ロレックスの秘密を「数字」で解く その5

それなりに好評を頂いていると勝手に解釈しているこの「ロレックスの秘密を「数字」で解く」シリーズですが、だれが喜んでいるかというと、何を隠そうこのオサーンです。ロレックスに関する情報を、皆さんと共有できればと思っております。

もっとお詳しい方、恐縮です。

では第5弾です!


【3800000000】

とてつもない桁数です。0の数が合っているのか確認するのも面倒ですが「38億」です。

単位はユーロ(€)です。もうおわかりでしょう。これは、少し古い資料となりますが、2013年におけるロレックス推定年間売上ということです。ちなみに2013年の為替レートを130円とすると、日本円で

4940億円

ということになります。普段は公表しない数字ですが、この年は財務記録が出されたようです。

それにしても破格!ブーム最高潮の2018年なんかは、もっと凄いんでしょうね。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

ジュネーブにあるロレックス本社 ©Rolex

【11912400】

もう桁がおかしなことになってきてます。「1191万2400」なら、まだわかりやすいでしょうか。

この数字は、ロレックスのレギュラーモデルで一番高価なモデルの定価なんです。

そのモデルとは、

“デイデイト40 Ref.228396TBR “

©Rolex

です。プラチナ×アイスブルー×ダイヤモンドです。ちなみにもっと高い宝石が散りばめたモデルもありますが、それらは俗に”ワンショット“と呼ばれており、レギュラーモデル扱いではないようです。

 

500000〜600000】

さて、こちらも大きな桁数ですが、何を表しているのでしょうか。

この数字は、2015年の数字です。滅多と公表しないロレックスが公表した数字なんですが、実はこれ、2015年1年間でのロレックスが売り上げた本数だそうです。

50万本~60万本。その10万の幅が気になります。どうせ発表するなら、もう少し正確な数字が欲しいのですが、わがままでしょうか。それにしても、恐るべき売り上げ本数ですね。

 

©Rolex

 

【4700000000】

こちらも”0″が多いですね。一番初めにご紹介した数字とほぼ同様の内容となっています。

これは、”US dollers“という単位が付きます。。47億ドルです。

2016年ロレックス売上高と言われています。単純に1ドル=110円換算で、5170億円です。しかし、もうすでに2017年2018年は、50億ドルの壁は突破したと言われています。

 

【17752500】

最後になります。この数字、ちょっとしたマニアなら知っているかもしれません。手数料込みの価格なので、「15500000」で覚えている人もいるかもしれません。

まずは写真をご覧ください。

 

COURTESY PHILLIPS
COURTESY PHILLIPS

もうおわかりですね。そう、腕時計史上最高落札金額となった伝説の「ポール・ニューマンご本人様デイトナ」の落札価格です。

2017年10月に開催されたフィリップス・オークションでその出来事は発生しました。なんとまぁ、日本円にして約20億円です。この記録はおそらくこのモデルが再びオークションにかけられる時以外、破られることがないのではないでしょうか。

投資的目線で見ると、夢がありますねぇ・・・


5回のシリーズでお送りした、「ロレックスの秘密を「数字」で解く」ですが、今回が最後となります。ありがとうございました。

やはり秘密は秘密だからいいんですよね。なんでもかんでもオープンでは、色気がないというか・・・でもロレックスは昔に比べて情報をオープンにしている傾向にあるのも確かです。時代の流れなのか、トップの考えなのか。そこんとこも、秘密のようです。