【オーデマ ピゲ】最高経営責任者の彼から彼女に代わる
正直、僕には全く縁がない話なんですが、時計界最高峰ブランドの一つ、オーデマ・ピゲの最高経営責任者(CEO)が交代するというニュースです。「世界中を見渡した結果、イラリア・レスタがオーデマ・ピゲのCEOとして、フランソワ=アンリ・ベナミアスの後任に就任する」と発表。
“登場人物、全員誰やねん感” をビンビンに感じますので説明します。2023年8月に正式に参加する後任のイラリア・レスタですが、2024年1月までベナミアスはオーデマ・ピゲに留まり、引き継ぎをするといいます。
顔をみたところで、結局知らんでしょうが、イケオジから仕事のできそうな女性にバトンタッチすることに。フランソワ=アンリ・ベナミアス就任中に10億ドル以上の収益を上げるブランドになったオーデマ・ピゲ。この偉業は、ほとんどのスイス時計ブランドが達成していません。モルガン・スタンレーの推計によれば、オーデマ・ピゲは2022年末時点で世界の第4位のスイス時計ブランドと位置づけられています。
レスタは、スイスとイタリアの二重国籍を持ち、スイスのジュネーブ近くに住んでいるそうです。国際的な経験を26年以上積み、最近ではファーメニッヒのグローバル香水および原料部門の社長として活躍していました。それ以前には、プロクター・アンド・ギャンブル社で20年以上にわたり、同社のヨーロッパおよびアメリカの本社でかなり上の役職を務めていました。ちなみにプロクター・アンド・ギャンブル社って知ってます?この会社の頭文字を取ったネーミングの方が馴染みがあると思います。Procter & Gamble → P&G なんです。そう、パンパースとかパンテーン、ジレットとか有名商品ありますよね。
というわけで、現オーデマ・ピゲ会長である元ティファニーCEOのアレッサンドロ・ボリオーロ氏(これまた、誰やねん)がコメントしております。
「イラリア・レスタさんを新しい最高経営責任者として迎えることを大変嬉しく思います。職人技への情熱を持つビジョンあるリーダーであり、私たちがブランドを発展させ、伝統と革新を融合し、顧客との直接的なつながりを強化する中で、オーデマ・ピゲを未来へと導いていくでしょう。
彼女の消費者への洞察力に基づく明確な戦略的思考によって結果を生み出してきた実績は、APの遺産を次世代にも継続し、持続的な成長を保証します。イラリアのチームの力を引き出すという信念と、企業の持続可能性におけるインスピレーションを与えるリーダーとしての功績は、オーデマ・ピゲが独立した家族経営企業として長い間持ち続けてきた価値観と完全に一致しています。
取締役会を代表して、フランソワに対して30年にわたるご尽力に感謝申し上げます。彼の変革的なリーダーシップは、現在のオーデマ・ピゲの成功を築く上で不可欠なものでした。彼の忘れられない貢献と年末までの在任を確保するための取り組みに感謝しています。」
Alessandro Bogliolo, Chairman of Audemars Piguet
とくに、これが時計を買ったりする上で必要な情報かと言われれば「?」ですが、こんなニュースがありました・・・ということです。
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