【後編】R.X.W(PRO-LEX)-ケントレーディング- 弊害

前編では、この「ケントレーディング」という会社が制作している時計をご紹介した。今回も少し紹介したいと思う。他、個人的意見を今回は少し交えてまとめたいと思います。

 

当時の広告です。名前然り、見た目然り、そのまんまですよね。これを「当社オリジナル」とは流石に言えないし、流石に言ってなかった(だろう)。

買っていた人は、「ロレックスではない」と100%わかって買っていたと願うばかりです。前編でも書いてますが、海外でもある一定の人気を誇っており、それなりの信頼性があったのは確かです。

しかし、とうとう堪忍袋の緒が切れたのが、本家「ROLEX」・「CARTIER」である。「なんぼ何でも、真似しすぎ」と訴えたのだ。当の本人はどう思ったのでしょうね。こんな巨大企業が、小さな並行店を標的にした。オサーンが思うに、結構の利益が出たのだと思う。そこで、ドンドンロレックスの人気現行モデルなどにも触手を伸ばした。ここが問題だったようだ。

佐藤健氏は、どういう心境だったのだろう?

当初ケントレーディングは、ロレックスのヴィンテージモデルの「ニセモノ」を作っていた。あえて「ニセモノ」と呼ばせていただく。

R.X.W レーシンググラフ・ディノトゥア

正直言って、見た目のクオリティは良いと思う。しかも、本家「ロレックス」”ポール・ニューマン”が欲しいと思っている人が、10万円程度で売っているこの時計をみて”デイトナ”と混同することはないだろう。
しかし彼はこれは大きなビジネスチャンスだと思ったのだろう。現行の人気モデルにまで手を広げていった。これにはロレックスカルティエリシュモンジャパンが訴訟を起こした。簡単にまとめると、ケントレーディングはしっかりと負けました。本物との混同を生じる恐れがあるというのが結論です。そして、”COMEX”という表示は、ケントレーディングがちゃっかり特許庁への届け出をしており堂々としていたのだが、これも取消し請求がなされ、表示はできないようになりました。ロレックスへの1400万円程度の賠償金と製造中止がなされましたが、カルティエ・リシュモングループとの賠償金などはどうなったのかは不明です。

その後、このショップ「銀座ケントレーディング」は廃業となりました。

オサーンの思うところは、この「ニセモノ」関西弁で言う「パチモン」は、しっかりと名前を”R.X.W”とロゴを変えて売っていたので、それほど「悪い」とは思っていません。「ROLEX」「PANERAI」とプリントしてニセモノを売っていたわけではないです。当然、販売していた時も「ROLEXと一緒です」なんて言ってないはずです(多分)。
ただオサーンが一番このショップで危惧するところは、「このショップで、並行輸入・買取のロレックスなどの高級時計も同じように横並びで販売していた」ことである。同じショップ内で売っていた。
これがどういった問題なのかというと、このショップには”ヴィンテージロレックス”などが、結構良い品揃えだったそうだ。普通に入荷していれば、相当な額だっただろう。しかしこのショップは、ロレックスなどの偽物をなかなかのクオリティで作る技術をもったショップであったことだ。信じたくはないがもしかしたら、そこで売っていたロレックス偽物だったのでは?と勘ぐってします。もしくは、ダメージの大きい古い個体を格安で入手し、「ニコイチ」「サンコイチ」などして販売してたのではないか?と心配してしまう。正規の修復ではない場合、ロレックスは修理・メンテナンスをそれ以上受付けない。もしかしたら、そういうショップの非正規修理を経て、完全ロレックスオリジナル個体として販売していたのではないだろうか?

という、疑念を抱いてしまうのはオサーンだけかも。高価な買い物をして、こんな不安を抱きたくないですね。

 

 

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