【ロレックス】数年後に億になるかも?!の個体が販売中、急げ!
- 2023.05.21
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最近のロレックスファンにはあまり馴染みがないかも知れませんが、昔からプレミア価格のレア個体として王道的なモデルが、海外サイトであるTropical Watchさんで登場しました。希少な1979年製のシードゥエラー “コメックス” です。
このシードゥエラーRef.1665は、”Retirement(引退)” とショップではネーミングされており、「過酷な環境で使われることがなくなり、今や富豪が購入するモデルとなり、行く末は金持ちの家」という意味で、”Retirement” と名付けられています。
さて、この個体は最近ポリッシュされたケースで、「非常に良好」な状態の様です。ベゼルインサートは均等に淡くグレーに褪せており、黒い文字盤には “焼けた” クリーム色のインデックスと針の夜光がアクセントとなっています。デイト窓はサイクロップレンズがなく、3時の位置に配置されています。
そもそもコメックスとは、なんぞや?ということですが、1961年に誕生した最大規模の潜水専門会社COMEX(正式名称:Compagnie maritime d’expertises)のことであり、フランス・マルセイユに本拠地を置き、深海潜水の先駆者として水中での高圧エンジニア作業を行なう世界有数の企業である。
創業してすぐの1963年にはロレックスと特別な高圧検査タンクを共同開発し、その後、サブマリーナーにヘリウムガスエスケープバルブを着けたコメックス専用モデル サブマリーナー Ref.5514がコメックス社に提供され、今では激レアモデルとなっています。そのサブマリーナーを基に作られたのが、このシードゥエラー Ref.1655 コメックス ということです。このロゴの入ったモデルは当然、一般販売はされることはありませんでした。
シードゥエラーは元々、サブマリーナーを改良する試みとして作られたので、コメックス社との関係は技術力を高めるうえでロレックスにとっても願ったり叶ったりでした。そして1970年から1997年までの27年間、サブマリーナーとシードゥエラーの “COMEX” が9つのリファレンスで出ています。
初代シードゥエラーであるRef.1665は1977年に製造され、ダイアルに “Comex” と “600m” というオリジナルのテキストを採用した初のモデルでした。専門家の間では、この時期から1970年代後半までの間に、300本のComex Ref. 1665が作られたと言われています。
ケースのポリッシュは、一部のコレクターにとっては魅力を損なうかもしれませんが、説明によれば「しっかりエッジは立ってます」と強調しており、わずかな使用感のみがあります。オリジナルの10リンクのオイスターブレスレットが付属しており、「わずかな伸び」のみがあります。モデル番号はケースバックに刻印されており、ブレスレットの留め具には1990年の日付コードが刻印されています。
ロレックス・コメックスの腕時計は市場での正規販売されたことはなく、これらはコメックスとそのダイバーにのみ提供され、その希少性が現在の市場での価格の高さを示しています。こののロレックスシードゥエラー1665を手に入れるには、175,350ドル(約2,400万円)という販売価格となっています。確かに相当な金額ですが、お金持ちのロレックスのコレクターにとっては多分、問題ないんじゃないかと・・・。
2,400万円が、数年後に「COMEX、1億円!」というニュースを目にするかも、です。でも昔からこの年代のシードゥエラーの文字盤に “COMEX” と後で書き入れたリダンダイアルなどが多く出回っているので、購入には注意が必要ですね。
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