【超レア】ニセノモみたいなホンモノデイトナ

もらえる予定の給付金の内、20万円をマスク代に当てて70箱しか買えない現実にロレックスの需要と供給を感じさせられたオサーンです。最近は安くなってきているようですね。

中国や韓国でコピー商品を買ったのか、「それはニセモノじゃん」っていうブランド品をたまーに見かけます。私は時計以外に興味がありませんので、見ても真贋のほどはわかりません。しかし時計でも最近のはクオリティー高いようです。

今回は、「それ、ニセモノじゃね?」と思わせるモデルを2つご紹介したいと思います。しかもそれらは、ただでさえ憧れる手巻きデイトナ、”ポール・ニューマン” です!

しかもしかも、この2つのモデルは2003年に同じオークションで出品されました。

 

“Paul Newman” Oyster Cosmograph “Daytona”
Ref. 6265 : case No. 6047425

当時、416,000スイスフラン(約4,600万円)で落札されたこの個体、この時代にしては完璧な状態のポール・ニューマン。しかも、完全にコピー商品としてもバレバレと思われるような真っ赤なダイヤル。しかしこれ、ロレックスが製造したデイトナである。

1979年に製造されたこのモデル、恐らく数本しか製造していないプロトタイプ。上記した通り、2003年のオークションで出品されたもので、当時はそれほどロレックスのプレミアというのは今の比ではないほど低い時期。それでいてこの価格ということは、当時としても驚くべき個体だったことが良くわかります。というもの、このレッド×ホワイトポール・ニューマンは、後にも先にもこの一本しか市場で見かけたことがないんです。

 

“Paul Newman” Oyster Cosmograph “Daytona”
Ref. 6263/6265 : case No. 3961705

そしてこちらは、同じく同オークションにて出品されたポール・ニューマン。インダイヤルが黒の個体になりますが、こちらは443,500スイスフラン(約4,900万円)で落札されています。1979年製造ということなので、ホワイトインダイヤルの個体と同じくして製造されたと思われます。もちろんこちらもプロトタイプということで、数本しか世に出回っていません。こちらのレッド×ブラックポール・ニューマンは、ベゼルが黒のRef.6263が確認されています。

このRef.6263は、米国カリフォルニア州にある時計ディーラーで販売されたことがあります。いくらで売られていたかは不明ですが、相当な価格だったのは確かです。

これら “” のポール・ニューマンは、”フェラーリ・レッド・ポールニューマン” と呼ばれているようです。