歴代デイトジャスト Top10 ダイヤル by オサーン

ごく普通の人で、ある一定の年齢層から” ロレックスのイメージ” と言えば、「デイトジャスト」が頭に浮かぶ(はずである)。サブマリーナGMTマスターIIなどが出てくる人は、ロレックスに精通している人です。普通の人なら、デイトジャストが多いはず。

なぜ私がそう言うかというと、手巻きデイトナが流通していた1970年代〜1980年代辺りでは、デイトナは不人気モデルだったそうだ。人気は断然、デイトジャスト。そう、ロレックスと言えば…デイトジャストだったんです。

デイトジャストには様々なダイヤルバリエーションがあり、私もいくつか過去には持っていた。

今回は、そんな昔から多くの人に愛されたロレックス デイトジャスト の様々なダイヤルデザイン・素材オサーン的トップ10で発表したいと思います。


No.10 Pie Pan ダイヤル

その名も「パイパンダイヤル」です。デザインというより、ネーミングか好きなんだろ!と言われそうですが、正直、それもある。

どんなダイヤルかと申しますと、文字盤の外周が下方へスロープしているんです。これが、パイを焼くプレートをひっくり返したような形状だから、パイパン(Pie Pan)なんです。何もエロ要素はありません。

1977年頃にRef番号が5桁になった頃から、今のフラットダイヤルに代わってます。このスロープした形状は、実際の大きさよりも小ぶりに見えるのが特徴です。

 

No.9 Concentric ダイヤル

 

Concentric(コンセントリック)= 渦巻状の模様が入っているダイヤルです。トンボを捕まえるときには最高です。視認性の良いダイヤルで、デイトジャストだけでなくオイスターパーペチュアルにもあります。フラットなダイヤルに比べ、同心円状に溝があるので、光が当たることによってダイヤルカラーに深みが出ます。

 

No.8 Wave ダイヤル

 

デイトジャストでも、高級路線に見られるダイヤルです。ダイヤモンドベゼルや、ダイヤルの一部にダイヤモンドをセットしているモデルが多い。”ROLEX“のロゴが波打っているようにレーザーエングレービングされており、一見、ただの線模様に見えますが、「ROLEX」という文字列が入っています。カラーバリエーションも豊富ながら、他の人とはあまり被らないダイヤルです。

 

No.7 Houndstooth ダイヤル

Houndstooth(ハウンズトゥース)とは、「千鳥格子」のことです。めちゃくちゃ可愛いくないですか?私はかなり好きなデザインです。実際に、時計のダイヤルに千鳥格子を使っているデザインってあまり見ないことから、密かな人気となっており、結構レアダイヤルなんです。

 

No.6 Honeycomb ダイヤル

 

Honeycombとは、ミツバチ(ハチ)の巣のことを意味しています。実はミルガウス Ref.6541 という1stモデルも、Honeycombダイヤルなんですが、若干パターンが違います。アンティークデイトジャストを探していると、時々目にすることがあるHoneycombダイヤルは、レアなダイヤルの1つです。

 

No.5 Khanjar ダイヤル

ロゴダイヤルの一種であるKhanjar(ハンジャル)ダイヤルは、オマーン軍のために作られたと言われています。実は現在でもオマーン国内正規店のみで現行モデルのハンジャルが販売されているようです。しかしダイヤルにプリントされているのではなく、現在はケースバックに刻印される形となっています。製造本数が極端に少ないハンジャルダイヤルは、価格が高騰し続けています。

 

No.4 Wood ダイヤル

ウッドダイヤルはお分かりだと思いますが、を加工して作っています。具体的には、マホガニーウォルナットなどの木材です。どことなしに、木の温もりを感じるダイヤルなので、いつか欲しいと思っています。家具などの使われる木材なので、丈夫で長持ちする素材なんでしょうね。金無垢モデルなどに採用されており、価格が高いのがネックです。

 

No.4 Meteorite ダイヤル

同4位です。天然素材系のダイヤルの中でも、一風変わった素材のメテオライトダイヤルです。隕石を削りダイヤルにしているのですが、結構な重さがあります。2つと同じものがないパターンのダイヤルであり、ロレックスメテオライトダイヤルを持つモデルも、デイデイトデイトナGMTマスターIIと、全てが金無垢モデルでの使用となっていますので、デイトジャストではお買い得なのかもしれません。

 

No.3 Ghost ダイヤル

1970年頃に製造されたダイヤルに存在する、レアな “ゴーストダイヤル” です。見る角度によってロゴが消えてしまうもので、経年劣化の影響と言われています。

下の画像のダイヤルは、”パイパンダイヤル+ゴーストダイヤル+ロゴダイヤル” という驚異のレアダイヤル丼となっています。

 

No.2 Logo ダイヤル

俗に「ダブルネーム」と言われる、他社の名前などがプリントされたダイヤルです。有名なところでは、”Tiffany” や ゴーストダイヤルでも紹介した “Cartier” 、”Khanjar(ハンジャル)ダイヤル“などが有名です。

 

ロレックスというブランドにプラスされたビッグブランドは魅力的ですが、中東諸国の軍隊のオーダーによって作られたモデルも多く存在しています。

 

No.1 Chevy ダイヤル

スーパークールなダイヤル、その名も “シェビーダイヤル“です。金ピカなのは置いといて、激レアダイヤルなのは確かです。

これは1986年75周年を迎えたアメリカ自動車メーカー「CHEVROLET(シボレー)」がロレックスに制作依頼したモデルです。シボレーのロゴマークの様な模様がホログラムのようにエングレービングされており、凄まじい高級感を出しています。

製造された本数はわかりませんが、優秀なセールスディーラーに贈られたようです。

これは、Ref.16018 フルーテッドベゼル × ジュビリーブレスレット 10Pダイヤモンドという仕様です。実は75年というのは、ダイヤモンド記念ダイヤモンド婚式)なんです。日本では60年がそれに当たりますが、アメリカでは75年。それを踏まえてダイヤモンドも使用されているそうです。

これはメチャクチャ欲しいっす!


という訳で、私の好みであるダイヤルを歴代のデイトジャストからチョイスしました。4位が2つあって3いがあるのはおかしいかもしれませんが、「トップ11」にするのは中途半端だったのでそうしてます。

意外と買えそうな価格のモデルから、超プレミア価格のモデルまでありますが、プロフェッショナルモデルだけではなく、クラシックモデルロレックスは熱いんです!