ロレックスの秘密を「数字」で解く その2

ロレックスの秘密を「数字」で解く その2

隠されると見たくなる。人ってそんなもんです。オサーンも若かれし頃、モザイクの向こう側を何とか解明しようと…

ロレックスのファンは世界中におります。恐らく”謎めいた部分がある“という魅力に取り憑かれた人も少なくないはず。

そんな秘密を、「数字」で見ていくと、もしかしたら誰も知らないロレックスの真実に近づけるかもしれません。

んなわけないか。

というわけで、第二弾です。


【10】の秘密

この数字、単位は”リットル“です。

10リットルと聞くと、それほど多くないような気もしますが、何が”10リットル“なんでしょう。

答えは…オイルの量です。

ロレックスは、毎年ほぼ同数の生産量を誇り、各々の個体、それに加えメンテナンス中のもの、その両方に注油をします。

©Rolex

たとえば、ごく少量のオイルがアンカーホイールの各歯に塗布されます。潤滑油を必要とする部分が約200箇所あ ると言われています。ロレックス5つの異なるタイプのグリスとオイルが各キャリバーに使用されます。

ロレックス自身でも潤滑剤の一部を生産し、特殊なオイルは外部調達しております。約1年あたり10リットルしかと思われるかもしれませんが、それは大変重要な作業です。高性能ムーブメントの一部のコンポーネントは、電車のレールにかかる負荷と同じぐらいの負荷にさらされると言われています。

【13】の秘密

今回の「13」は、大きな単位です。

その単位は、t(トン)です。ロレックスにまつわる「13トン」とは、なんでしょう?

それは、「毎年、ロレックスが加工している金(ゴールド)の量」だそうです。

もちろんこれは、スイス最大金消費量となっております。

てか、金ってそんなにあるの??

 

【14】の秘密

続いての数字は、「14」です。

1910年、ロレックスは後の公認時計検定局(Offiicial Watch Rating Center)となるビエンヌ時計学校による、公認歩度証明書(Swiss Certificate of Chronometric Precision)を世界で初めて取得した腕時計であった。そのゴールド製の腕時計のテストは「14日間」を要したそうです。

1910年に取得した初の証明書 ©Rolex

 

【20】の秘密

この「20」とは何でしょう。

これはあまり興味のないかもしれまんが、時計内部にある大事な部品、ヒゲゼンマイの長さです。

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ということで、単位は”cm(センチメートル)“です。パラクロムヒゲゼンマイの説明は下に記しておきます。

 

©Rolex

伸ばすと20cmほどになりますが、この巻き上げた状態だと1cm程度になります。

 

パラクロムヒゲゼンマイは、耐磁性に優れ、温度の変化に強く、高い復元力により標準的なヒゲゼンマイの10倍の衝撃に対する耐性を備えている為、安定した精度を保つことが出来るヒゲゼンマイヘアスプリング)である。素材のパラクロム合金は、ニオブを主としたハフニウムとの常磁性の合金である。
ロレックスでは、2000年に登場したデイトナムーブメント(Cal.4130)に初めて採用された。その後、5年にも及ぶ開発期間を経て、2005年発表のGMTマスターIIの搭載ムーブメント(Cal.3186)からはブルーパラクロムヒゲゼンマイが採用されています。

 

【35】の秘密

この数字、先ほどと同じく長さの単位です。

今回の長さの単位は「mm(ミリメーター)」です。これは1960年に作られたロレックスのスペシャルモデルである”ディープシースペシャル“に搭載された半円形のガラスの厚みです。

もう時計とは思えない形になっていますが、れっきとしたロレックスのスペシャルモデルであり、歴史的なモデルでもあります。そしてこの時計が潜った深さは、約11kmの深さらしいです。

実はこれ、人が着けていたわけではなく、バチスカーフ・トリエステ号の外側に取り付けられチャレンジャー海淵に潜り、オイスターケースの完全防水性能を証明した特別なモデルなんです。

ならこんな腕時計の形する必要があったのかという疑問が残りますが、その謎こそが、ロレックスの良さです。

 

ディープシー・スペシャル ©Rolex

 

【150】の秘密

今回最後の数字ですが、「150」です。

この数字は、販売価格である”150ドル“なんですが、ロレックスでこの価格って今ではありえませんよね。2019年8月の定価では、766,800円のモデルです。それは、”サブマリーナ“です。

1950年代に売れれていたサブマリーナは、150ドル・・・当時は1ドル=360円の時代なので、日本円では54,000円ということになります。当時の大卒初任給は13,000円程度だったことを考えると、感覚的には今より高かったんでしょうかね。150ドルと言われると、「やっす~」と思ってしまいますが、そうではなさそうです。

©Rolex

いかがでしたでしょうか?時計には数字が付きものですので、たくさんの数字が渦巻いています。

その数字の意味がわかると、ロレックスライフが楽しくなるかもしれませんね。