革ベルト仕様のデイトナを考察する

朝晩の冷え込みが出てきた2019年後半ですが、この時期になると「革ベルト」が着けやすい。最近は、肌に当たる内側が”ラバー“、見える外側が”“というハイブリッドストラップと言うのもあり、汗をかいてもそれほど心配することがないようです。

時計好き」の中には「ロレックス好き」が多く、「ロレックス好き」の中には「デイトナ好き」がかなり多いはず。三段論法を活用すると、

時計好き」ならば「デイトナ好き

が無理矢理ですが成立します。そう、時計が好き人はデイトナが好きなんだ。じゃぁ所有しているデイトナ、着せ替えして「秋・冬バージョン」にしませんか?(強引ですが)

元々デイトナには「革ベルトモデル」が存在します。実は今でも正規店で購入することができます(在庫があればの話です)。2019年11月現在、とある正規店にあるのを確認しました。バケットダイヤモンドがベゼルに付いていたので買える価格ではありませんでしたが…

かつては金無垢Ref.116515Ref.116518Ref.116519Ref.16518Ref.16519 などが革ベルトのモデルとして存在しておりました。今ではオイスターフレックスを装着させたモデルが、元々革ベルト仕様だったということです。では逆に、オイスターフレックス革ベルトへ逆流させてみてはいかがでしょうか。

ということで、革ベルト仕様と化したデイトナや、元々革ベルトだったモデルを見たい期待と思います。


これは、今となっては幻に近くなってきている西暦2000年限定リリースされた”デイトナ ビーチ Ref.116519” です。ロレックスでは珍しい限定モデルです。カラフルなリザードストラップとダイヤルにはターコイズクリソプレイズイエローシェルピンクシェル、そして素材はホワイトゴールドという特別感満載のモデル。当時はその奇抜さから敬遠されていたのですが、今となってはかなりのレアモデルということで、価格は高騰しております。また、ニセモノが多く作られたモデルとしても有名です。

 


 

イエローゴールドブラックダイヤル。こちらは “Ref.16518 エルプリメロ” です。大人のデイトナっていう雰囲気がビンビンしております。結局、私は年相応にこういった雰囲気が好きになってきているってことなのかもしれません。

 


こちらは “Ref.116515LN” のチョコレートダイヤル×アラビア数字です。こちらのダイヤルも既に製造終了しており、ジワジワと人気が出てきております。ブラウンってのが、オヤジ心をくすぐるんです。オイスターフレックスもいいんですが、革ベルト仕様にすると一層渋いですね。ベタなロレックス感もきれいになくなった印象です。

 


重量のある「隕石」を削り出してダイヤルにした “116519 メテオライト” です。ホワイトゴールドはやはりシンプルですね。あまり派手を好まない人には凄く良いと思います。メテオライトダイヤルも、希少なんですが自己主張をそれほどしないのがいいんですよね。革ベルトデイトナということで、「ホワイトゴールド」と気付く人がいるかもしれませんね。

 


ここからは、革ベルト仕様ではなかったモデルとなります。2017年にデビューしたオイスターフレックス仕様デイトナであり、一番人気となっている「スチール・ブラック」です。見た目にも全く違和感がなく、逆にしっくりと納まっている感じがします。それほど私はこの「スチール・ブラック」には興味なかったのですが、最近はものすごく欲しくなってます。多分出会ったときには買ってしまうんでしょうね・・・

 


ロレックス一番人気、”116500LN ホワイトダイヤル” です。革ベルト効果は大きいようで、高級感が増し×2になる印象です。これは大アリだと思います。

ちょっとやってみたい気がします。ブラックダイヤルの方が、黒のレザーストラップなら似合うでしょうね。

 


こちらは、ロレックスカスタムで世界的に人気のある会社、「Artisans de Genève」が “Ref.116523” をミュージシャンである”レニー・クラヴィッツ“をイメージしてカスタムしたモデルとなっています。”Ref.116523” というと、一世代前のモデルとなります。

これを見事にカスタムしております。ベゼルもベークライトを使ったオリジナルを作製、その他多くの部分をカスタムしておりますが、仕上げはブレスレットから革ベルト×ブンドを使用することで、ヴィンテージ感を醸し出しています。

実は一番狙っているスタイルがこれなんです。そう、「革ベルト×ブンド」なんです。ケースと腕の間にこの革が一枚入ることによって、フィット感が格段にあがり、時計との一体感を感じます。

 


もう手が届かない高根の花子さんとなっている「手巻きデイトナ」です。そしてこの革ベルトは、ブンドが腕全体に巻かれる「フルブンド」です。これはちょっと「う~ん、やり過ぎ」って感じです。でも実際に着けてみて印象が大きく変わる可能性もあります。レザーバングルのような感じですね。

 


最後になりますが、伝説のデイトナRef.6239 ポール・ニューマン” です。腕時計史上、オークション最高落札額を記録した時にみた画像に一目惚れしましたが、これは完全に片想い。こんなの買える訳がない。でもその時の印象に残っていたのが、この革ベルトだったのです。この時から、「同じような仕様にしたい!」とオサーン心に秘めておりました。


自分の手持ちのデイトナを、少し遊んでみたいという気になったので、しかも寒くなってきたので「革ベルト」のことを考えてみました。どうせ替えるなら、やはり”ブンド“を着けてみたいと思っています。

しかし、いつもヒマそうに思われている私も、実はなかなか自分自身に時間が取れないので、妄想にふける一方です。また革ベルトへ交換した時には、お披露目したいと思うと同時に、何かカスタムされた方がおられましたら、ご教示いただければありがたいと思います。