【新作】インヂュニア オートマティック 40

満を持して、とはこのことか。ロレックスだけじゃなく、多くのブランドに時計好きが視野を広げるようになった今日、伝説の時計デザイナーのモデルが復活しました。

40mmのサイズのステンレススチールのケースには、ブラックグリーンホワイト3色のダイアルバリエーションをラインナップ。ロジウムメッキアップライトインデックスが施されており、視認性が非常に高く、洗練された印象を与えます。また、チタンモデルはケース・ブレスレットのカラーとの統一感のあるグレーのダイアルがセッティングされています。

正直言って、今回の Watches & Wonders Geneva 2023 の時計をざぁ~っと見渡したところ、現実的に「買いたい!」と思ったモデルがこのインヂュニアでした。特にグリーンダイアルは、ブルーとの中間色のような深さがあり、ケース、ブレスレットと全てが昨今の王道トレンドを包括したモデルだと思いました。

時計内部を見てみると、IWC自社製キャリバー32111自動巻きムーブメントを搭載しており28,800振動パワーリザーブがなんと約120時間という圧倒的なロングパワーリザーブを実現。また、高い耐磁性能を備えており、磁気による影響を受けることなく、高精度を維持することができます。

10気圧の防水性能を備えており、ケース一体型のHリンクブレスレットはかなり研究されており、インヂュニアSLと見た目は似ているが、新設計のミドルリンクを採用したことでケースの快適な装着性を向上させ、クラスプ部には精巧に仕上げられたバタフライ式のバックルが採用されています。

左から:初代Ref.1832 / 2013年のRef.3239、新作Ref.3289(黒・白)/ 1988年のRef.3508

そして何よりこのモデルが注目されるのは、そのデザインではないでしょうか。オーデマピゲロイヤルオークパテックフィリップノーチラスなど、高級時計の中でもスポーティーなデザインが特徴で、ラグジュアリースポーツという時計界の大カテゴリーを作り出したと言っても過言ではない伝説のデザイナー、ジェラルド・チャールズ・ジェンタ

彼の特徴的なデザインの一つが、ベゼルネジを組み合わせること。1976年にデザインされたこのインヂュニアもその特徴が見られます。

またチタン製のモデルも加わり、チタンステンレススチールよりも約1/3ほど軽いと言われており、また、金属アレルギーを引き起こしにくい素材ということで、今では多くの時計ブランドで採用されてきています。しかし加工が困難で、加工には技術を要するということです。使われているチタンにも種類があり、IWCではグレード5というチタン合金を使用。そしてこのチタンモデルはその素材と同色のグレーがダイアルカラーとなっていて、こちらも格子模様。凄く恰好いい。

言いたいことはまだまだあるが、キリがないのでこの辺で。今回のIWCインヂュニア オートマチック 40 は、かなりの人気になると思います。僕も少し財布に余裕があればいいのですが、問題はそこなんですよね・・・

ケース径 40.0mm
ケース厚 10.7mm
防水性 10.0気圧
キャリバー 32111
パワーリザーブ 約120時間
振動数 28,800回/時 (4Hz)
機能 両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
日付表示
耐磁性軟鉄製インナーケース
文字盤 IW328901:ブラック
IW328902:シルバー
IW328903:ブルーグリーンアクア
IW328904:グレー(チタン)
ブレスレット フォールディングクラスプ付き一体型SSブレスレット
価格 SSモデル:1,567,500円
チタンモデル:1,958,000円