【ロレックス新作】コスモグラフ デイトナ

60周年を迎えたロレックス一番人気モデル、コスモグラフ デイトナ。当然、何かが新しくなるとは思っていましたが、一見、新型キャリバー搭載だけのように感じたけれども、プラチナモデルは最上位に相応しい変更を遂げました。

ロレックスでは採用されていなかった裏スケが、2023年の新作としてデイトナでは、プラチナ製アイスブルーに採用されるようになりました。そして新型のキャリバー 4131 は、ステンレス・コンビ・ゴールド・プラチナとすべてのモデルに搭載されるようになり、リファレンスもこれまでの 1165**番台から1265**番台へと変更になりました。

ねじ込み式リューズとねじ込み式プッシャーを備えた100m防水ケースは、ケースサイズ40mmをキープする形となり、厚みは11.9mm。ラグ幅も20mmの変更なしとなっています。そんな中、ステンレスモデル・セラクロムベゼル搭載の126500LNを見てみると、これまでと少し変更されています。それは、ベゼルインサートを採用したことです。ということは、よく見ると全てのデイトナがそのようになっているということですね。

左:126500LN   右:116500LN

これまで、GMTマスターIIやサブマリーナーに採用されていたセラクロムのインサートですが、デイトナではモノブロックセラクロムベゼルはそのままに、エッジ部分にはそのケース素材のベゼルインサートが使われるようになり、古き良き手巻きデイトナの雰囲気を感じさせるデザインとなっています。簡単に言えば、ベゼルの外側にケース素材の縁取りがされたよな外観になったということです。

細かい変更点で好き嫌いは当然あるでしょうが、少なくとも改良されているのは間違いない。

そして今回新たに搭載されたムーブメントであるキャリバー4131は、4130をベースとして特許を取得しているクロナジーエスケープメントとブルーパラクロムヘアスプリングを備え、振動数・パワーリザーブはキープしています。またプラチナモデルを見るとローターが見直され、ブリッジには “ジュネーブにあるレマン湖に寄せるさざ波” がモチーフとなったと言われるコート・ド・ジュネーブ装飾が施されています。

126506のプラチナモデルは純金のローター、そこからは美しいムーブメントが見えます。プラチナしか裏スケがないのが非常に残念です。

しかし今回は新型ムーブメントということで、デイトナのラインナップが全て新モデルということになります。私の予想に反して、コンビモデルとフル金無垢モデルのベゼルがセラクロム化というのは実現しませんでしたが、それはそれで全くいいと思います。

そして今回、残念ながらカタログ落ちしているモデルがこれまた凄い。

ブルーやグリーン、そしてデビューして間なしのメテオライトが消えております。手に入れられなかった方々は、仕方がありません。まだもう少し猶予はあるかと思いますので、粘り強く行くしかありませんね。

ロレックス好きなら皆が憧れるモデル、コスモグラフ デイトナ。新作としてまたまた脚光を浴びる形となっていますので、一段とハードルは上がっているかも知れませんが、購入された方がおられましたら、またご一報いただけると幸いです。吉報、お待ちしております。

ケースサイズ 40mm
素材 SS/YGコンビ/YG・ERG・WG
リューズ スクリュー式・トリプロック(三重密閉構造)
クリスタル 傷防止サファイア
耐水性 100 m/330 フィート防水
ベゼル 18ct ゴールド/セラクロム
キャリバー 4131
機能 時針、分針、スモールセコンド(6時位置)、1/8秒まで計測可能なクロノグラフ、積算計(30分 /3時位置と12時間 /9時位置)、秒針停止機能による正確な時刻設定 クロノグラフ、積算計(30 分/3 時位置と 12 時間/9 時位置)
振動子 常磁性ブルー パラクロム・ヘアスプリング
高性能パラフレックス ショック・アブソーバ
パワーリザーブ 72時間
ブレスレット オイスター/オイスターフレックス
クラスプ セーフティキャッチ付オイスターロック
イージーリンク(約 5 mmのエクステンションリンク)
認定 高精度クロノメーター (COSC、ケーシング後にロレックス認定)
価格 SS:1,795,200円(税込)
コンビ:2,319,900円(税込)~
オイフレ:3,642,100円(税込)~
オイスターブレス:4,701,400円(税込)~
プラチナ:要問合せ