GRAND SEIKO Sport GMT Hi-Beat Ref. SBGJ239 / SBGJ237

GMT機能付き腕時計は、腕時計の機構の中でも最も実用的な機能の一つなのは言うまでもないと思います。国境を超えて仕事に旅行をすることは、今や普段の生活の一部となっている人も多いかと思います。

グランドセイコーの数多いラインナップにも、当然、GMT機能付きモデルは多く存在します。

ELEGANCE GMT Ref. SBGM221

しかし今回発表した Ref. SBGJ239 / SBGJ237 は、他社ブランドに強烈なライバルのいる “スポーツモデル” のカテゴリーに満を持して投入してきました。

とはいうものの、実際は既にスポーツモデルのカテゴリーには多くのモデルを輩出済みです。いわば、「兄弟モデル」と言えると思います。しかし大きな違いがあります。それは心臓部が機械式ハイビートとして誕生したことです。

SPRING DRIVE GMT SPORT Ref. SBGE248

Ref. SBGE215(左)  Ref. SBGE201(右)

上のモデル達は、スプリングドライブを搭載したモデルとなっており、メカニカルウォッチを愛する者にとって今回のRef. SBGJ239 / SBGJ237は、物欲を掻き立てられるモデルということです。

シースルーバックではありませんが、このグランドセイコー獅子が付いているケースバックはなかなか好きなところでもあります。

まず、SBGJ239ブラック×ホワイトのツートーンベゼルに、深いグリーンカラーダイヤルというのが特徴です。ストラップは、クロコダイルで、シックな印象を与えます。

SBGJ239

そしてSBGJ237は、ブルー×ホワイトのベゼルにミッドナイトブルーのダイヤル。プッシュボタンクラスプのステンレスブレスレットという組み合わせである。

SBGJ237

デザインなんかもかなり恰好いい作りで魅力的なんですが、実際にはサイズの問題があります。先行してアメリカでは既にリリースされているようですが、SBGJ237 / SBGJ239 のケースサイズが44.2mmで、厚さが14.4mm となっている。わざわざリュウズを4時位置にずらしている所を見ると、グランドセイコーも大きいと感じていることなのでしょう。

実際、ロレックスのプロフェッショナルモデルでも、シードゥエラー・ディープシーのケースサイズが44mmです。これを考えると、私のような貧相な体系の人間には似合わないと判断せざるを得ません。デザインは大好きなんですけど・・・

となれば、やはり海外では人気が出るモデルでしょうね。

夜光ですが、午前を表す部分は下地の夜光が光り、午後(夜)を表す部分は数字が光るようになっており、この夜光の光り方はかなり恰好いいですね。

やっぱ大きさ関係なしにこのモデルは欲しいですね。恰好いいや、コレッ!

スペック / 価格

型番(Ref.) SBGJ237 / SBGJ239
ケース素材 ステンレス
ケースサイズ 横 44.2mm × 厚さ 14.4mm
ムーブメント メカニカル 自動巻(手巻つき)Cal. 9S86
駆動時間 最大巻上時約55時間持続
精度 静的精度:平均日差+5秒~-3秒
防水 日常生活用強化防水(20気圧)
その他
  • 24時針(デュアルタイム表示機能)
  • 回転ベゼル(24時間表示)
  • ねじロック式りゅうず
  • カレンダー(日付)機能つき
  • 石数 37石
  • 秒針停止機能
  • 裏ぶた獅子の紋章つき
  • スクリューバック (製造上の理由により、裏ぶたの向きには個体差があります)
  • カレンダー連動時差修正機能
価格 SBGJ237 : 792,000円 (税込)2020年7月10日発売予定
SBGJ239 : 770,000円 (税込)