Only Watch 2019 注目モデルの結果編
- 2019.11.20
- オーデマ・ピゲ シャネル その他 チューダー パテック・フィリップ 時計情報局 海外ブランド
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何度も紹介しているのでもうお分かりだと思うのですが、2019年に開催されたチャリティーオークション「Only Watch 2019」では、史上最高額となる34億円で落札されたモデルがありました。落札した方ですが、
この真ん中の水色ジャケットのおじさんのようですが・・・誰?代理人?ちょっとわかりません。えらい興奮して喜んでいましたので、本人なのでしょうか。一応、落札者は公表されておりません。(Luc Pettavino という Only Watch のオーガナイザーでした)
さて、今回のオークションはチャリティーオークションということで、手数料などは徴収しないそうです。なので、当初私は勘違いしておりましたが、落札者の支払いは額面通りのようですね。
また、全落札金額が日本円で約46億5000万円ということで、大盛況だったのがうかがえます。そのうちの34億円がパテックフィリップ・・・
この34億円のモデルは以前にもご紹介しましたので、他に注目すべきモデルを見ていきたいと思います。
F.P.JOURNE
Astronomic Blue
1999年にフランス人時計師フランソワ-ポール・ジュルヌが設立したプライベート・ブランドです。古典的機構からインスピレーションを得た、独創的発想でこれまでに様々な時計機構を生み出しています。あまり馴染みはありませんが、時計好きにとっては、一つの「行きつく先」のようなブランドの一つです。シャネルとの提携で話題となりました(シャネルが20%ほど株を取得した)が、ブランド力の底上げの為には悪いことではないですね。
このモデルについてですが、落札予想価格:3300万円~6600万円に対し、約1億9800万円での落札となりました。そこからも、この時計に対する価値を感じます。
AKRIVIA
CHRONOMÈTRE CONTEMPORAIN ONLY WATCH
AKRIVIAというのはギリシャ語らしく、英語では「precision = 精度」という意味のようです。こちらはもっと、日本ではあまり認知度が高くないブランドなのですが、世界では大変評価の高いブランドです。
今回は、500万円~700万円あたりの予想価格でありながら、なんと約4920万円での落札となりました。この価格を見ると、タダモノではないブランドだということがお分かりいただけると思います。
AUDEMARS PIGUET
CODE 11.59 BY AUDEMARS PIGUET TOURBILLON OPENWORKED
ONLY WATCH EDITION
こちらは、日本にも大勢のコレクターやファンを持つ オーデマ・ピゲです。”CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・トゥールビヨン・オープンワーク” のコンビカラーモデルということで、構造の複雑性を際立たせています。18Kピンクゴールド製の八角形のミドルケースは、18Kホワイトゴールド製のエクストラシンベゼルやラグ、ケースバックと、さりげないコントラストを見せています。
落札予想価格は約2100万円~約2640万円でしたが、落札価格は約1億1000万円でした。さすがはAPです。1億オーバーということでしたが、私が思うに「ロイヤルオーク」の “Only Watch Edition” だったら、もっと高額になっていたかも知れませんね。
CHANEL
THE J12
INSEPARABLE FOR ONLY WATCH 2019
定番モデル “J-12” を持ってくるあたり、シャネルは自信をもっているのでしょう。街でも時折目にするこのモデルは、すごく目が行きます。
今回のオークションでは、もちろん他にも高額落札モデルはあるのですが、約270万円〜約320万円という落札予想価格から、実際は約1560万円での落札ということで、約5倍となりました。
やはり強いブランド力を持っています。特に私は、マットなブラックに魅力を感じました。このホワイト・ブラックの2本セットというのも、コレクターには嬉しいですね。
TUDOR
TUDOR Black Bay Ceramic One
そして最後に今回のチャリティーオークションで注目すべきは、チューダーです。前述してますパテックフィリップも確かに驚きでしたが、私の中では「ある程度予想通り」の部分もありました。
しかしこのチューダー、昨今の人気はホンモノなのかもしれません。予想落札価格が約40万円〜50万円とされていたのに対して、落札価格は驚愕の約3820万円です。ということは、約60倍にもなったということです。今回のパテックフィリップでも約10倍ですから、世界から認められたブランドだと言っても過言ではなさそうです。
しかもこの錚々たる出品ブランド “50社” のモデルの中で “5位” の落札価格です。今回の “Only Watch 2019” での一番の驚きでした。前回開催された “Only Watch 2017” で出品されたチューダーは “ブラックベイ ブロンズ LHD” でしたが、落札価格は約380万円。この時落札されたモデル、もしかしたら今、何かに出品したら相当な価値になっているのではないでしょうか。
他にも、ブランパンやブレゲ、エルメス、ルイ・ヴィトンなど多くご紹介したいのですが、やはりインパクトを考えるとこの辺りではないでしょうか。チューダーに関しては、感動すら覚えました。
次回は2021年の開催になるでしょうが、是非とも我らの”ロレックス” にもご降臨していただけたら、もっと盛り上がるのでしょうね。
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