ロレックス GMTマスターII Ref.126710BLROの魅力を今一度考察する

1955年に誕生した初代GMTマスター Ref.6542、実はこの時からを使ったツートーンカラーベゼルを採用しております。そして新たなモデル、Ref.1675でもこののベゼルは受け継がれ、”GMT=赤青“というイメージが定着するのは当然のことでした。のカラーリングはアメリカ・ペプシコ社が所有するソフトドリンクブランド・ペプシコーラロゴカラーと同様のことから”ペプシ“というニックネームが付きました。

二代目のRef.1675からは、ステンレスと違いゴールドを使ったモデルも登場。それにはブラウンのダイヤル・ベゼルを使い、GMTのカラーバリエーションが増えていきました。しかしGMTの中心カラーはやはりこのペプシなんです。実は日本ではこのカラーベゼルは当初、それほどの人気ではありませんでした。逆に黒のべゼルが人気だったのです。カラーベゼルは、仕事で使いにくいということがあったのでしょう。今ではちょっと考えられません。
それでは、現行モデルのRef.126710BLROの人気の秘密を見ていきたいと思います。


価格

GMTマスターII Ref.126710BLRO

定価 920,400円 2019年6月現在 約230万円 上昇率 約240%

これは以前、デイトナの紹介でも掲載いたしましたが、凄い価格です。2倍以上に価格が膨れ上がってますね。2018年のバーゼルワールドで発表された時、このGMTペプシの人気が爆発しました。その大きな理由は後で述べますが、世界的な品薄状態だけではない複合的な要素があります。

人気の理由

まず一つ目の理由としましては、この2018年に発表された時の世界事情があるかと思います。お隣の国、中国2017年GDPは、その前年(2016年)比6.9%の上昇となりました。急成長を遂げている中国ですが、この年は中国政府が目標としていた6.4%前後という数字を超えてきました。目標を超える成長をするというのは、目を見張るものがあります。経済的な大躍進は多くの富豪を生み、生活水準をある一定の所得者層から押し上げました。庶民の憧れのブランドが現実的に購入できる所得者層となった彼らのターゲットになるのは、想像に難くないですね。

そしてデイトナ人気はもちろんありますが、ペプシ人気には彼らの国民性もあると思います。ステレオタイプ的に決めつけはよくありませんが、”色物“を好む国民性があります。グリーンサブマリーナなどカラーベゼルを使用しているGMT、または金無垢などの人気に集中してきている現状が、ここに少なからず理由があるかと思います。

大きな理由の2つ目は、初代GMTマスターから脈々と続いていたペプシカラーのベゼルが、2007年のRef.16710が製造終了した後、なくなってしまったことです。これは”まさか“のサプライズでした。後継モデルのRef.116710LNが登場し、同じようにの”コーク“と呼ばれるツートーンカラーベゼルもペプシと共に終了し、ブラックベゼルのみの展開となりました。その理由は色々と言われていますが、ペゼルの素材がアルミからセラミックへと代わったことが大きな原因と言われています。それは憶測に過ぎませんが、セラミックベゼルをツートーンにする技術がまだ完成の域に達していなかったとか。2013年に”バットマン“呼ばれるのツートーンベゼルが登場。ペプシが出ないことにより、徐々にペプシを欲するファンが出てきました。期待とは裏腹に2014年に登場したペプシは、ホワイトゴールドモデルとして。価格は400万円弱。これにより、「ステンレスからペプシは消えた」という認識になりつつありました。

人は、無いものネダリをするものです。このように、いつの間にかペプシ憧れのモデルへとなって行きました。

そして迎えた2018年、とうとうステンレスモデルペプシカラーのベゼルを搭載した新型モデル、Ref.126710BLROを発表します。しかもスポーツモデルでありながら、ステンレスジュビリーブレスレットとして。

これで一気に爆発的な人気を得るようになります。あとはご存知の通り、今なお品薄状態が続いております。開発に時間を要したのか、こういった市場を見越してのことなのかはわかりませんが、全てのタイミングが頂点で合わさった感じを受けます。

ペプシマラソン

そうなりゃ、デイトナマラソンならぬ、ペプシマラソンをする人が出てくるのは必然です。店員さんによっては、デイトナよりもペプシが入手困難という人もおりました。真相はわかりませんが・・・しかしデイトナと引けを取らないぐらいの人気なのは確かです。ペプシランナーさんたちのTwitterもよく目にします。
フォローさせていただいている、ペプシモンさんです。

日数延べ訪問店舗数は凄いことになっており、頭の下がる思いです。私の感覚だと、何となくゴールが見えてきているような気がします。しかしデイトナと違い、実はGMTマスターIIの方がハードルが高いっていう店員さんの言うことは、あながち間違っていない気もします。なぜなら、人気モデルを求めて正規店へ行くと、高嶺の花と化したデイトナの在庫を聞くよりも、可能性のありそうなGMTマスターIIに矛先を向ける人が多いと聞きます。

最後に

インスタグラムに登場していた画像ですが、すでにベゼルカラーの違いを指摘している人がおりました。

右のベゼルの方が色が暗い感じがします。左がMK1(マーク1)、右がMK2(マーク2)と呼ばれているようです。この人だけではなく他にも並べて比較している方も確認しました。ちなみに私のは、MK1のようです。