まだ買えるレアな時計 GMTマスターII Ref.16710

「まだ買えるシリーズ」が今回で3回目となる。今回は、”一番有名”と言って良いほどのレアポイントを中心に書いていこうと思う。”GMTマスターII”で、レアなポイントとなれば、まず出てくるのはこれ。
そう、「スティック・ダイヤル」である。もう見飽きた人もいるかもしれないが、説明します。

黄色で囲った部分の”Ⅱ”ですが、横棒がしっかりと伸びています。これがノーマルタイプとなります

次に、黄色で囲った部分の”II”は横のラインがなく、棒が2本並んだ状態です。これが「スティック・ダイヤル」と呼ばれるレアなダイヤルです。そのほか、実はもう一種類あります。

これは、”II”の横棒があるにはあるのだが、短いパターンです。これは、「レクタンギュラー・ダイヤル」と海外では呼ばれています。「レクタンギュラー」とは、「長方形」という意味です。実はこれ、日本ではそんなにレア扱いを受けている印象がありません。「スティックか、そうでないか」が取り沙汰されることはありますが、盲点となっています。

この仕様が顕著に表れているのが、すでに製造終了している Ref.16710 の個体となっている。

海外のオークションでの価格は下記の通りです。

GMTマスター2 スティックダイヤル
GMTマスター2 レクタンギュラーダイヤル
GMTマスター2 レギュラーダイヤル

そしてこの「スティックダイヤル」であるが、調べてみると”2005〜2008年”の製造分に確認されている。他は、この後のモデルである Ref.116710LN でも、「スティック」「レクタンギュラー」が発見されている。。いずれもシリアルが「Vシリアル」だった。その上、それほどプレミア価格とはなっていない。これは超狙い目ではないでしょうか。(Ref.116710LNスティックダイヤルの販売中の個体が今は見つけられなかったのでご了承ください)

GMTマスター2 Ref.116710LN レクタンギュラー


そして、Ref.16710 は、製造年が1988年頃~2007年頃までと長年製造されていたこともあり、マイナーチェンジが何度か行われている。その一つが、2000年頃に行われたマイナーチェンジです。それは、強度を高めるために「フラッシュフィット」が別体構造から一体型に変わった。その後、2003年頃の生産分からラグの横穴がなくなり、見た目に良くなっています。この「横穴なし」は、レファレンス番号の後に”T”と表示している場合もあります。例えば、“Ref.16710T”や、“Ref.16713T”といった感じです。

左が横穴あり、そして右が横穴なし

やはり高年式の個体がプレミア度が基本的には増しているので、「横穴なし」を狙いたいですね。


最後に、これはなかなか手が出ないほどプレミアとなってしまっているマイナーチェンジです。マイナーチェンジといってもムーブメントの変更なので、大幅な変更ですよね。
当初使用されていたのが“Cal.3185”というキャリバーなのだが、Zシリアルの途中から“Cal.3186”へと変更された。この“Cal.3186”がかなりレアである。なぜならこの変更後、翌年のMシリアルを最後に製造中止となっているからである。(噂では、Vシリアルの製造もあると聞いたことがあるが、幻ですね。)

GMTマスター2 Ref.16710 “Cal.3186”


探せばまだある”GMTマスターII”のレアポイント。今回は3つほど紹介しましたが、特に、MシリアルRef.16710 が品薄状態です。200万円以内ならまだ「買い」の価格だと思います。