CHOPARD Alpine Eagle Large Ref.298600-3001(blue) / 3002(gray)

オススメ度★★★☆☆

宝飾品ブランドとして名高い”ショパール“から、自社ムーブメント搭載のラグジュアリースポーツモデルが2019年に登場しました。

その名も、「アルパイン イーグル」です。まさに今、人気のラグジュアリースポーツのカテゴリーに参入する形となったのだが、そこには、ショパールの自信がうかがえます。

ショパールの共同社長を務めるカール-フリードリッヒ・ショイフレ1980年に生み出した最初の時計「サンモリッツ」を現代的に解釈したモデルです。カール-フリードリッヒがデザインした「アルパイン イーグル」は、彼のアルプスへの情熱とワシの圧倒的な力強さを宿します。

という説明がされているように、この「アルパイン イーグル」は1980年に発表された「サンモリッツ」というモデルを踏襲して生まれたモデルです。8本のビスで留められたベゼルは、スポーティなデザインを際立たせています。

そして何といってもオサーンが気に入ったのが、このダイヤルです。写真で見るのと実際に生で見るのとでは、大きくイメージが違います。本当に美しいダイヤルです。

この「シワ」のようなダイヤルは、「ガルヴァニック加工」という電気化学反応により変質させて作り出す、何とも美しい模様です。

将来性

恥ずかしながら、ショパールが数々の時計を作っているイメージが全くありませんでした。しかし、ショパールへ足を踏み入れると、それなりの数の時計が並んでおり、時計にも力を入れているのだと感じました。

ダイヤルカラーは2種類ベルニナグレー(右)とアレッチブルー(左)と、いちいちカッコいい名前を付けてます。

今後、どのような展開をショパールがしていくかによって、またこの「アルパイン イーグル」の価値も将来的に大きな影響を与えることと思います。

ほか、ブレスレットは「ルーセント スティール A223」と名付けられた、極めて丈夫で光を反射する特殊なスティール合金を採用しており、着け心地も優れておりました。

しかし、欠点と言うかもう少し頑張って欲しい点もあります。それはケースバックのスケルトンです。

いや、スケルトンはむしろショパールの時計と言うことで大いに期待するところ。しかし如何せん「ムーブメントの美しさ」を期待した分、少し残念に思った。宝飾系ブランドならではの、美しい装飾を期待してしまったのだ。何か「簡素」な中身に感じてしまったのは、これまで様々な時計を見てきて目が肥えてしまったせいなのだろうか。

しかし全体を見ると、やはり”“というか独特の雰囲気を持っており、購入意欲をそそられます。

価格帯

定価 ¥1,470,000 です。雲上ブランドのSSラグジュアリースポーツモデルと比較すると、お手頃感はあります。ショパールも、その辺りを完全に意識している中での価格ですね。

まだ流通したばかりなので、セカンドマーケットではお見受けしませんが、海外のサイトだと125万円新品)ぐらいで買えそうです。

スペック

素材  :
ステンレススティール

ケースサイズ :
41.00 mm

文字盤 :
ガルヴァニック加工が施された文字盤はワシの虹彩を想起させる仕上げ

スーパールミノバ グレードX1を塗布したロジウム仕上げのローマ数字とインデックスを配置

風防 :
無反射コーティングサファイアクリスタル

リューズのタイプ :
ねじ込み式

リューズの素材:

ステンレススティール

ケースバック:

サファイアクリスタルのシースルー

防水:
100m

 

バックルのタイプ:

フォールディングクラスプ

素材:

ステンレススティール

認定:

認定クロノメーター COSC(スイス公式クロノメーター検定局)

ムーブメント:
CHOPARD 01.01-C

部品数:
207

装飾:

スネイルモチーフを施したブリッジ、サーキュラーグレイン装飾の地板

ひげゼンマイ:

フラット

パワーリザーブ:

パワーリザーブ約 60時間

振動数:
4 Hz(振動数 毎時28,800回)

巻上げのタイプ:

機械式自動巻きムーブメント

石数:
31