ロレックス サブマリーナ Ref. 116610 カスタム by Artisans de Genève

ロレックスを見違えるほどカスタムしちゃうスーパーカスタムブランド、Artisans de Genève。これまでも数々のカスタムを施しており、そのカスタムされた時計はプレミアム価格で取引されるほど。

スケルトン化されたデイトナなんて、軽く1,000万円を超える価格となっています。Artisans de Genèveのカスタムにはセンスを感じます。

そして今回発表された新たなるカスタムがこちら。

サブマリーナ Ref. 116610 をベースとして、6時位置にムーンフェイズを取り入れた “The Sea Shepherd Challenge” です。シーシェパードとは、国際環境保護団体グリーンピースを脱退したカナダ人、ポール・ワトソンが立ち上げた過激な抗議活動をする環境保護団体。価値観の違いは

理解できるが、暴力による活動には賛成できかねる部分があります。

その活動に関してはそれぞれの意見があると思いますが、それはそれで置いといて、今回のこのモデル、ダイヤルベゼルローターアベンチュリンガラスを使い、幻想的な雰囲気を持っています。

このモデルは先述のポール・ワトソンから、Artisans de Genèveに要請があり、制作されたそうです。船乗りにとって重要な役割を果たす “” を、サブマリーナという海には持って来いのモデルに組み込むことになったようです。

アベエンチュリンガラスは、金属を含んだガラスの一種で、多くの高級時計で使われる繊細な素材。ムーンフェイズディスクエナメル二つの月シルバー製クレーターを手彫りされて、夜空の月をリアルに再現されています。

また、ケースサイドフライス加工という切削、そしてサンドブラスト仕上げを施しています。

ケースバックからはムーブメントのCal.3135が見えるようにスケルトン化されていますが、ただ単に見えるようにしているわけではなく、魅せるように加工されています。そしてローターは、アベンチュリンガラスがインサートされたホワイトゴールド製です。

毎回思うのですが、ここまで加工できるなら、自分たちのオリジナルモデルを作っても相当人気になると思うのですが、いづれそんなことも考えているのでしょうか。

一応このモデル自体は、ポール・ワトソンのユニークモデルとなっていますが、同様のカスタムも受け付けているようです。その工賃は、CHF32,520 ≒ 390万円 のようですが、当然これは工賃時計の代金は別ということです。