【パテック フィリップ】2022年新作を羨望の眼差しでチェック
- 2022.04.05
- パテック・フィリップ 時計情報局 海外ブランド
- 2022, 4910/1200A, 5172G, 5205R, 5226G, 5230P, 5231G, 5270P, 5320G, 5326G, 5374/300P, 7121/200G, 7130R, calatrava, complication, newmodels, patekphilippe, TWENTY~4, カラトラバ, コンプリケーション, パテックフィリップ
毎年、洗練されたデザインとアイデアでセンスが乏しい私でも「か、かっけ~なぁ・・・」とため息が出てしまうハイエンドブランド、パテックフィリップ。2022年も私の目を奪っています。いや、多くの時計ファンの気持ちを揺さぶっているのではないでしょうか?
しかし結果から言うと、今回はみんな大好きスポーツモデルが見当たりません。その辺り、「今回は・・・」なんて思っている方も一定数いるかもしれませんね。私は何度も言うように “縁のないブランド” なのであまり気になりませんし、ただただパテックの時計って、一つひとつのブランドコンセプトが際立っているので、見ているだけでウキウキしてしまいます。
っちゅーわけで、2022年パテックフィリップの新作をみていきたいと思います。
カラトラバ 5226G
4,510,000円(税込み)
パテックフィリップの根幹モデルであるカラトラバから、ユニークなデザインのモデルが登場しました。激シブなヴィンテージ感溢れるテイストで攻めてきた今回のカラトラバ。また、ホワイトゴールド製のケースを横から見ると、これがまた凄い。
グルっと一周、クル・ド・パリ装飾されているんです。オシャレです。もちろん文字盤もテクスチャード・ラック・アントラサイトのグラデーションダイアルです(何言っているのかよくわからない)。外側に向かって濃いグレーになっており、形状が稜角に富んだダイアルってことのようです。
5326G コンプリケーション
8,888,000円(税込み)
カラトラバ5226Gと同様の文字盤を配したコンプリケーションで、アニュアルカレンダー/ムーンフェイズ/デュアルタイムゾーンが搭載されており、やはり今年のパテックの推しがこの文字盤なんだろなぁと感じます。
カラトラバ・パイロット・トラベルタイム5524と似てはいるものの、今回はムーンフェイズとアニュアルカレンダーが搭載されているということで、非なるものです。
カラトラバ・パイロット・トラベルタイム5524
というわけで、今回のモデルにはトラベルタイム(GMT機能)とアニュアルカレンダーが初めて一つになったモデルということで、新たに特許も取得している代物です。
この裏からのムーブメントは、非常に美しいですね・・・ウットリ。
5320G グランド・コンプリケーション
10,934,000円(税込み)
今や雲上ブランドでは、トップランクに位置するモデルに使われるようになってきているサーモンピンクダイアル。今年もグランド・コンプリケーションでサーモンピンクを使ってきています。
文字盤はローズゴールドメッキのオパーリンで、上品に仕上がっていますね。ホワイトゴールドケースに自動巻きムーブメント・キャリバー 324 S Q は、永久カレンダーで指針でのデイト表示・ムーンフェイズ・昼夜窓が付いている。
5172G コンプリケーション
9,295,000円(税込み)
こちらもサーモンピンクが美しいコンプリケーションモデルです。ツーカウンタークロノグラフのこのモデルは、ケースバックから見える手巻きムーブメントが非常に美しいですね。
他の機能を付けずに、純粋に昔ながらのクロノグラフで非常に信頼性が高い作りになっていると思われます。しかしこの価格・・・涙しか出てきません・・・
5270P グランド・コンプリケーション
24,464,000円(税込み)
昨年から旋風吹き荒れるグリーンダイアル。今年もパテックから登場しました。永久カレンダーとクロノグラフを搭載した最上級クラスのモデルで、見る者の目を奪いますね。
購入できるような価格ではありませんが、めちゃんこ欲しいです、これ。そしてケースはプラチナ製。
2011年以来、パテックの技術を知らしめている5720ですが、この美しいグリーングラデーションダイアルになるだけで購買意欲が掻き立てられます。
5205R コンプリケーション
6,424,000円(税込み)
昨年登場した5905のステンレスモデルは先に紹介した5270と同じような明るいグリーンダイアルでしたが、今年はローズゴールドをケース素材に使い、文字盤はグレーに近いオリーブグリーンとなっています。同じグリーン系でも、全くテイストが違います。
左:5905/1A 右:5205R
レザーストラップ仕様で落ち着いた感じなで、大人の雰囲気を醸し出していますね。かなり僕好みのモデルです。
しっとりとしたオリーブグリーンの文字盤とローズゴールドがムーンフェイズとマッチしています。
少し掻い摘んでみていきます
5230P コンプリケーション
8,206,000円
ワールドタイムのプラチナ仕様です。ブルーのギョーシェ彫りの文字盤は吸い込まれるような美しさですね。パテックフィリップ定番のワールドタイムです。
5231G コンプリケーション
10,252,000円(税込み)
同じワールドタイムですが、こちらは文字盤中央にオセアニア・東南アジアを描いたクロワゾネ本七宝がセッティングされています。しかもこれ、しっかりと日本が描かれております。買えませんが嬉しいですね。ケースはホワイトゴールド製です。
7130R コンプリケーション
6,699,000円(税込み)
62個のダイヤモンドをベゼルにセッティングされたレディースモデルのワールドタイムです。ケースサイズが36mmなので、ストラップの長ささえ合えば男性でも着けれるサイズですね。オリーブグリーンが素敵です。
4910/1200A – TWENTY~4
1,782,000円(税込み)
女性のためのコレクションであるTwenty~4のオリーブグリーンダイヤルです。ステンレス製のクオーツムーブメントとなっています。
7121/200G コンプリケーション
4,928,000円(税込み)
パテックフィリップ最小のコンプリケーションムーブメント キャリバー 215 PS LU が搭載されているムーンフェイズです。132個のダイヤモンドがベゼルにセッティングされています。
5374/300P グランド・コンプリケーション
価格:要問合せ
最後は永久カレンダー・ミニットリピーターが搭載されたグランド・コンプリケーションです。ベゼルだけではなく、ケースにもダイヤモンドがセッティングされており、合計228個のバゲットカットダイヤモンドと13個のバゲットカットサファイヤが使われています。
ケースはプラチナ製で、重厚感があります。そして自動巻ムーブメントであるキャリバーR 27 Qは、ムーブメントをほぼ2周する《カセドラル》ゴング付のミニット・リピーターを搭載しております。
ちなみにバックル部にもダイヤモンドがセットされており、「これでもか!」というぐらい贅を尽くしております。
時計界最高峰のブランドだけあって、どのモデルも希少であり高価、実際にお目にかかることも少ないかと思います。いつか何かの間違いで購入できることができればいいなぁ~と思っております。
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