H.MOSER & CIE. Streamliner Flyback Chronograph Automatic Ref.6902-1201
これは心に突き刺さる。H.モーザーの時計が欲しくて、シンプルなストリームライナーという新しいスレンレススチールのスポーツラインに注目していた矢先、数ヶ月前に新作をリリースしたにも関わらず2020年11月、畳みかけるように新作を発表してきた。
2020年の初め、H.モーザーから発表されたストリームライナー フライバック クロノグラフは、衝撃的だった。それまで、レザーストラップに金無垢ケースというハイプライスではあるが、カラーバリエーションが豊富なドレスウォッチとしてのイメージが定着していたが、グレーのフュメダイヤルにステンレスケース・ステンレスブレスレットという「H.モーザーがスポーツモデルを作るとしたらこれしかない!」というクロノグラフを投入してきた。
というより、H.モーザーがSSスポーツモデルを出すとはその当時、思ってなかったんですけどね。
しかしそれは100本限定、5,280,000円というなかなか超えなければいけないハードルの高いモデルでした。でもこの限定モデルは、画像にあるロゴを見てもらえれば分かるかも知れないが、2020年のGPHG(ジュネーブ ウォッチ グランプリ)で、ベストクロノグラフ賞を受賞したことで、注目の高さを証明してみせた。というわけで、評価はかなり高いモデルです。
そして2020年の8月には、ストリームライナーのシンプルな三針ステンレスモデルを発表。これは限定モデルではないものの、入手が困難なほど人気となっている。
美しいグリーンダイヤル、もうすでに購入している方がおられて羨ましい。試着してみたが、最高にフィットするブレスレットだ。
そして2020年に3本目のストリームライナーを発表するという暴挙。これはやってられない。欲しいと思ってるモデルを買おうとしている尻からまた新たな超絶恰好いいモデルをブチ込んでくる。
H.モーザーの代表的なカラーの一つ、ファンキーブルーをダイヤルに、目盛りにはホワイトとレッド、夜光にはグロボライトを使用しています。ん~、美しいですね。
シンプルを極めたブランドなんですが、この裏スケから見えるムーブメントは鳥肌が立つほど美しい機械美を見せつけてくれます。
一見、手巻きのように見えるが、自動巻きです。H.モーザーが共同開発した時計工房アジェノー製エクスクルーシブ・キャリバー、HMC 902 は大変複雑に作られていますが、この時計のシンプルな表面、複雑な裏面のギャップこそがM.モーザーの真髄だと思います。
2020年、”H.モーザーが大ブレイクした年” として私の中の時計年表に刻まれました。
凄く手の混んだ芸術的な時計なのは納得なんですが、やはり私には価格のハードルが非常に…メチャンコ欲しいんですけどね…
ケース径 | 42.3mm |
ケース厚 | 12.1mm |
素材 | ステンレススチール |
フロント・ケースバック | サファイヤクリスタル |
防水 | 12気圧 |
ダイヤル | ファンキーブルー “フュメ” ダイヤル |
夜光 | グロボライト |
ムーブメント | HMC 902 |
振動数 | 21,600/h |
パワーリザーブ | 54時間 |
ブレスレット | インテグラル SS ブレスレット |
価格 | 5,280,000円 (税込) |
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