイトナです!
今や手巻きデイトナの中でもかなり価格が高騰している Ref.6263 です。箱・ギャランティ有の極上品ですが、総額500万円ぐらいで行けるかも・・・という淡い思いを胸に抱く。
「何とか入札できる範疇だ!」
と心の中の小さいオサーンが叫ぶ。
このワンクリックで落としてやるよ!
終了まで約1時間。500万円オーバーの入札を終え、疲れた目を少し癒やす。恐ろしいまでの睡魔に襲われ、ここでダウン。いやこれは気絶なのかも知れない。
はっ、と目が覚めたときには入札したデイトナは終了していた。結果は…
250万円以上あがってんぢゃねーよ!
正直、ほっとした。こんな資産ギリの奴が参加するもんじゃねーな。
でもこれはクセになる。何か買いたい。グラビアの手ブラは好きだけど、買い物の手ブラは嫌だ。
さて、今回のオークションの目玉である時計が終盤に出てきた。それがこれ。
ロレックス サブマリーナ “ミルサブ” Ref.5513/17
です!保存状態も良く、ロレックス正規の書類付き。この針、見てください!ミリタリー感タップリです。
ダイヤル中央には “T” がデカデカとあります。確かこれは、イギリス軍用に表示するトリチウムマークだったかな?ま、何でも良いんです。今となれば手に入らないレベルです。
もちろんケースバックには、ブロードアローの刻印。中世イギリスでは最も重要であったとされる “矢” が起源とも言われているブロードアローですが、イギリスの軍用品アンティークや、オーストラリア、カナダなどイギリスがベースとなった国の軍用物にも使われている。
みんなには黙っていたが、実は俺、先祖を遡ると、イギリス人にルーツがあると聞いたことがある。これは参加せねばっ!
そう、その昔、俺は親から聞かされた。
「息子よ、お前の先祖は旧帝大の医師(コレ本当)。もっと遡ると、アダムとイヴ。お前も外人だ、アーメン」と。
気合がみなぎる。価格を見るとまだ行ける!20万だ。
あれ?
そういや、これってドル表記・・・
え?もう2,000万円超えてんぢゃん!_| ̄|○
参加すらできずに終了。ミルサブは、もう幻のモデルなっちゃったんだね。さようなら・・・
涙をこらえて前に進みます。だって男の子だから。しかも残す最後の5つのモデルのうち、4つがなんと西暦2000年というミレニアム記念に作られたあの時計。そう、
デイトナビーチ
なんです!しかも全て外箱・内箱・ギャランティ・タグのフルコンプリートです。セットではなく一本ずつの出品で、もしかすると世界のコレクターが4本ともスイープする可能性もあります。
ちなみにストラップは全てリザード(トケゲ)の革ですが、ダイヤル素材が違います。
- ピンク・・・Pink MOP (マザーオブパール)
- グリーン・・Green Chrysophrase (クリソプレーズ・緑玉髄)
- ブルー・・・Turquoise Chrysophrase (クリソプレーズ・緑玉髄)
- イエロー・・Yellow MOP (マザーオブパール)
ここはちょっと邪魔したい!
最終落札価格は・・・
- ピンク・・・50,000ドル≒5,230,000円
- グリーン・・40,000ドル≒4,180,000円
- ブルー・・・43,750ドル≒4,580,000円
- イエロー・・43,750ドル≒4,580,000円
という結果に終わりました。その中で私は、最初のピンクで完全にヤル気を奪われました。今思ったら、次のグリーンなら “イケた” かもと思いますが、それは “後の祭り” ってやつです。
少し前までは、デイトビーチなんて並行店で投げ売り状態だったのに、製造数の少なさから一気に価格が鰻登りとなってしまっています。去年見た時は、全て揃った個体が400万円で売っている並行店がありました。このモデルはますます上昇が見込めるモデルですね。
というわけで、結局はアカウント開設しただけということになりました。今度、また何かあればオリンピック精神で参加してみたいと思います。参加することに意義があるんです。
ではでは。
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