FREDERIQUE CONSTANT Highlife Perpetual Calendar

日本では色んな商品の価格破壊が起こっており、1990年代から低価格化（コモディティ化）が衣料品、生活用品、その他多くの分野に波及し続けています。

しかしそれとは逆に、嗜好品には付加価値を問うものも数多くあります。みんな大好き、腕時計なんかは顕著ですね。100均でも買える物から、数百万もするブランド時計。

特に複雑機構を搭載した機械式時計は、その小さなケースに収める技術、装飾、そしてブランドのネームバリューが価格に大きく反映しています。

スイスに誕生したブランド、フレデリック・コンスタントは、「手に届くラグジュアリー」をブランドコンセプトとして誕生し、自社工場で生産・管理するマニュファクチュールでありながら、リーズナブルな価格帯で多くのモデルをラインナップしている。

今回ご紹介するこのモデルは、機械式時計の機能としては最も複雑な機能の一つ、「永久カレンダー」を搭載している。永久カレンダーは、4年に1度の閏年まで認識してカレンダーを調整し表示する。そんな機能を持った時計は、500万円や600万円を下らない。

しかし価格破壊をみせるブランド、それがフレデリック・コンスタントです。

2020年の新作モデル、ハイライフ パーペチュアルカレンダー マニュファクチュールの価格は何と105万円（税抜き）～です。これは紛れもなく価格破壊です。

シルバーダイヤルのモデルにはアリゲーターストラップとラバーストラップのインターチェンジャブル仕様。41mmと、納得のサイズ。

Ref. FC-775S4NH6

何ともスタイリッシュなデザインで、スポーティでもあります。

そしてブレスレットモデルでラバーストラップ、レザーストラップが付いたインターチェンジャブル仕様のブルーダイヤルは、これまた格好いい。

Ref. FC-775N4NH6B

このモデルは、108万円（税抜き）。

他に、日本では取り扱いのないモデルとして、ローズゴールドにメッキされたコンビモデルも。

Ref. FC-775V4NH2B

実を言うと、この新作のハイライフ パーペチュアルカレンダー マニュファクチュールは、全く新しいモデルというわけではありません。というのも、2016年に発表されたスリムライン パーペチュアルカレンダー マニュファクチュールというモデルに搭載されたFC-775というムーブメントをそのまま利用しているからです。

Slimeline Limited-edition Manufacture Perpetual Calendar for Bucherer

それだけ、信頼性のあるムーブメントということがよくわかります。機械式時計にのめり込むと、どうしても複雑機構にハマる時があります。今は良い時代なのかもしれません。この価格で買えるんですからね。