【新作】A. Lange & Söhne オデュッセウス クロノグラフ Ref. 463.178

2023年の新作発表イベントに出てきたランゲアンドゾーネ。ブースを見ると、このオデュッセウスクロノグラフが目玉モデルということが一目でわかる。目玉というか、これしか出てないんですけど…

ランゲアンドゾーネは毎年、この時期にある新作発表には巨大オブジェを用意するところが面白い。ちなみに過去はこんな感じです。

年間製造本数が約5,000本と言われているランゲアンドゾーネ。それぞれのモデルの製造本数を単純計算すると、一つのモデルで年間1,000本も作ることができない。となると、どのモデルでも大変希少ということがわかる。ロレックスで年間約100万本と言われており、パテックフィリップが約60,000本オーデマピゲはその最上級の品質を維持するために約40,000本に制限していると言われています。それを考えると、ランゲアンドゾーネの製造本数の少なさは相当なものです。

そして2023年に発表した新作が、ランゲアンドゾーネ唯一のスポーツモデル、オデュッセウス。その新モデルはクロノグラフを搭載してきました。

初代オデュッセウスランゲアンドゾーネ初のステンレススチールモデルでしたが、新モデルのオデュッセウスクロノグラフは、それに続く2本目ステンレススチールモデルです。1999年以来、洗練されたコラムホイールクロノグラフラトラパントを製造してきたランゲアンドゾーネ。そしてオデュッセウス用の新しいクロノグラフムーブメント L156.1 ダトマティックは、文字盤のカウンターを省略し、中央の2本の針で勝負。夜光塗料が配されたダイヤ型の先端を持つクロノグラフ分針と赤いクロノグラフ秒針。ケースサイドの4時位置にあるプッシャーで作動するリセット トゥ ゼロ機能は興味深い動きをする。

L156.1ダトマティックキャリバーは、ローターの外側部分には遠心力を生むプラチナ製の重りを備え、最大50時間パワーリザーブをとなっております。28,800振動で動作するテンプは、波模様の手彫りのブリッジの下に収められています。

ケースの直径は42.5mm、厚さは14.2mmと、サイズが大きくなったのは残念ですが、このような複雑なクロノグラフのムーブメントでありながら、120m防水というのが素晴らしい。僕は怖くて使えませんが、ハードに使える堅牢性を備えているようです。ケースの仕上げもさすがはランゲ、非常に優れているのは言うまでもない。ツヤ消しの表面と面取りされたエッジは仕上げに余念がない。

まだまだあります。リューズが通常の状態にある場合、2時と4 時の位置にあるプッシャーはクロノグラフをスタート・ストップ・ゼロへのリセットを行いますが、リューズを引いた状態でそれぞれのブッシャーを押すと、日付と曜日を変更できるようになっています。

あ~欲しい。メッチャ欲しい。まだまだ語りたい。しかしそう簡単には手に入らないことが判明しました。

今回の新作、オデュッセウスクロノグラフブティック限定、まぁそれは理解できるが100本限定となっています。100本です。これだけランゲさんに愛のある僕だが、お店の方曰く、”割り当てがない” なんて残酷すぎる・・・手に入れることができるパワーをお持ちの方、日本の割り当てが数本あるようなのでその割り当て、僕に、どうか僕に・・・(涙)

リファレンス 463.178 / LSLS4635BA
ケース径 42.5mm
ケース厚 14.2mm
素材 ステンレススチール
防水 120m
巻き上げ機構 自動巻き
パワーリザーブ 50時間
機構 アウトサイズデイト
クロノグラフ
ゼロリセット
日付表示および曜日表示
キャリバー L156.1
部品数 516
ブレスレット ステンレススチール
文字盤 ブラック
限定数 100本(ブティック限定)
価格 日本価格未定(恐らく2,000万円前後?)