GRAND SEIKO Spring Drive Godzilla 65th Anniversary Limited Edition SBGA405

オススメ度★★☆☆☆

ゴジラ…私はまともに観たことがない。しかし日本人なら必ず知っているキャラクターの1つであることは間違いない。日本固有の、世間に認知されたキャラクターなのだ。

そんなゴジラはいつしか海を渡り、海外でも映画などを制作されることとなった。ハリウッドでは3作も映画化されているらしい。もう日本だけのものではないようだ。

グランドセイコー(GS)がゴジラ生誕65周年を記念して今回作り上げたモデルは、世界の時計業界でも取り上げられている。もちろん “What’s GODZZILLA” とはなっていない。

前置きが長くなってしまったが、なぜ今回ゴジラなのか。それは、スプリングドライブ誕生20周年5年刻みでゴジラ生誕と一致したからに違いありません。

画像を見てもらうとおわかりだと思うが、ゴジラが初めて登場した時に、東京で大暴れしました(毎回暴れてますが)。その時に、事もあろうに銀座和光本館の時計塔をぶっ壊すという振る舞い。これには当時のセイコー関係者も怒り狂っていたとか。

これがゴジラセイコーとの関係のきっかけということです。その時の恨みをセイコー社は持ち続け、いつしか仕返しを…そして迎えた2019年。

時は経ち、今度はGSがゴジラに乗っかるという逆手を65年の歳月を経て成し遂げ、見事に借りを返した形となった訳です。そのモデルがこちら。

デザインは決して悪くなく、むしろ深い赤は魅力的でもあります。かなり興味をそそられます。搭載するムーブメントは、誕生20周年を迎えた独創の機構「スプリングドライブ」。本作では、平均月差±10秒を誇る特別精度の”キャリバー9R15“を採用しております。

キャリバー9R15“は最もスタンダードな9Rスプリングドライブムーブメントキャリバー9R65“を、より高精度に特別調整したムーブメントです。まさに究極のムーブメント。

し、しかしだ。これはオサーンの個人的な意見である。ご了承願いたい。まずは何も言わずにケースバックをご覧いただきたい。

本当にこの時計が欲しくて悩んでいる時に、このケースバックのイラストを見てしまうと、はっきり言ってオサーンは・・・。誰も「違う」とは言えなかったのだろうか。いや、このイラストに全く違和感がなく、「これぞゴジラ記念コラボ」と捉えられる大きな人間ではないというのか、私は。私は子供が描いた絵のように見えて仕方がない。あくまでも個人的な感想です。

でも時計としてのこのルックスは、何とも大人の赤で、カッコよく見えます。

将来性

将来性については、特に感じることはないのですが、時計としては完成されていおり、上記したこと意外は完璧に近いのではないでしょうか。スプリングドライブ自体の精度と堅牢性をさらに高めた特別品。美しいダイヤルカラーに革ベルト。オン/オフ問わず使える時計だと思います。

価格帯

定価 1,300,000円(税抜き)です。なかなかの価格ですね。2019年11月9日、セイコーフラッグシップサロングランドセイコーブティックおよびグランドセイコーサロン限定モデルとなっております。

スペック

外装 : ブライトチタン 裏ぶた:ブライトチタンとサファイアガラス
ガラス材質 : デュアルカーブサファイア
コーティング : 内面無反射コーティング
ルミブライト : あり(針・インデックス・ベゼル)
ケースサイズ : 横 44.5mm × 厚さ 14.3mm
バンド材質 : シャーク
中留 : ワンプッシュ三つ折れ方式
ムーブメント : 9R15 
駆動方式 : スプリングドライブ
駆動時間 : 最大巻上時約72時間(約3日間)持続
精度 : 平均月差±10秒(日差±0.5秒相当)
防水 : 日常生活用強化防水(20気圧)
耐磁 : あり
その他 :
  • ・シースルーバック
  • ・スクリューバック
  • ・ルミブライトつき
  • ・ねじロック式りゅうず
  • ・特別精度調整モデル
  • ・石数 30石
  • ・秒針停止機能
  • ・パワーリザーブ表示機能
  • ・裏ぶたシリアルナンバー入り