ランゲ&ゾーネ オデュッセウスをしゃぶり尽くす 後半

どうも、馬鹿に付ける薬を飲んじゃうタイプのオサーンです。

前半では、ランゲの歴史予約について他ブランドのラグスポについての内容でしたが、今回はオデュッセウスそのものについてのお話です。

デザインについてですが、ランゲアンドゾーネのHPによるとこう書かれています。

オデュッセウスの構想を練り始めたのは、10年以上も前のことです。そして、今から4年前に最終的なビジョンの策定が始まりましたランゲの研究開発チームを構成する開発技師、デザイナー、設計技師、技術者とプロトタイプ制作室の時計師たち全員が、全精力とディテールへの愛情を傾けて協力し合い、一つのアイデアからマスターピースを創り上げました。彼らは、いかなる新作あるいは新開発モデルも、最終的に「正真正銘のランゲ」だと認識できるようにするために、徹底した開発を行います。こうしてオデュッセウスも、かつてなかった特性を持ちながらもランゲウォッチらしい時計に仕上がっています。

一見、特別な感じはしないラウンドケースステンレスウォッチです。でも魅力って人それぞれの感性によって受けるものであって、いつも私は言っていますがその要素っていうのは複合的なもので、単一ではないことがほとんどです。時計という見た目やブランド、バックグラウンドなどの目に見える要素や、何十年と培ってきた自分の好みという内面的な要素があり、多岐に渡り複雑に絡み合った “大好きな要素” が、私にとってこのオデュッセウスには詰まっています。

と、要素云々は人それぞれっちゅーことで、この時計の開封の儀的なことをしてみたいと思います。開封しても、お店で時計は嬉しくって腕に着けて帰ったので空っぽですが、こんなセットとなっているというご報告です。

ランゲコーポレートカラーグレーの箱です。カチッとしっかりとした箱ですが、この外箱は厚紙です。リボンまでしてもらってます。

箱の中には、時計の入っている内箱とその上には革張りの手帳のようなものが入っています。これは説明書や保証書が入っています。普通のランゲの保証書入れはブラックなのですが、オデュッセウスはヴィンテージっぽいエイジングレザーの入れ物になっています。ちなみに、ランゲ1の箱・保証書入れはこんな感じです。

 

オデュッセウスは、レザーストラップがメインのランゲでは珍しい金属ブレスレットタイプとなっています。そのブレスレットも、自分で長さを調整できるようになっています。

至るところにタコの吸盤のごとく丸い印があります。ここを専用工具でプッシュすると、ブレスレットの軸やピンが抜けるようになっています。

この上の画像にある注射針のようなものが、ブレスレット調整工具です。簡単にできるとはいえ、私は不器用なので当然お店でやってもらいました。

内箱は明るいグレーで、中にはこれまたエイジングレザーの “マクラ” のようなものが入っていますが、実はこれ単体で、時計を入れて運べるようになっています。

この中に、マクラが入っています。時計を入れてみると、こんな感じです。

持ち運びもこの状態でできるってのはいいかも知れません。しかし貧乏性の僕は、これを持ち出すことがちょっと嫌なので、もしこの時計を着けずに持ち出すときは、他の時計ポーチを使うと思います。

オデュッセウスを入れるとパッツンパッツンになります。

ランゲに限らず、私は買った時計は個別に時計ケースに入れて保管していますので、箱を滅多と開けることがありません。しかしさすがは雲上ブランドだけあって、時計以外の部分も丁寧な作りになっている印象です。

残念ながら腕のモデルが悪いので時計のイメージが落ちてしまいますが、ランゲ最高責任者であるヴィルヘルム・シュミット氏も着けていました。

やっぱりクセのある時計って、人を選ぶんでしょうか・・・私も選ばれるような人間になりたいもんです。