FUGUE WATCHES “Fiction One” Mystery Dial Watch

新興ブランドの Fugue Watches フランスデザインスイスメイド2017年に設立されました。最初に作られたモデルは、「自分でケースを交換できる」という、新しい挑戦的なモデルを発表しました。

そして今回の時計ですが、何ともシンプルでありながら不思議なダイヤルなんです。一度動画をみていただくと、よくわかります。

この時分針、浮いているようにみえるんです。このモデル「フィクション ワン」はミステリー小説に触発されて作られたといいます。

フィクション ワンのムーブメントはセリタ製の自動巻きムーブメントを搭載。文字盤カラーは、グラデーションをつけることによって、ミステリアスな感じを表現しています。そして特徴的なこの時分針、どこにも接続されていないように浮き上がって見えます。

すごく面白いデザインだと思うんですが、どうですか?これ、実は実際に発売されるかは未だ未定です。というのは、これは Kickstarter での予約販売なんです。

Kickstarterとは・・・

Kickstarter(キックスターター)とは2009年に設立されたアメリカ合衆国の民間営利企業で、自社のウェブサイトにおいてクリエイティブなプロジェクトに向けてクラウドファンディングによる資金調達を行う手段を提供している。基本的にこれは寄付であり、資金調達した者にとって投資ではないので返済の義務はない
プロジェクト創設者は資金の調達期限と目標最小金額と設定するが、もし設定目標が期限に達しなかった場合は資金を得ることはできない

という。このフィクション ワンに関しては、日本からだと購入金額として約53,000円を出資する(送料込み)。これで、Fugue Watches が目標資金に到達すると、出資者に対してこの2モデルのうちどちらかを発送することとなっている。実質的に、購入するということである。しかし目標金額に達しなかった場合は終了となり、金銭的な動きはなく出資者はお金を使うことなくプロジェクト終了となる。

目標調達額は、78,000ユーロ(約9,700,000万円)だ。期限が2020年10月29日で、今のところ33,846ユーロの調達に成功している。が、まだ半分も満たない状況です。となれば、あと数日でこの計画は立ち消えしてしまうということになる。なんとももったいない話だと思う。機械式時計としても、かなりお得な価格だとは思うのだが、世界的にまだ認知されていないのだろうか・・・

ちなみに私も出資している。もっと早く知っていれば、約2万円強で参加できたみたいです。

さて、種明かしなのですが、この不思議なシステムは透明なディスクによるトリックとなっています。文字盤の回転ディスクに時針が付いており、分針が描かれている透明ディスクが重なっており、そのディスクが回っているという仕掛け。

考えてみれば簡単な仕掛けなのですが、それを綺麗に形にしているところが良いんですよね。飲み屋に行ってもこれで可愛い子ちゃんを落とせるかも知れません。

目標金額に達成したら時計が2021年2月頃にデリバリーされるということです。どうですか、みなさん?
詳しくは、Fugue “Fiction One” Mystery Dial Watch をチェックです!

ケースサイズ 38.0mm
ケース圧 12.6 mm
素材 スレンレススチール
防水 50m
ムーブメント Sellita SW200
機能 時・分
巻き上げ 自動巻き
振動数 28,800/h(4Hz)
パワーリザーブ 38時間
ストラップ レザー・ピンバックル
限定 690本(初回)
予約 Kickstarter 10月29日まで
価格 395ユーロ(約49,000円)