ロレックスの新たな世界的ルール

世界恐慌が如く、人気スポロレは世界的に枯渇しているようですね。全てというわけではないですが、これは中国が経済大国となり、裕福になった中国の方々が世界へと旅に出て、高級ブランド品を買い漁っていることが大きな要因の一つだと思います。中国を非難しているわけではありません。かつて、日本人もそうでした。高度経済成長期から国民の収入が増え、海外旅行へ行くようになり、バブル経済へと突っ走っていた頃、ピカソやゴッホの絵画や多くのブランド品が日本へ入ってきました。結局、こういった経済状況になった国は、こういったことをするということなのでしょう。それとも、アジア人特有の行動なのでしょうか?やっぱり金を持ったらこうなるのでしょうね。

ちょっと愚痴っぽい入りになりましたが今回取り上げる内容は、「ロレックスの世界的ルール」と銘打っています。どんなルールなのかをみてみる前に、日本の正規店で購入した時の話をします。
もう何年前までだったでしょうか。かなり前になりますが、その昔、正規店で購入する際に、こんなケースに入っているのを購入した人もいるのではないでしょうか?

これは、他の記事でも紹介したことがありますが、正規店がロレックス社から入荷するときの状態です。プラスティックケースに発砲スチロールが入った輸送用コンテナです。かつてはこの状態でも購入することができました。今では考えられません。もちろん、ちゃんとしたボックスも付属していました。しかしこれは、輸送時に傷が付かない為に施したものであり、お客様にお出しする状態ではないということで世界的にこの状態での販売はなくなりました。しかし数年前まで、下の写真の赤丸部分のシールは貼った状態で買うことができました。正規店で購入したことのある人はご存知かとは思いますが、ショーケースに入っている状態の時計には、透明で一部が赤くなっている保護シールが貼られています。これは、金属同士が擦れてキズが付いてしまう部分に貼られています。このシールが付いたままでの購入が現在日本ではできなくなっています。購入時に店員さんが時計の使い方などを説明しながらさりげなくシールを剥がします。そう、「これは新品ではなくなりましたよ」という瞬間です。これがない時計は、たとえ身に着けたことがなくても、「新品」ではありません。「未使用品」なのです。

しかし並行店では「保護シール付き」を購入することが可能です。なぜなら海外では「シールを貼ったまま売っているから」です。日本ではそのルールがしっかりと守られています。その辺り、外国って緩い感じがしますよね、「アバウト」というか・・・

それがとうとう、世界的にしっかりと統一される模様です。世界各国の正規店で購入するロレックスは、販売時に全て保護シールを剥がすことになったらしいです。どこまでこのルールが守られるかは不明ですが、恐らくしっかりと浸透するでしょう。これは、世界的に枯渇している人気モデルの転売防止策の一つと考えられます。買取店は、保護シール付きの状態を「新品」として高値で買い取りますが、保護シールなしでは、若干買取価格が下げます。転売の旨味を消す作戦です。

ということで、これからは並行店で入手できる新しい個体も、どんどん未使用品ということになっていきます。もちろん、保護シール付きの個体をキープしている人が売れば、新品として世に出回るのですが、絶対数が圧倒的に今までよりも減少するのは間違いないですね。保護シール付きの個体が並行店であれば、投資としては狙っていくのも一つの手ではあります。

そして自分の個体を売る時の評価も徐々に変わると思います。もちろん「保護シール付き」を持っていれば高価買取が期待できますが、やはり未使用品の価値も上がるでしょうし、ギャランティーなどの付属品の価値も大きくなると思います。

それにしてもロレックスの販売戦略は、憎らしいほど上手ですね。出せば売れるのを分かっていながら、大量に作らない。ブランド価値を下げないような生産体制をコントロールしています。言い方を変えれば、「ロレックスが枯渇させている」ということです。

ということで、今回は「保護シールは世界的に剥がされて販売されるようになる」という統一ルールのお話でした。