エクスプローラーは I 派、それとも II 派?

最近は仕事の忙しいオサーンさんの影武者となっているヤマダです。

私の趣味は、山登り。オサーンさんとも昔はよく行きましたが、怪我をされてからはご一緒する機会がなくなり寂しい思いをしております。

私は夜でも冬でも山登りの本格派ですが、「冒険家」の時計として人気のロレックス  ‘エクスプローラーI‘ と ‘エクスプローラーII‘ は、何が違うのでしょう?今回は、定番の人気プロフェッショナルモデルである「エクスプローラー」にフォーカスしてみたいと思います。

 

 

Explorer I

同じ「冒険家」でも、その2つのモデルはそれぞれの目的を持ったデザインとなっています。エクスプローラーIは「登山家」に向けて、そしてエクスプローラーIIは「洞窟探検家」に向けて開発されたモデルです。

エクスプローラーIは、頑丈なつくりと視認性の良さに特化しています。数十年と市場に出ている人気モデルですが、ステンレススチール製スムースベゼルオイスターブレスレットというデザインで昔から愛されています。

Ref.1016

防水性能は昔から100mであり、何度かのムーブメントのアップグレードが行われました。2010年にデビューしたRef.214270から39mmというケースサイズになりましたが、それまで数十年もの間、36mmというサイズでした。

そして、現行モデルとなっているRef.214270には「3・6・9」のインデックスに夜光塗料のない「ブラックアウト」で当初はリリースされていました。

左 Ref.114270 / 右 Ref.214270(ブラックアウト)

しかし2016年マイナーチェンジが行われ、夜光塗料(クロマライト)が入り視認性が更に向上されました。このシンプルでタフな時計は、ロレックスプロフェッショナルモデルでは常に人気のモデルとして君臨してます。

Ref.6610

 

Explorer II

1971年ロレックスは新たな「冒険者の時計」をラインナップに加えました。それがエクスプローラーIIです。この時計は、オイスターケースと自動巻きムーブメントを備えた世界で最も過酷な環境でも使える時計として開発されました。
このエクスプローラーIIには、GMT針が付いています。これは、極地洞窟探検といった昼夜の区別がつかないような、極限の環境下での使用を目的とした時計だからです。

Ref.1655

1984年には、Ref.16550が登場。針がベンツ針へとなり、デザインも一新された。しかしこのRef.16650は僅か4年程度で廃番となります。そして1991年からは、Ref.16570が登場、20年というロングセラーモデルとなりました。

Ref.16550

そして2011年より現行モデルのRef.216570が登場します。GMT針1stモデル同様オレンジに戻り、40mmだったサイズが42mmへと大型化しました。しかし人気は、というと、正直「エクスプローラーIの圧勝」と言っていいでしょう。このエクスプローラーIIは、数年前までは ‘不人気モデルの一つ‘ としてロレックスファンには有名でした。

 

Ref.216570

理由はいろいろあるかと思います。シンプルを求める人は、エクスプローラーIを選ぶだろうし、GMT機能の時計ならGMTマスターIIを選ぶ。華やかさはないが地味ではない。どうもパッとしない印象だからでしょうか。しかし今では人気モデルの1つになりました。


仕事で使いやすく、ドレッシーな雰囲気もあるエクスプローラーI、スーツにも似合う本格的なツールウォッチのエクスプローラーII。どちらもヴィンテージモデルは高騰していますが、そろそろどちらのモデルも廃番となりそうな時期が来ております。

あなたは登山派ですか?洞窟探検派ですか?オサーンさんは、昔から山ガールのいる登山派のようです。

杖を貸して山ガールをゲットする当時のオサーンさんと木の棒一本で堕ちた山ガール