ロレックス コスモグラフデイトナの各種価格推移を見てみる (下)

お金がないので小遣い稼ぎでネット限定で竿竹でも売ろうか考えているオサーンです。画像は出さずに、「ソーラーシステム衣類乾燥」と銘打てば、結構売れるような気がします。

前回前々回と現行モデルのデイトナ、ここ2年間の価格推移をみてきましたが、今回は製造終了しているモデルの価格を見ていきたいと思いますが、流通している個体数が極端に少なくなってきている印象があります。


Ref. 116520

すこしこのグラフには注意が必要です。というのは、価格コムさんで対象としている時計の個体数が少ないモデルになると、どうしても価格の平均値が偏ります。それを加味してみる必要があります。

今回のグラフは一世代前のデイトナ Ref. 116520 です。ロレックス念願の自社製自動巻きクロノグラフを搭載したモデルで、ロングセラーモデルでした。当然市場には多く溢れていましたが、根強い人気で市場を支えていたモデルの一つだと言えます。製造終了した約5~6年前までは200万円で未使用品が購入できたのですが、徐々に上昇し、300万円~350万円あたりの時代に入ります。そして2021年に入り、現行モデルの高騰に引っ張られる感じで引き上げられています。

人気としては、ブラックダイヤルの方が常に人気でしたが今はその差もない感じです。そもそも個体数が少なくなってきているので、状況としてはエルプリメロ搭載Ref.16520 と同じような価格の動きを感じます。正直いって、私の予想は大外れしています。製造期間が2000年~2016年という今ではあまり見られない長期政権だった Ref. 116520 ですので、ここまで市場から個体数が激減するとは思っていませんでした。

とはいうものの、製造された本数が変わるわけではないので、世界のどこかにその時計はアッチャ行きコッチャ行きしているんです。当然、増えることはありませんがヴィンテージの手巻きデイトナのようなことは、生きている間には起こらないのでは?と思っています。

また、他のディスコンモデルも見たかったのですが、データが少ないのでグラフが当てにならないと思いやめました。実際に取り扱っているところから見ていきたいと思います。
※リンク切れの場合はご了承ください。

Ref. 116518

【中古】美品 ギャラ付 ロレックス デイトナ 116518 ランダム番 ブラック/シャンパン YG/革 メンズ 自動巻 腕時計

販売価格:3,740,000円 (税込)

実はこちら、オイスターフレックス登場前(一世代前)の革ベルト×非セラミックベゼルモデルです。今では現行モデルが恐ろしいほど値上がっていますが、こちらは400万円を切る価格。この辺りは未だ、爆発的な高騰は見られませんので、狙い目なのかも知れませんね。

Ref. 116519

ロレックス コスモグラフ デイトナ ROLEX COSMOGRAPH DAYTONA/116519【中古】【メンズ】

販売価格:3,761,800円 (税込)

こちらも一世代前ホワイトゴールドケース×革ベルトモデルです。しかもこれ、ダイヤルにソーダライトという鉱石を使ったモデルということで、今では市場の個体数が少なくなってきています。現行モデルの市場価格から見ると100万円以上も安いので、お買い得だと思っています(金銭感覚は麻痺ってますけど)。このダイヤルのデイトナ、数年後に大手オークションハウスとかで良い値段付きそうな気がします。

 

Ref. 116523

ROLEXロレックス Ref.116523Gデイトナ Y品番【中古】☆

販売価格:1,958,000円 (税込)

そしてこちら、先代コンビデイトナです。しかも8ポイントダイヤモンドが入ったダイヤルで200万円を切っています。デイトナの盲点的モデルになっているコンビですが、この価格・・・もう定価で買えるデイトナと言っても過言ではありません。もし今後、コンビモデルに火が付いたら面白いですね。


というわけで、今回は3回に分けてロレックス デイトナの市場価格を見ていきました。”相場=気持ち” だと思っている私ですが、これはみんなが欲しいという思いが今は最高潮に達しているような、そんな気がします。それは、元来ロレックスが好きだった人だけではなく、その他の方々の影響が大きくなっているという感触です。その状況に対して否定的な意見も聞きますが、私は「仕方がない」と思っています。これはミーハーで有名な “日本人気質” という簡単な言葉では済まされず、世界的にこういった状況だからです。

「元々、俺たちが楽しんでいる趣味の世界に入ってきやがって」という気持ちもよくわかりますが、それはどの世界にもあることで、自分では気が付いていない間に、他の世界に土足で入っていることもあるかも知れません。

結局、時計って多角的に魅力的な世界なんだと思います。