CARTIER Santos de Cartier watch Ref.WSSA0037 / WSSA0039
「黒い時計が好き」そう思っていた方には朗報です。出ました、黒いの。
男女問わず “黒” か好きな方は多い。好きではなくても、選んだ洋服の色が、結果 “黒” だということも多い。時計の世界を見ていると、大半を占めるのがステンレススチール(SS)かと思います。色は “シルバー” で、他の金属素材となるとゴールドやブロンズ系となります。”黒い金属” も「タンタル」というのがあるにはありますが、磁気帯びしやすい性質であり、使われることが少ないのが現状です。黒を求めると、金属ではなく、カーボンか樹脂系の素材となっていまいます。
金属にこだわると、 “黒く塗る” ということになる。カスタムを生業とするする会社などで採用される金属を黒くする加工は大きく分けて、2種類あります。
1つはPVD加工(Physical Vapor Deposition)で、日本語では物理的蒸着法といいます。表面に薄膜を形成する蒸着法でメッキよりも強く、今ではブラック以外にも着色できるようです。
そして2つ目がこのサントスに使われている方法、ADLC(Amorphous Diamond-Like Carbon)で、非晶質ダイヤモンド風カーボンの略です。これはPVD加工よりも強く、ダイヤモンド並の硬さ、テフロンよりもなめらかなカーボンでコーティングする最先端技術です。
ステンレススチールのシルバーとADLC加工されたブラックベゼルとのコンビモデルが Ref.WSSA0037 です。あんまり真っ黒というのがどうかと思う方には、ほどよいブラックを味わえるモデルかと思います。
Ref.WSSA0037
SSのシルバーだと、少しラグジュアリー感もあり素敵ですね。サントスらしさが十分に残っています。
Ref.WSSA0039
対してこちらはフルブラックとなり、スポーティーなイメージが強く出ています。ステルス仕様は、若い人にもウケが良いと思います。恰好いいですね。
実は2016年に発表されたモデルに、 Santos 100 ADLC というモデルが発表されています。今回のモデルとは違い、ファブリックストラップが採用されており、秒針が赤という特徴がありました。
Santos 100 ADLC
2019年には、スケルトン仕様のADLC加工されたサントスも登場させていおり、カルティエはADLC加工がお家芸となりつつあるのかもしれません。
それにしても、真っ黒な時計って一本欲しいですね。
ケース径 | 39.8mm |
ケース厚 | 9.38mm |
防水 | 100m |
素材 | ステンレススチール(ADLC加工) |
価格 | 869,000円(WSSA0037) 869,500円(WSSA0039) |
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