レアじゃないモデルの激レアモデルが出てました!

ロレックスとホンダが好きな方、こんなモデルがあったんですよ。ヴィンテージモデルを多く取り扱うアメリカの中古時計店、Wind Vintageが先日、超レアなロレックスを販売しました。この時計の特徴は、ダブルネームのダイアルです。

ロレックス オイスターパーペチュアル・デイト Ref.15000 × ホンダは、ステンレススチール製の34mmのケースに収められており、ダイアルには、赤い “Honda” のロゴが大胆にスタンプされています。何本作られたのかは不明ですが、確認されているのはこれが2本目。昨年、Wind Vintageは1本目のオイスターパーペチュアル・デイト Ref.1500 を販売しました。そして今回のRef.15000のオリジナルの所有者は、一度も使用せずに10年以上もの間、箱に保管したままだったといいます。確かにケースのエッジなんか、パッキパキですよね。これは凄いです。この未使用の時計には、オリジナルのジュビリーブレスレットと、裏面に “Honda Bowl ’85” と刻まれたエングレービングが施されています。

「この時計は1985年にセールス・アワードとして受賞したHondaディーラーから手に入れたものです。」と、Wind Vintageの創設者であるエリック・ウィンドは関係者に語っています。「この品物は既に25,000ドル(約337万円)で売約済みで、オリジナルのボックスと書類が付属します。」とも。

1950年代からのロレックスの看板モデルの一つだったオイスターパーペチュアル・デイトは、ほんの数年前に生産が中止されました。しかしこのRef.15000というモデルを見ると、デイトジャストとほとんど同じように見えますね。古典的なデザインは、完成形なんでしょう。無駄のないダイアルレイアウトから、3時位置の日付窓の上にあるサイクロップレンズまで、それはもうデイトジャストそのものです。

ジュビリーブレスレットも最高のコンディションです。この HONDA × オイスターパーペチュアル デイトは、もちろんロレックス自社製のキャリバー3035を搭載しています。これは、自動巻きムーブメントとして初めてクイックセットデイト機能を搭載しています。ムーブメントには、ブレゲ・オーバーコイルとウォッチメーカーのマイクロステラスクリューが採用されており、バランスリム上の4つのタイミングスクリューが重りとして作用します。ムーブメントは27石で、それまでのキャリバー1570よりも0.5mm厚く設計されており、高速回転バレルにより、通常使用において50時間のパワーリザーブを実現しています。

多くの高級時計メーカーが自社のモデルを自動車メーカーとコラボレーションして制作しています。代表的なモデルには、タグホイヤーとポルシェのコラボレーションで生まれたカレラシリーズ、ジャガーとのパートナーシップで制作されたブレモン(Bremont)、ブガッティとのコラボレーションで制作されたジェイコブ(Jacob&Co.)、そしてフェラーリとのコラボレーションで設計された世界最薄の時計として先日登場したリシャールミル(Richard Mille)があります・・・が、このホンダコラボとはちょっと意味合いが違いますね・・・