チューダーのダイバーズモデルを紐解くと、2つに分岐するといえる。過去のチューダーからインスピレーションを受けたブラックベイシリーズ、そしてプロフェッショナルなペラゴスシリーズ。どちらのシリーズもファンからの支持が高く、とりあえず日常生活での使い勝手が非常に良い。そして2年前からチューダーはペラゴスの新たなるラインであるペラゴス FXDを発表。この時計は、ダイバーである兵士達が使用していた過去のモデルをオマージュし、フランス海軍であるマリーンナショナルと共同開発されました。固定されたストラップバーと、双方向回転ベゼルに反時計回りに目盛りが打たれたダイビングスケールが備わっていました。しかし今回、チューダーはペラゴスFXDの新モデルにはブラックを選び、通常のダイビングスケールが備わったベゼルで発表しました。
ケースはチタンの削り出し、ケース径は42mm、厚さは12.75mm。ラグ-ラグ間は52mmです。ラグの端からラグの端までの長さは52mmです。チタン製のケースの上には、双方向ではなく一方向のチタン製回転ベゼルがあります。ベゼルは黒いセラミック製。リューズは、リューズガードがあり、ネジ込み式。それにより、防水性は200メートルを確保しているようです。
ペラゴスFXDと今回のモデルとの違いは、ストラップバーが固定(Fixed)された極めて頑丈な構造になっていることです。通常、ブレスレットやストラップを取り付けるためには、バネ棒やインターチェンジャブルシステムに頼ることになりますが、このモデルはそうではなく、押しピンが折れて時計が手首から落ちるリスクを考えてデザインされています。
文字盤が青から黒に変わっただけではなく、”Pelagos”という文字が赤でプリントされ、今年6月に発表された “FXD Alinghi Red Bull Racing Editions” と同様となっています。最初のFXDでは、それ以外の部分では、スノーフレーク針、アワーマーカーは同じようです。夜光にはスーパールミノバが使用され、暗闇では青い光を放射します。
この頑丈なケースの中には、チューダーのMT5602製造ムーブメントが隠れており、これはケニッシ製。直径31.80mm、高さ6.5mmで、25石を使用し、1時間あたり28,800振動で、COSC認定のクロノメーター。70時間のパワーリザーブです。
ペラゴス FXD ブラックは、レッドストライプの入ったグリーンのファブリックストラップで、さらに黒いラバーのシングルパスストラップが付属しています。限定モデルではなく、価格は540,100円となっております。
ケース径 | 42mm |
ケース厚 | 12.75mm |
ケース素材 | チタン (ケースバックはステンレス製) |
ベゼル | ブラックセラミック |
防水性 | 200m |
文字盤 | マットブラック |
ムーブメント | MT5602 |
パワーリザーブ | 70時間 |
ストラップ | グリーンファブリック ブラックラバー |
価格 | 540,100円 |
コメント